年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

JR京葉線八丁堀駅:『BOICHI』  寒い日にうれしい3種のキノコとホワイトソースのハンバーグ

2017-11-30 20:54:20 | 関東
PB307176.JPG

今にも雨が落ちてきそうな雨雲に覆われてはいますが、ずっと気になっていたお店でランチをしようと…
腰の痛みも治ってきたこともあり、運動も兼ねて入船まで歩いて出かけることにいたします


PB307158.JPG
八丁堀から築地へと向かう新大橋通りに面していますし、交差点の角地と言うこともあってかなり目立っている『BOICHI』ってお店
前を通りたびに多くのお客さまで賑わっていることから一度お邪魔したいと思っていたのであります


PB307167.JPG

PB307168.JPG
お店へと着きますと、お昼時と言うこともあって既に満席状態ではありましたが5分ほどの待ち時間で調理場を臨むことができるカウンターの席をいただくことができました
奥にも厨房がるのですが、焼き台が表に出されていてそこで焼かれたお肉などはこちらで盛り付けられるようですね


PB307177.JPG
数種あるランチメニューにも興味深い商品がありましたが、秋限定ランチとして提供される「黄金比率のハンバーグ 3種のキノコとホワイトソース」に目が奪われまして…
それほどボリュームを感じるハンバーグではありませんが、丸く厚みをもって焼き上げられていることで肉汁もしっかりと閉じこめれられていまして…
ポルチーニだったら良いなぁ
なんて期待を持ちながらいただいたソースはシイタケとエリンギが刻み込まれることでの芳醇さと歯ざわりを楽しむことができますし、トッピングされた舞茸は見た目にも良いものでありました



【niku kitchen BOICHI】
東京都中央区入船1-3-9 長崎ビル1F
03-3553-2089

東京メトロ日比谷線東銀座駅:『とん㐂』  昭和が香る店内で年配の大将が揚げるメンチカツをいただく

2017-11-29 23:23:42 | 関東
PB297152.JPG

中華を食べたい気分だと言う友人と銀座で待ち合わせ『雪園』へと向かったのでありますが、残念なことに予約で席が埋まっているとのことでありまして…
ならばと築地まで歩いて『一凛』へ伺ったのだけどこちらも予約で満席であるとのこと
既に忘年会が動き始めているようですね



PB297135.JPG
それで中華を諦め向かったのは、かつて電通があったビルの隣にあるコンワビルでありまして…
その地下には飾り気のないレストランフロアがあるのですが、どこも綺麗な店構えをしていることから期待が持てそうなのであります
天ぷらにしようか、それともステーキにしようかと迷うところでありますが、今日はとんかつをいただくことにしようと『とん㐂』にお邪魔することにいたします


PB297139.JPG
昭和の香りを残すお店ではありますが椅子やテーブルなどはキチンと磨かれていまして…
熟練を感じさせる年配のご主人が揚げたかつを、同じく年配の奥さまが提供する風景もお店の雰囲気と馴染んでいますね


PB297145.JPG

PB297148.JPG
最初に提供されたのは、友人が注文した「ミックス定食」
ひれかつにエビフライとホタテフライと3種のフライをいただくことができるのですが、その盛りの良さを笑っていたところにやってきたのが、ワタシがお願いした「メンチカツ定食」でありまして…
厚みが25mmほどもありそうな大きなメンチカツが2つとトッピングで追加したエビフライが一本乗っている様はもう笑うしかありませんね
さてさてそんなメンチカツですが、ちょっと揚げすぎなのかパン粉が硬くなっていましたが、玉ねぎがたくさん入ったメンチはおいしくいただけますよ



ご飯のお替りもできるとのことで、お母さんが何度も「お替りは大丈夫?」と気遣ってくれるし、会計の時には「お腹一杯になった?」と声を掛けてくださって…
田舎なのおばあちゃん家を訪ねたような温かさを感じることができるお店でありました



【築地 とん㐂】
東京都中央区築地1-12-22 コンワビルB1F
03-3542-0160

JR京葉線八丁堀駅:『suzuki-kometen』   創業から90年の歴史を持つ鈴木米店が運営する定食屋さん

2017-11-28 18:46:19 | 関東
PB287122.JPG

ちょっと寝坊をしてしまった朝
ダラダラと過ごしていたらあっと言う間にお昼過ぎになってしまいまして…
どこでお昼をいただくことにしようかと考えていたときに、「おいしそうな定食屋さんがあるよ」
と、友人から教えられいただいたお店を思い出します



PB287118.JPG

PB287120.JPG
それで向かったのは八丁堀にある『suzuki-kometen』ってお店
時代に取り残されたような路地裏にある10席ちょっとの小さなお店なのでありますが、わざわざここを目的としてやってくるお客さまも少なく無いようで…
この辺りには『八眞茂登』など、こんなお店がいくつかあるようですね


PB287123.JPG
メニューは5品ほどだけでありまして
ワタシが選んだのは「アジ・カキフライ」
この時期においしいものって、どうしても食べたくなっちゃうんですよね
しかし…
米屋さんがやっていると言うだけあって、ご飯の硬さや甘みなど、これ以上のご飯はないのではとも思えるほどに秀でているのでありまして、これを求めてわざわざここまで足を運ぶお客さまがいらっしゃるといっても過言では無いでしょう



【suzuki-kometen】
東京都中央区八丁堀3-20-8
03-3551-1011

福岡地下鉄空港線福岡空港駅:『ワンタンメンの満月』   1960年創業 滑らかな舌触りがおいしいワンタン

2017-11-27 23:06:41 | 九州・沖縄
PB277100.JPG

9店舗が軒を連ねるラーメン滑走路ではありますが、お客さまに飽きられることのないようにと2店舗の期間限定枠が設けられているようで…
2軒目にお邪魔するお店として選んだのは、そんな1軒である『ワンタンメンの満月』



