木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

地盤沈下の恐れ

2023年07月29日 05時10分00秒 | 耕作放棄地

治山治水は為政者の責務・・・・・・古来より重視されてきた地政学上の視点である。何時の時代に於いても、支配下の地形を重んじ、維持管理に努めてきたのはある意味当然かも知れない。信玄公の出番が続くが、彼が領内の治山治水に努め「信玄堤」と呼ばれる工作物を20年余掛けて作り上げたのは有名な話だ。それほど大規模な事例では無いが、似たような話は近隣でも発生する。かなり小規模だが、子狸の耕地でも水流のからみか地盤沈下の可能性があり、難儀している。

画像で図解した方が早いかと思うが、上段画像の赤線が水流の正当な流れである。本流から分岐し、受け枡へと流し込んで溜め池へと導入している。地下の事情なので証拠は見当たらないが、どうも黄色の線の如く流れが生じているみたいなのだ。現象面では地盤がユルユルとなり、部分的には沈下が始まった。あわてて砂利4袋を詰め込んで応急処置を行ったが、不安が生じている。水の力は強大だ。時間の経過で地形を作り替えるのは朝飯前、各地での豪雨被害でご想像はつかれるかと思う。

現場は師匠の領域と子狸耕地との境界線、いわば両者が関わっている分水嶺みたいな場所なのだ.お互いに協力しあって解決しなければならない。現場が崩壊すると、畦道の通行が不可能となり、奥地への出入りが妨害される。多くの人々に迷惑をかけてしまうのだ。とりあえず砂利を再度4袋購入してきた。推測だが、地下を黄色線の如く水が走り、土砂を少しづつ流しているものと思われる。土砂を投入しても同じ事、やはり砂利で無いと対応困難かと判断したのだ。砂利は何種類か積み上げてあったが、一番大きめな物にした。沈下を受け止め地盤を支えてくれると思ったからだ。

当面は監視を続けるが、徐々に叉沈下が始まるだろう。搬送した砂利で対応の予定だが、根本的には石垣の組み直しが必要かも。当該地の地主殿はそうした事情には無関心のようだ。とりあえず子狸で出来る範囲での対処が求められるかな。

 

 

 

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