木漏れ日の雑木林

金剛山の西山麓で里山の保全活動を行っています。自称若者集団ですが、実態は?

蓮華は汚泥の中に咲く

2023年07月16日 05時52分56秒 | 余話

熱帯夜みたいな状況が続きますが、お元気でしょうか。暑苦しさで早めに目覚めてしまうこともあるかと思いますが、しばし床を離れ涼やかな夜明けの道を辿るのも楽しみかと。この時期、密かに訪ねる訪問先があります。車が必要ではありますが、興禅寺(河内長野市)という小さな山寺です。曹洞宗の禅寺ですが、森の中にあってハス池が美しく、タイミングを間違わないと「白蓮」に遭遇する事が可能です。今頃が適期のようで、ハス池の中には真っ白で清楚な花の姿が。

あれこれ語るよりも画像をご覧戴く方が早いでしょう。白蓮は早朝に咲く、とも聞きます.そういった意味でも夜明けの時間帯が望ましいのかなと。山寺は静寂で、時折散歩される地元の方が通り過ぎられる程度、静謐な時間を楽しめます。ハスの花を捉えるには望遠レンズが必要ではありますが、遠目に眺めるだけでも満足できるかと。この池、白蓮のみでピンクの花は咲かないようです。「蓮華は汚泥の中に咲く」との言葉がありますが、イメージ的には白蓮を指しているのでしょう。選択して植え込まれたのかも。

ピンクのハスの花は、同じく河内長野市の延命寺が有名でしたが、最近は少々勢いが薄いようです。近くなので両者一緒に訪問されるのもアリかなと。車だと10分~15分程度でしょうか。

先般、ヤブカンゾウの花を取り上げましたが、同じ時期に咲く花でも評価の違いが出てくるのは致し方無いこと。根本的には好みの相違でしょう。真っ白な白蓮の花は何とも美しく、ひっそりとした時間帯ともあいまって怪しげな光沢を放っているようにも思われます。少し早めの時間帯ではありますが、車を走らせてみられるのもお勧めかなと。ちなみにタイトルの言葉には仏教的な深い意味があるようですが、洞察力に恵まれない子狸は、困難や苦しみがあってこそ大輪の花が咲く・・・・・・・と言った意味合いかなと理解しております。

 

 

 

 

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