たび・旅・ふたり旅―岬便り

旅したいろいろな記録や日常のあれこれを綴ります。

出会いの景信山

2012年04月15日 | 山歩き

景信山への道標

先週ko-ichiのところで

花見をしようと尋ねたとき

桜がまだ全然咲いていなくて。

再度山歩きを兼ねて行こうと

向かう途中何気に

ツイッター見ていたら

cyu2さんが同じ方向の電車に

乗っている。

早速ツイで連絡したら

「ご一緒しますか?」

とのメッセージ。

飛び入りで参加させていただくことになり

嬉しい出会いの山歩きとなりました。

cyu2さん、はなねこさん、矢車草さん、カズさん、palletさん、ゆきさん

cyu2さんはなねこさん矢車草さん、カズさん、palletさん、ゆきさんと

高尾駅で待ち合わせのようでした。

cyu2さん以外は皆さん、初めてお会いする方ばかり。

でも、ブログを見ていてくださった方もいて。

木下沢(こげさわ)梅林


スミレオフ会

とてもいい天気。

木下沢(こげさわ)梅林の梅の花がまだ咲いていました。


≪スミレオフ☆高尾≫と銘打っているだけあって

皆さんとても詳しい。

数えきれないほどの種類があるというスミレの花。

スラスラ名前が出てきます。

特に詳しくいろいろ教えてくださった

はなねこさん、ありがとうございました。

イカリソウ スミレ ミミガタテンナンショウ
お花 ニリンソウ ヤマルリソウ
ヒトリシズカ お花 ヤマネコノメソウ



出会い

しばらく登りが続き、小仏へ下る道と景信山との分岐で

写真を撮る方にはなねこさんが声をかけたら

たけさんであることが分かり

頂上までご一緒しました。

また、途中でげんさん 、頂上でお昼にしたときにHgさんにも。

この日はたくさんの方との出会いがあって。

景信山からの眺め

私はお昼の後、皆さんとお別れし

この日のもう一つの目的地へ。

ko-ichiの眠る場所

先週とは違って桜が散り頃。

“今日は楽しかったよ”

って、報告しました。

そうかぁ、よかったな。

そうかぁ、よかったな。


里帰りで母とふたり旅-その3

2012年04月14日 | 温泉&ハイキング

早朝の白良浜を散歩

温泉に入って

美味しいものをいただき

久しぶりに

ゆっくりした一晩を過ごしました。

翌朝、白良浜の散歩に。

早朝の白良浜を散歩

そして朝ごはん

お粥が何種類かありました。

朝食

白浜めぐり

食事を終え、ホテルを出た後は

白浜をゆっくりめぐることに。

私は車の運転ができません。

母にいちばん負担の少ない観光タクシーにしました。

運転手さんがいちばんに連れて行ってくださったのが

平草原公園での東京よりちょっと早い桜祭り。

平草原公園の桜祭り

平草原公園の桜祭り

こちらでは桜ももう終わりかけ、散り始めていました。

こんな母娘のショットは何年ぶりでしょうか(^^ゞ

平草原桜祭りで母と

余談ですが、昔、紀伊と千葉の房総半島とは

漁師さん同士の交流があったとか

カツオ漁をしていて黒潮に流され

たどり着いた先でそのまま居ついてしまうんだとか

だから勝浦、白浜など双方同じ地名が多い

と運転手さんが話してくれました。

私も司馬遼太郎さんの本で読んだ記憶があります。


三段壁や千畳敷を回り最後にとれとれ市場でお買いもの

とれとれ市場

父が入院して昨年12月に亡くなるまで約3年。

その前からこんな旅行からは遠ざかっていました。

足元もおぼつかなくなり、

すっかり小さくなってしまった母ですが

これからはもう少し楽しみを増やして暮らしてほしいと

娘としては願わずにはいられません。

「これからはこうして時々温泉入ったり、旅行もしようね」

と言うと

「今度は沖縄行きたい」って。

こんな希望が出るのはとても良いこと。



私自身も心が癒された旅となったのでした。


白良荘グランドホテル

2012年04月14日 | お宿

もしかして母とふたりで旅行に行くのは

人生で初めてかも?!




