ひねくれ亭日常

散歩と徘徊が日常の独り言

日本の失敗 中韓を馬鹿にし過ぎた 今治タオル編

2021-01-08 14:37:22 | 日本

今治タオルと言えばブランドとして世界的にも認められている。

とは言えお家の事情は決して楽ではない。

輸入タオルに押されて国内シェアは下がる一方なのだ。

当然生産調整せざるを得なくなる。

稼働出来ないタオル織機は無駄だ。

そこへ中国人がやってきて

「この織機を売ってくれないか?」

普通ならそんな事をすれば質の高いタオルが中国から安く入って来るから出来ないと拒否するかと思いきや…

「ええで、ええで、売ったるわ!」

その理由は

「この織機は解体して持ち出す以外に中国へは運べない。非常に複雑でデリケートな作業だから中国人には組み立てる事等出来ないから大丈夫だ」

つまり我々日本人には容易い事だが中国人には無理だから邪魔な織機を売って儲けようと考えたのだ。

勿論中国人が劣っている訳では無いからきちんと組み立て質の高いタオルを生産して日本にドカンと売って来たのである。

当然安い値段で。

これ等、中国人を馬鹿にした手痛いしっぺ返しと言えるだろう。

失敗はしても良い、問題はその教訓をどう生かすかではないだろうか。

 


日本の失敗 中韓を馬鹿にし過ぎた。

2021-01-08 13:46:49 | 日本

一時期は正に無敵状態だった日本の産業。

中でも造船と家電は世界のトップに君臨していた。

それは未来永劫変わらない日本のお家芸だと国民は信じていた。

だから韓国や中国に技術提供をし資金面でも何かと優遇したのである。

「幾らあいつらが頑張っても日本の敵じゃないよ、所詮中韓だからな」

まさにこの発想、戦前から続く中韓を馬鹿にする考え方が改まる事は無かった。

それは政治家も経営者もそして国民も。

日本人は優秀で勤勉な民族だから中韓なんて目じゃないよと思い込んでいたが気が付けば造船も家電もそしてハイテク分野でも中韓に抜かれてしまった。

自動車産業に関しても随分と技術提供をして韓国に教えてきたがこれもどうせ韓国車なんてだれも買わないよという奢りのせいだ。

あっという間に韓国車は世界中に輸出されたがその流れは日本のビジネスモデルを踏襲したのである。

中韓を馬鹿にし過ぎて根拠無き自信を持ち過ぎた結果が今の状況なのだ。

つくづく日本人は状況分析が苦手なんだと思う。