土曜お仕事の帰りによってきました。
場所は地下鉄南北線自衛隊前駅隣接。
定山渓鉄道真駒内駅付近です。
札幌の気温 30度。
夏季の土日と夏休み期間は開いているのですがナカナカくることがないのでいい機会です。
わが自宅から車で5分なんですがw
ほぼ毎日この前を通っているんですがww
札幌市地下鉄の初代電車。
1000系。
昭和50年からは2000系に統合されていますが、改番とは時期が異なり、2000番台をつけた1000系とか、このあたり地味にややこしいです。
ひとめで「究極に格好悪い」スタイルです。
どうしてこんな超前衛的デザインになったんだろうと思うんですが。
物凄い凝りようのある電車であることは事実です。
アルミ車体だったり、ステンレスの飾りが凝っていたり、窓も巨大。
機構的にもゴムタイヤとか言う前に、この軸配置だし。
車体のどまんなかに大きな動軸があります。
どうしてこうなったのか?
その原点が
バスだからw
一号試験車がこれです。
バスなんだもん。
これを背中合わせにしたら、2000系の軸配置になったんだモノ。
3号試験車、はるにれ。
カッコいいのか悪いのか微妙。
案内構造。
見て解りかと思いますが「車のステアリング構造がそのまま生きています」
片側に扉がなく
片端。
何を目指していたんでしょうw
電車なのか、バスなのか。
3軸構造があまりにもオリジナリティがありすぎます。
トーションバーの構造も電車とは思えませんね。
素敵過ぎます。
2000系はこれ試作車でして。
現役の一番編成は中間封じ込めに成り、結構改造されていたんですよね。
方向幕を撤去してジャンパワタリボックス溶接したりして。
でも復元されています。
一時期、その封じ込め編成の両端を使ったダミーだという噂がありました。
でも
ここに秘密あり。
はいここ。
運転台が狭いのに、あとでロングシートを量産タイプのクッションを詰んで走っていたんです。
で、狭い分のこの隙間が運転台の狭い分。
この空間のまま運用されていたんですよね。
ゴミが入り放題でした。
せずりは長くしているのに、座布団は短いんです。
非常に不思議な車でした。
市電展示の白眉ともいえるD1041
名車?A830の原型になった車です。
独創性の極みの軽快な路面車輌です。
固定窓が大きくびっしり並び、「非冷房」です。
怖いでしょ?
エアサス装備。
キハ01と同じエンジン。
ダイナミックな前面。
これほど欧風のデザインの市内車輌が合ったでしょうか。
これだけみれば、ドルトムント市電となんら変わりません。
室内。
凄い椅子だなと今更ながら感じます。
事実上、窓のパイプに背中を預けるんです。
昭和39年竣工、昭和43年使用休止、昭和45年廃車
あまりに短い運命でした。
上の長細い窓だけ、内側に倒れて開くことが出来ますが、事実上ベンチレーターのようなものです。
冷房を積んでいるのかと思うほど、密閉空間です。
鉄道史の珍車といって過言ではありません。
ササラではない構造のプラウ式除雪車「雪11」
独特な構造に目が奪われます。
どこか模型化しませんかww
札幌型の基礎になったという320型
まだ垂直断面の構造であることが特徴です。
卵断面はこの翌年の330型まで待つことになります。
320型の室内。
椅子がレザー張りなのは冬の衣服につく雪水対策ということ。
旧型のササラ電車もあります。
奥にはディーゼルササラ車輌も。
展示館です。
先に引退した6000系の実物部品を使ったモックアップがあります。
実物(の訓練施設モックアップ)を持ってくる話しもあったそうですが、お蔵入りになってしまいました。
悲惨な展示。
試作車の部品の・・・剥製・・・。
現役時。
剥製にしても部品移植が足りない・・・。
この試作車は札幌市のデザインでも最も大人しくてシックでした。
いや、これで。
Oゲージ並みの大きさの模型展示。
