先日ニュースや新聞で目にした方も多い「35人学級」。
これは、もっと細やかな教育が重点課題です。
ただあくまでも個人的意見ですが、果たしてそうなるか?
の予測を話します。
実は、私は、ド田舎の小学校出身です。
35人学級どころか、25人学級で小学校時代を過ごしました。
※中学は、ほかの小学校もいたので、30人学級でした
また、同じ中学に進学した別の小学校の友人は、
過疎も過疎、全員で7人という分校でした。
分校=別の学年と一緒に勉強というイメージですが、
彼女たちはそんなこともなかったようです。
確かに少ないだけあって、連帯感も強く、中学に行っても、
行動は、同じ小学校の児童と1年生の終わりぐらいまではしていました。
また、そんな中でも、ちゃんと恋愛関係はある。
結局、ある女の子は、中学卒業まで、一人の男の子を想い続けていました。
当の男の子は、悪い気はしないものの、これまた別の女の子が好きという、
少人数でも片思いだらけが成立してしまいます。
というのも、一途に思い続けた女のは、別の男の子が、これまたずっと好きだったんですね。
本題に戻ります。
確かに勉強にしろ、体育などにしろ、通常よりは、個人に接する機会は多いです。
だから、学力がよかったのか?
実際は、私のいた小学校も、分校もそんなことはありませんでした。
ただ、びっくりするぐらい低い子はいないというだけです。
私が高校時代、滑り止めの私立高校(偏差値40程度)は、小学校1年生で習う、
繰り上げの足し算さえできない生徒が実在しました。
それも、一人二人ではありません。
そこは、かなり大きな中学出身の生徒だったのですが、
どの教員も、放っておいたということなのでしょう。
でも、バブルの影響がまだ残っていた平成元年は、そんな生徒でも、就職先があったのです。
実際、地元の公立進学校に進学する生徒割合が高いのは、
小人数よりも、生徒数の多い中学です。
これは、競争率というのが、かなり大きい要と言えましょう。
人数が少なくなることで、
「わからない子をわからせる」などが実現できればいいのですが、
一体その時間をいつ確保するのか?
5人減ったところで、どんな効果があるのか?
そういう現実はあります。
ですから、ふたを開けてみないとわからない部分はありますが、
教員がそれだけ期待もされてしまいます。
そのケアも必要なのかもしれませんね。