文京区。
このあたりに来ると
いつかご紹介した小石川後楽園をはじめ
江戸時代の古い由来が残る
いくつかの場所に出会うことができます。
今回はそのひとつ『伝通院(でんづういん)』を訪れてみました。
:
門の脇にこの界隈の地図。
この地区は古くは武家屋敷や寺社の立ち並ぶ街だったとか。
ここが『無量山』という本堂。
このお寺には、歴史に名を連ねた人々の
お墓がいくつかあります。
ここは徳川家康の生母「於大の方」のお墓。
ここに眠るのは「千姫」。
幼くして豊臣秀頼に嫁いだ徳川の姫として
歴史ドラマにも良く登場しますね。
実際はどんな人だったのでしょう。
お墓を前にすると、そんな思いがよぎります。
お墓の脇に彼岸花が咲いていました。
さて、お寺を出てまた自転車を走らせる。
しばらく走って経路が不安になったので、
道の端に停めてこの先を地図で確認していると
「このあたりの金富小学校をご存知ではないですか?」
年配の方に尋ねられました。
でも、私も殆ど初めて通る道。
一緒に地図で探すこと数分。「あっ、ここだ!」と場所が確認できたので
安心してその方向へ歩いて行かれました。
40年ぶりの同窓会と嬉しそうにおっしゃりながら行かれるのを
私もちょっと良い気分 ♪で見送っていると
あっという間にその人の姿が小さくなって。
この交差点から横へ曲がって「播磨坂」を行くと
小石川植物園がありますが、またの機会に行くこととし。
:
そして、いつも通る道に戻ってきました。
ここはとても急な坂。
[胸突坂]と名前がつけられています。
この坂の途中には「水神社(すいじんじゃ)」(下の写真左)。
このあたりは神田上水が走っていることから
水の神様を祀っている神社を見かけます。
私は歴史物が好きで小説を読んだりTVドラマを見たりすることがあります。
最近は江戸文化や江戸の古地図を研究するという話を聞きますが、
ちょっと覗いてみたい世界ではあります。