市電連結車の番号。
各種展示。
上の320型を「パクって」北海道の鉄工所で作った200型。
若干320型より貧乏くさい仕様。
色も大変独特。
札幌市電の新しい基礎となった330型。
この車体を今度はまるでそのまま「パクって」作った210型~250型が現在も現役です。
北海道の鉄工所製模倣車輌は30両を数えました。
2軸電車も近代色をまとって昭和35年まで活躍。
奥の500型は戦後直ぐの新製で安普請の限りから隙間風が酷く「冷凍電車」と言われて嫌われたそうです。
展示にある雪11型の同型雪12
保存されている雪8の現役時。
切り抜き文字がこちらに向けて突き出しているのが変わっています。
よくわからない部品も展示中
これが現残っていればなぁ。
模型運転会場が3箇所。
地下鉄を模したNゲージあり
てか確かこれは友人MYが依頼を受けて作ったんじゃなかったっけ。
1/72という独自のサイズで札幌在住の元運転士兼趣味人であられる榎さんの電車模型。
楽しそうね。
別館では「在籍車」の22号。
でもね、恐らく走るのはかなり無理よ。
車体は緩みきってますもの。
そのまえで運転会第三会場。
ま、実は友人MYの加盟しているサークルの出張お手伝いらしい。
かれの183系が走行中。
2001年に事業廃止となった市バスの保存車輌。
民間移籍せず、どこに行ったかと思えば市が保管していた94年式のバス。
僅か27万キロで廃車でありました。
バス展示。
昔のバスも残っていますが、最近、ステンレス製観光バスがあっさり解体されたのはびっくりというか勿体無い。
で、岐路に着きました。
後部座席に妙な物体。
出来心で2000系のマスコンゲト。
なんでと言われても、廃車後14年経過してまだあったことにおだってしまったの。
↑マスコン我が家に5・・・個目?
友人MYと競作状態ではや3ヶ月。
「友人MYとおなじレベルに作り競うって、自分にとっては結構プレッシャー」
なんですわなぁ。
旨いんだもん。
左が自分、右がMY
確かMYが4連(追造で5連になっているらしいけど)と8連だかを手がけ、こちとら8連1本でゼーゼー言っているわけ。
これ、キッチンの部品でポリカ窓姿。
で、綺麗だよね?
でもね。
「もっと気に入るように造り始めたらこうなった」
とか言われてこんなの見せられた。
えーっとね。
詳しくはここで書けないんだけど、
「あのー、誰もが論理上発想できても、だれも実際はできっこない手法でよく4連もやったね」
と、いうスンゴイ作品が仕上がりつつあるわけで。
せっかく、見た目かなり近い仕上げになるよう頑張ったら、全力ダッシュで遠い世界に行こうとする友人MY
らいばるっていいねぇぇ(;つД`)
間もなく発売のRM-MODLSで、友人MYとあたくしこむめの初競演掲載。
乞うご期待・・・?
はっきり言って、完敗してますorz
とりあえず塗装をしていきましょう。
HET色に塗るこの2台。
キハ182-4とキハ182-106です。
どちらも1981年の特急おおぞら石勝線一番列車1レで組み込まれた同期生で、因果か片方は派手に改造され、3年前ほどに廃車となった車達です。
ガイア白に、ちょっとライトステンレスを添加した下地カラーを吹いてなるべく薄く隠蔽。
自家調合色のインシグニアホワイトのうち、HETにはそれを白っぽく振ったものがいいと考えており・・・(札沼線やとかち色、781系末期色は灰色が強いほうが良い)
ブルーも苗穂工場のパープル気味のものと五稜郭・釧路の青みが強いものと一応使い分けていたりして・・・。
(781系などのパープルはまた別の色)
塗り始め。
塗ったくり中。
塗り終わり。
気が乗っていないのか、仕事の書類作りながらなのか、4時間経過。
白一色で。
一度寝ようと思います。
明日10時にお仕事があるんだもん。
↑ああああ。スカート塗り損ねた!!