平成30年12月9日 撮影
荒見神社
本殿 重要文化財
御霊社 京都府登録文化財
旧富野村の産土神。社伝によれば、もと五社ケ谷にあったが、室町時代に現在地に移ったという。当社は、祭神が多い(五柱)のが特徴。社殿は水田の中に立つ森で、アラカシ・シイ・クスが繁茂している。
周囲には堀割がめぐる。南面の鳥居をくぐると藥井門があって神社としてはめずらしい。神仏習合時代のおもかげを残している。
境内に入ると西面して本殿が立つ。富野の有力大工の手になるもので、桃山期建築の特徴をよく示す。本殿は慶長9年(1604)の棟札をもつ三間社流造、檜皮葺、本殿右側の境内社御霊社は、一間流造、檜皮葺きの小規模な建物。建立時期について、蟇股は本殿のものより古い室町時代後期ごろの特徴を持つが、組物、木鼻は近世のもので本殿と共通する。
東 六兵衛
寛延貮年9月 (1749)
荒見なる菊水神座
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