最勝山 福田寺(ふくでんじ)
最勝山福田寺と号し、浄土宗西山禅林寺派に属するここ高田は「和名抄」にでてくる葛野郡高田郷が村名になったと考えられ日本書紀にもみえる高田首(たかだのおびと)が部民を統率してこの地に移り住んだのが起こりといわれる。中世には荘園となり近世では公家・寺院の荘園領でもあったこの寺の開基とその年代は不詳であるが、正徳年間(1711~1715)乗蓮社運誉上人をもって中興とし以来法灯がつづき300年の歴史がある。その間明治5年の廃仏毀釈により玉伝寺が合祀せられ明治10年には高福寺を合併し今日の福田寺の基礎をなす。寺院建物は本尊阿弥陀如来をまつる本堂と地蔵堂と弁天堂と庫裏とからなる。
寺院 前回の記事 ⇒ 寺院右0633 妙心寺 大通院 内助の功といわれた千代(マツ)