これがこの日泊まった温泉

着いて早速温泉に入って夕食です。

このエリアでは食事の評価が高いと

旅行会社の方が教えてくれました。

前菜 刺身 鯛の刺身のお造り
蒸し物 伊勢えび スープ
ローストビーフ デザート

白良浜(しららはま)を眺めながらの露天風呂

地元の美味しい食事が楽しめる宿はこちらです。

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より大きな地図で表示

南紀白浜温泉
白良荘グランドホテル
〒649-2211 和歌山県西牟婁郡白浜町868
TEL:0739-43-0100

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続きます。


里帰りで母とふたり旅-その2

2012年04月12日 | 温泉&ハイキング

白浜へ


白浜の温泉に予約を入れ

電車の時刻を確認しやってきました。

白良(しらら)浜

今まではko-ichiとふたり、

多少失敗しても何とかなりましたが

これからは私がしっかりしていないと。

足腰のすっかり弱ってきた母をサポートしながら思います。


波の音


今回はゆっくり旅。


着いたらまずは温泉へ。



露天風呂で涼やかな風にふかれ

海のさざ波の音を聞き

夕日に染まる白良浜を眺めていると

風に乗って悠然と飛ぶ大きな鳥。

最近はこんなのどかな自然の中に

ko-ichiの存在を感じるようになりました。

いつも空から見守ってくれているのだと。



続きます。


里帰りで母とふたり旅-その1

2012年04月12日 | 温泉&ハイキング

潮岬

ひとりで暮らしている母のもとへ

数日間帰郷してきました。

(2012年4月3日~4月6日)



爆弾低気圧!?



ちょうど待ち構えたみたいに

出発の日は台風のように天候が荒れて。

朝いちばんの飛行便で行ったため

ギリギリセーフ。

家に到着したお昼頃には傘も差せないくらい

雨と風が吹き荒れていました。

潮岬の海

それでも翌日には雨は上がると天気予報は告げている。

ここでのんびり過ごそうと思っていたけれど

急にある事を思い立ち…。



「温泉行こうか?!」



母も快諾し、すぐに白浜の温泉に予約を入れました。



あったな~、昔こんなこと。

その時はko-ichiが思いつき

私が予約を取り

父と母を連れ出して。

ko-ichiの遺伝子(?)を

確かに私は受け継いでいます(笑)



続きます。


桜が満開

2012年04月07日 | 日常のひとこま

桜が満開

今日はお花見日和♪


思い立って御岳山

2012年03月25日 | 山歩き

御嶽神社と狛犬

何だかね、




「天気いいんだから、

どこか行って来れば」



ってko-ichiが言ってるような気がして。



だから出かけてみました。

久々の山歩き?!って

言えるのでしょうか。

来たのは御岳山にある武蔵御嶽神社。

武蔵御嶽神社

何しろ3~4年ぶりの山歩き。

ko-ichiの病が分かってからは

山歩きはしてなかった。

御嶽神社までの参道

装備らしい装備もせず

トレッキングシューズだけ履いてきました。

食事処1319sobaya

下からはケーブルカーに乗って。

それでも少しは歩いたからおなかがすきました。

山芋そば

山芋そばをいただく。

山楽荘

懐かしいな、山楽荘です。

2度ほど泊まりました。

今でもレンゲショウマの時期になると

ご案内のお葉書をいただきます。

ここからもう少し歩いて

更に高いところ大塚山へ行ってみました。

大塚山からの眺め

こんな景色は久々です。

はるか遠く都心の方までうっすらと見渡せました。

安産杉(あんざんすぎ)

これは安産杉(あんざんすぎ)

