私の夫は、地元の中小企業に勤務する
サラリーマンです。
地元ではそこそこの給料はありますが、
全国的に見れば、
薄給の部類です。
勤務は33年で、転職経験一度もないです。
少し前、
「会社の給料形態が変わる」
とは聞いていましたが、
「ふうん」
と言った感じでした。
夫の給料明細は、数年前から
会社のパソコンでしか見れませんから、
私は銀行の振込金額で、
あらゆる支払いをしています。
「この物価高で5000円上がる」
とは聞いていましたが、
私が勤務する会社は、
正社員は一律3万円アップしたので、
「少ないなあ」
と思っていました。
夫の会社は、ザ昭和みたいな感じで、
頑張っている人も仕事中スマホで遊んでいる人も、
そんなに給料が変わりません。
年功序列で、組合が妥結した金額を
もらうみたいな感じです。
私のいたメーカーのように、
同期でも昇給が半分やボーナスが
10万円少ない人なんていませんでした。
そんな中、昨日面談があり、
「あなたの給料は、
来月からこれだけになります。
冬のボーナスは、この金額です」
と、紙で提示されたそうです。
夫は、最近仕事が増えたことで、
5000円以上昇給し、
※5000円にさらに上乗せ
ボーナスも夏よりも
同等級の人より上がるようです。
※給料形態システムで、
等級・号があります
要するに査定がいいと言うことです。
ここで終われば、まあそれなりに幸せな話です。
そのあとに言われたのは、
「今後実力主義となります。
今までのように、何となく働いて
給料をもらう時代は終わります。
今年の給料とボーナスはこの金額ですが、
来年度は未定で、
下がる可能性があります。
もちろんあなたの頑張り次第で、
上がる可能性もあります。
正社員だから、そう簡単にリストラは出来ませんが、
給料形態は会社の自由なので、
最低賃金さえ守れば、
法律違反にはなりません。
これは大げさですが、
生活設計をよく考えてください。
今後30歳までは給料を多くし、
人材確保に努めていきます。
ところで、今後の業務ですが…」
と、部長から言われたそうです。
今までも新聞・ニュースなどで、
「実力主義になる」とは知っていたものの、
あくまでもそれは今までの賃金が確保と思い込んでいました。
でも、今後は下がる可能性もある。
わが家は幸い、私もフルタイム勤務で、
大学受験生のわが子の学費や生活費も
確保できているので、
少々下がったぐらいなら何とかなります。
メーカー時代の査定は、
主任・係長・課長・部長・工場長5人がし、
最終的に決めるのは、
直属の上司の課長でした。
※大きい会社なので、
部長や工場長と話すことはまずありませんでした
でも、夫の会社は、課長や部長が決めます。
今は課長が退職してから、ポストが空いているので、
部長が面談し、給料を決めるようです。
組合の説明で実力主義は予測はしていたようですが、
下がる可能性は想定外だったようです。
来年度は、わが子は大学生なので、
会社支給の子ども手当ても貰えません。
春の昇給が手当て程はないので、
3月の給料よりも
実質下がることになります。
今は組合加入は自由な会社も増えていますが、
こういう交渉を個人でしなくてはなりません。
組合だと、
「最低限給料は〇〇、ボーナスは〇〇
休みは・・・」
など、代表者が交渉してくれます。
そういう意味では自分でする場合、
不便さもありますが、
組合費以上動く組合かどうか?ですね。
組合費と言うのは、一律〇円でなく、
給料の〇%としている会社が多いです。
ですから、給料が上がれば、
組合費も上がります。
専任で雇う会社もありますが、
会社によっては
社員→組合専任になる場合もあります。
組合員加入は試用期間後
加入・未加入を決めます。
ない会社は、即決めます。
組合専任の場合は、
言って見れば、従業員を組合費で
給料確保をしなければならないので、
組合費が高めになりやすいです。
この辺りは、入社してみないとわからないですね。
私は組合のある会社もない会社も勤務しましたが、
一概には言えないのが感想です。
やはり組合があれば、不景気でも最低限の
昇給や賞与の確保がありました。
それに会社の財形が別に
組合枠があり、金利が良かったです。
昔は今と違い、投資の概念がないので、
財形のある会社は一般の銀行預金より、
会社負担で金利が優遇されるので、
退職時解約したら、かなり増えていて驚きました。
また、組合活動を通して、出会いがあり、
社内の全然離れた職場の方と
付き合ったり、結婚する方もいました。
ただ組合活動は時間も組合費も取られます。
動員もあるし、ポスター作成、デモや集会に参加も必要です。
活動は楽しいこともありますが、
参加人数が少なければ、無理やり駆り出されることもありました。
この辺り、会社のやり方に左右されるかもしれませんが、
自由加入なら、よく先輩の話を聞いて
決めてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます