夜はおうどんが食べたいという友人のお付き合いで神田へと向かったのですが、目的としたお店の営業時間が変わってしまったようで…
信号待ちしている時には点いていた灯りがお店の前に着いた時には消えてしまったことにはショックでありましたが、信号待ちをしている時にかかってきた電話が〝あさくま〟の店舗開発担当だという方からの物件紹介をやっているのかという問い合わせであったことから、今月15日に出店された新業態の展開を考えているのだとピーンとひらめき、早速お邪魔してみることにいたします
九段下駅から歩いて5分ちょっと
以前、同社がやっていた「BISTROT」からの業態転換でありまして…
その名は「やっぱり あさくま」
かつてはステーキ専門店として名を馳せたチェーン店であるだけに、おいしいステーキをいただくなら〝やっぱりあさくまだ〟と思い出していただきたいという想いなのでありましょう

そして偶然なのか、この場所は『いきなりステーキ』3店舗に囲まれる場所でありまして…
どこのお店からほど良い距離があることから競合することがないと考えるのか、真っ向勝負を挑んでいると考えるのか
その何れにも思えるところであります
いただいたリブロース300gとヒレ200g
誤差数グラムでカットしてくれる技術も素晴らしく、外はしっかりと焼き目が付くほどにしっかりと焼かれていながらも中は注文通りのミディアムレアに焼き上げられていて…
ステーキに乗せられたメンドテルバターの香りや卓上に置かれたステーキソースにも〝あさくま〟らしい懐かしさがあって…
一時は品質の低下を感じる時期もあったのですが、今回のステーキをいただきますと〝やっぱり あさくま〟との声が漏れそうですね
そして…
お金のない学生にもステーキハウスでお腹一杯「肉」を味わってもらいたい!という創業者の想いから生まれたというあさくまのロングセラーメニューである「学生ハンバーグ」
ステーキのような食感を楽しんでもらいたいということなのでしょうか
270gというボリュームはありがたいものの、硬く締まった粗挽きミンチにはジューシーさを感じることはありませんね
サービス期間中だと言うことでコーンスープ一杯が無料でいただくことができたのですが、これが実においしくて…
程よく粒々が入っていることもうれしいですし、濃厚な味わいが冷えた身体に染み込むようでありました
席に置かれた番号札を持って厨房前のカウンターへと移動しお肉をカットしてもらうというシステムや、そこで使われる計り、そしてテーブルに置かれる備品に至るまでもが『いきなりステーキ』そっくりで…
成功者を真似ることを悪いことだとは思いませんが、ここまで同じにする必要があったのかという疑問は消せませんし、独自性を考え出す力も無くなったのかと残念に思うところであります
【やっぱりあさくま】
東京都千代田区飯田橋1-3-7 JC九段下ビル1F
03-3556-4129