かんりにんのひとりごと

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立春は一年の始まり・・・

2022-02-04 | 季節にまつわる話

 

今日は、「立春」なので、季節にふさわしい写真を撮りたいと思って、メジロのいそうな枝を探していました。

 

いました。。。

 

いつもよく見かける枝です。

  

 

いつも逆光で暗く写ってしまうので、今日は露出をプラスに設定して撮影しました。

 

なんとか、上手くいきました。

 

旧暦のことを調べていると、よく「立春」から一年が始まると書かれています。

 

でも、今日が元旦というわけではないようです。

 

旧暦はお月さまの満ち欠けによって一ヶ月を29日と決めているので、ぴたりと「立春」と同じ日になるわけではなく、プラスマイナス半月くらいの差ができるようです。

 

私も詳しいことは、よくわかりません。。。

 

しかし、日本のいろいろな行事は「立春」から数えて、八十八夜とか、二百十日とか、言われるので、一年の基準となる日ということは、間違いが無いようです。

 

「立春」にふさわしいと言えば、梅の花だと思いますが、近所でもまだまだ咲いていないので、よく咲いている蝋梅(ろうばい)を撮影しました。

 

 

つぼみが開いて、花がたくさん咲き始めました。

 

 

  

最近、読んだ本に、「二月四日と言えば、まだ寒いさかりである。」「初めて歳時記を読んだとき、立春から春だという約束は、ずいぶん日本人らしい気の早さだと思ったものだ。」という文章がありました。

 

けれども、二月に入ると「立春」が来るのだという期待が、寒さに耐えて、長い冬を過ごすうえで、大きな役割を果たしているという意味合いが書かれていました。

 

たしかに、まだまだ寒い日が続きますし、雪も降るかもしれません。

 

それでも、あえて二月四日を春と言い切ってしまうあたりが、日本人らしいと言っておられるのでした。 

 

なるほど・・・と、感心して読んでいました。

 

引用した文献を紹介しておきます。

 

 

今回は、初めて電子書籍を購入してみました。

 

スマホで読めるので、便利です。。。

 

電車の中やちょっとした空き時間にも読むことができます。。。

 

それにしても、山本健吉先生、文章が素敵です。

 

ついでにもう少し引用すると・・・。

 

「まだ寒いけれど、余寒、春寒し、冴え返るであって、春浅し、春めくと、春の兆しは、的確にとらえられる。」とあります。

 

日本人は、いろいろな言葉を使って、細かな事象をうまく言い分けているのだと感心します。

 

ますます、季節のことを勉強してみたくなりました。。。

 

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