拾遺都名所図会 平安城
九門(蛤御門、今手川御門、堺町御門など)から禁裏御所へ向かう道の両側には築地塀があり、
京都の町の人や旅人が往来しました。諸国からやってきた京上りの旅人は堺町御門から入り、
築地塀の中を北上して禁裏御所南西の公卿門(宜秋門ぎしゅうもん)前で、公家衆の参内を鑑賞し、
今出川御門に抜けていました。公家門前でのめずらしい公家たちの鑑賞は京都観光の目玉であり、
江戸時代中後期の案内記や名所図会に多く登場します。
過去のニュース 平成27年6月15日
右京区・東林院 こけむした庭に落ちる白いナツツバキの花