木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

トマト栽培の終焉

2023年07月27日 05時36分52秒 | 耕作放棄地

今が盛りの夏野菜だが、早々と終焉期を迎えた物も。食害されたトウモロコシを別格とすれば、トマトが1番手であろうか。赤い実を豊富にみのらせてくれたが、次第に実りが小粒となり、腐食の状態をも目撃する事に。茎に勢いが無くなってきたので、人間で言うところの高齢期に入ったのだろう。実の付きも早かったが終焉期の到来も速いようだ。残すところは撤収しかあるまい、そう決心し作業に取り掛かる事に。トマトはご存じのように結構茎が大きい。撤収するにはスコップで根を掘り返す必要があり、その前に邪魔となるネットを処分しなければならない。

赤い防鳥ネットは今回大活躍の模様で、鳥害に悩まされた形跡はほぼ見られなかった。茎類の上部に被せただけの単純な構成だったのだが、鳥類に取っては大きな警告となったようだ。それと留意したのが、1日前収穫の原則、例のアライグマ対策のセオリーだ。つまり茎上で完熟を目指せば美味しいのだが、鳥類に発見されやすい。従って少し早めに収穫し、自宅で熟成を実施したのだ。多少は効果があったものかと推測している。

ネットは再利用も考えられるが、回収の手段が手間暇だ。もったいないが時間と労力とを優先することに。早い話、切り裂いて茎毎処分する手法だ。これまた焼却できるまでは数週間の日数が必要だろう。待機する乾燥期間、何処で保管するかの問題はあるが、即座に処分できないのは難儀な事態、どうやって工夫すべきか悩ましいところだ。畑には空きスペースというか、自由な空間が必要なんだが、大半の仲間達には困難な状況だ。耕地の一部を転用するしか無いだろうな。

お隣の例の「百姓候補生」氏は既に撤去済みのようで、明るく開けた空間が広がっている。器用に撤去した模様で、支柱とネットだけが寂しく取り残されていた。どちらにせよ耕耘作業が必要なので、支柱も撤去対象だと思うが、時間調整中かな。次なる予定は、来月末から始まる冬野菜の種蒔きや植栽だ。それまでに耕耘作業も終えなければ為らないが、彼の場合トマトの病気発生もあって土壌改良を実施するとか何とか。秘策を考慮中の模様だ。長年、同じような場所で似たような作物を作っているので、土壌が疲弊しているのだろう。人間で言うところの免疫力不足かも.しっかり食べて休養して体力の回復を目指すべきは、人間様も同様かな。タンパク質の摂取も必要、くれぐれも「朝食抜き」などは実施しては為りませんぞ。

連日35度前後の厳しい暑さが続いている。出来ることなら、出動停止でエアコンの効いた部屋で昼寝でも為さったら・・・・・・そんな思いも出てくる先輩方だが、ほぼ連日のご出勤の様子、何ともはや。作業時間は従来より短くなったとはいえ、労働環境の厳しさは同じこと、熱中症等で倒れないように、ご注意を願います。

 

 

 

 

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