どっしりと力強く根を張る姿は長寿を表し、

丸く包み込むように開かれた幹は安産を、

その幹より分かれ伸びる数々の枝は子孫繁栄を

表していると言われているのだそうです。

安産杉(あんざんすぎ)に長寿を願う

ko-ichiの分まで元気に生きられますように

幹をさすって、お願いしました。



もう少し歩きたい気もしたけれど

あまり無理もしないように

またケーブルカーで下山。

御岳渓谷

電車まで少し時間があったので

近くの御岳渓谷に降りてみました。

2艘のカヌーが川の流れに浮かんで。



この後ホリデー快速に乗って帰路に。

久々に歩いていい汗をかき

心地良い疲れに包まれました。

御岳渓谷を眺む

また、ちょくちょく来てみようかなぁ。


心の復興

2012年03月24日 | ko-ichiに捧ぐ

梅の花

気が付いたら庭の梅の花が咲いていました。

今年は寒さが長引いていますね







でも、季節はどんなときにも

めぐっていくもの。

あるとき湯島天神に惹かれて

寄ってみたらここでも

たくさんの梅の花。

湯島天神

先日の3月11日近くには

1年前の震災から復興の様子が

たくさん報道されていました。

当時の震災の様子を見るのは

1年経った今でも胸が痛みます。

湯島天神

加えて、あの日あの時揺れにおののき

その後のTV報道を呆然と一緒に見ていたko-ichiが

今はここにいないという事実がさらに

私には悲しくて。

オオイヌノフグリ

でもね、今まで馴染みの無かった仏教に

こんな考え方があることを

ツイッターのある友だちから教えていただきました。

野の花

人は亡くなると太陽や月や風のような大きな存在

あるいは、花や蝶や鳥などの小さな存在となり

いつも見守っていてくれるのだと。



今朝、この春初めての鶯の声を聴きました。



いつもなら自転車で通り過ぎるのを

雨だったのでたまたま歩いていたところに



「ホーホケキョー」

「ケキョケキョ」



と、とてもいい声でした。



もしかしたらko-ichiが

春を知らせに来てくれたのかな。



今はまだ悲しい時が多いけれど

その中から少しでも明日の事を考える

次の事を考えるようにしよう

そうすれば、少しずつ元気になれるかもしれない

と、また、ツイッターのこの方が教えてくれました。



「人生が不幸だ」と考える人の多くは辛い過去の経験を元に「私はずっと不幸だったから今も不幸なのだ」と現在の辛い事を悲観します。

「幸せだ」と思う人は自分の理想の未来を元に現在、辛い事があっても「理想の未来の為に必要な事だ。この事を将来笑える日が来る」と考えます。

? 松田 寿一さん (@juichi7) 3月 21, 2012





私も、心の復興。

少しずつ。


そろそろと

2012年03月06日 | ko-ichiに捧ぐ

2012年2月29日早朝の都内雪景色

先日は東京も大雪になり

まだ春遠しという感じでした。













枝に咲いた雪

でも、翌日ふと足元に目をやると

もうそこまで春は来ている。

チューリップの芽

菜の花やスミレたちも

菜の花スミレ

早いものでko-ichiが逝ってから1か月と数十日。

そして、もうすぐ四十九日です。



ノートに綴られた日記を見るともなしに見ていたら

あのマイ ウェイを綴ったページを見つけました。

ノートに綴ったマイ・ウェイ

200年1月25日~4月9日の日記ノートの

いちばん最後のページに。



ko-ichiが前年の暮れ直腸がん告知を受けて

その手術のために入院した1月25日から始まるノート。

近いうちにこういう日が来るかもしれないことを考え

今までのありし日々を重ね

マイ ウェイの訳詩に自分の想いを注いだのかもしれません。



このブログのタイトルは

「たび・旅・ふたり旅」



これまでふたりであちこち本当に

いろんな旅をしてきました。

いつまでもko-ichiは私の心の中で一緒です。

だから心の中の彼とふたり。

私の旅にお付き合いくださるあなたとも。





そして春になったら、また、旅に出ます。

ko-ichiの愛した彼の地、彼の音楽を聴きに。

鼓童


記念碑

2012年02月17日 | ko-ichiに捧ぐ

城山川

とてもお天気のいい2月初旬のある日

ko-ichiの入るお墓を見に行きました。

時間があったので

高尾駅から歩いてみる。

こんな青空の下、

よくふたりで歩いたことを

思い出しながら、

心の中でko-ichiと話しをしながら



ko-ichiには私との間ではない

ふたりの娘がいるのですが

その娘達とああでもないこうでもないと言いながら

あの人好みのいい[記念碑]が選べました。

墓園

ところでko-ichiの好きだった歌、マイウェイ

和訳を書いた紙切れをお財布の中に見つけました。

岩谷時子さん訳詩のを自分なりにアレンジしたのか

少し違うのだけれど、何だか想いが蘇るようで。

ここにこの歌を捧げます。



マイ ウェイ

やがて私はこの世を去るだろう

長い年月私はしあわせに

二人旅して今日まで歩いてきた

いつも私のやり方で



心残りも少しはあるけれど

自分がしなければならないことならば

できる限りの力で生きていこう

いつも私のやり方で



あなたは見てきた私の生き方を

残された時間を大事に過ごそう

いつも二人のやり方で



人と知りあい君と知りあう

出会った頃から二人で旅をした

だけど私は一度もしてはいない

くいが残る旅だけは



人は皆いつかはこの世を去るだろう

それまで自由で楽しく暮らそう

それが私の決めた道