PB277092.JPG
ラーメンの消費量が日本一だと言われる山形県で創業した〝極薄ふわとろ〟と謳うワンタンをウリとするお店であるようで…
酒田市の本店のほか、仙台へ出店されている支店以外ではいただくことができないとなると、このチャンスを逃す手はありませんよね


PB277101.JPG
入り口に置かれた券売機で食券を買って、案内された大テーブルの一角で待つこと数分
煮干しと昆布で取られたという澄んだスープのワンタンメンが提供されます
そんなスープをいただいてみますと、スッキリとした飽きがこない優しい味わいにどこか懐かしさを感じます


PB277110.JPG
そしてワンタン
称されている通り、極薄のワンタンは舌ざわりが滑らかで…
包まれるミンチもなかなかなものでありまして、店名に冠として付けられていることも納得できるおいしさでありました



【ワンタンメンの満月】
福岡県福岡市博多区下臼井778-1 福岡空港国内線ターミナルビル3F
092-611-0855

福岡地下鉄空港線福岡空港駅:『弟子屈ラーメン』   鮭冬葉と塩の旨みが効いたスッキリとしたスープがおいしいラーメン

2017-11-27 16:56:53 | 九州・沖縄
PB277081.JPG

東京に戻る前に寄ってみたいところがあって、予定しているフライトの時間よりもずいぶんと早くに空港へと向かいます
と言うのは、建て替え工事が進むターミナルビルの3階に全国から選りすぐったラーメン店を集めたと言う『ラーメン滑走路』なるものがオープンしたと聞いていて…
22日に福岡入りした時にお邪魔しようとしたのでありますが既に営業時間を終えていたはために、今日お邪魔しようと決めていたのであります



PB277086.JPG
9店舗からなるラーメン滑走路でありますが、1店舗のオープンが遅れているようで…
九州のラーメン店6店舗を除いたお店へお邪魔してみようと『弟子屈』にお邪魔させていただくことにしたのですが北海道には読みづらい地名が多く…
こちらの名前も読めずにいたのですが〝てしかが〟と読むとのことでありまして、摩周湖近くにある町の名が由来となっているようですね


PB277082.JPG

PB277084.JPG
北海道からの出店であるとのことですからおいしい味噌ラーメンをいただけるに違いないとも思ったのですが、メニューを眺めていて気になったのが「鮭冬葉塩」なる限定商品でありまして…
海水で洗った鮭を寒風で干して作られるという"鮭冬葉"が使われているというスープは黄金色に澄み切っていて、ミネラルが豊富であろうことが窺える甘味があるお塩とのバランスが見事であります
さらにそのスープをコーティングするようにラードが溶かされているのですが、ただ温度を下げないと言ったことだけでなく、ラードのもつ旨みがスープを一層おいしいものにしているようですね



【弟子屈ラーメン】
福岡県福岡市博多区下臼井778-1 福岡空港国内線ターミナルビル3F
092-621-7700

福岡地下鉄空港線中洲川端駅:『吉塚うなぎ屋』   150年近く続く博多の老舗でいただくうな重はご飯と鰻が別盛りだった

2017-11-26 23:31:06 | 九州・沖縄
PB267052.JPG

なんだか昨日辺りから腰が重たいなぁなんて思ってはいたのですが、今朝、目覚めてベッドから立ち上がろうとするとピキピキって刺激が走って立ち上がることができず…
その後、なんとか動けるようにはなりましたが、とりあえず今日は養生することとし、日中は外出を控えることといたします



PB267037.JPG
そして夜、福岡市民だと知らない人はいないのでは… と思われる、1873年創業の老舗うなぎ店『吉塚うなぎ屋』と出かけることにいたします
吉塚とありますが、お店があるのは中洲
といってもネオンのひかりが艶やかな場所ではなく、情緒溢れる博多川に面するところでありまして…
一見すると料亭にようにも見える佇まいであるお店から臨む博多の街はうつくしいことでありましょう


PB267046.JPG
3階建てではありますが一階部分はエントランスだけとなっていまして…
受付も何もない状況に不安を覚えながらエレベーターに乗りこみます
予約をすることもなく訪ねましたので、二階のテーブル席をいただくこととなったのですが、3階には予約に対応する広間や個室があるようですね


PB267053.JPG
「特うな重」をいただくことにしたのですが、それがびっくりするほどにリーズナブルでありまして…
宮崎や鹿児島で育てられた国産の鰻にこだわっているとのことでありますし、これだけの設えのお店でいただくことを考えますと、東京の半値と言っても過言ではないでしょう
蒸されることなく直焼きされた鰻はとっても芳ばしく、かといって堅く身が締まることもなく…
最初にお皿に注がれたタレが運ばれてきたことには驚かされましたが、これがこちら流とのことでありまして、ご飯と別皿で提供されるのもこの芳ばしい香りと食感を大切にするからのことでありましょう


PB267062.JPG
添えられる肝吸いも出汁の香りがしっかりとしていていますし、香の物として出される浅漬けもサッパリとしていて…
これでこそ名代を名乗るに相応しい、お店であると感じます



【博多名代 吉塚うなぎ屋】
福岡県福岡市博多区中洲2-8-27
092-271-0700

西鉄天神大牟田線花畑駅:『ひろせ食堂』   久留米三大食堂のひとつでいただいたボリュームたっぷりな久留米焼めし

2017-11-25 21:17:16 | 九州・沖縄
PB257027.JPG

半チャンラーメンの元祖とも言われる神保町の『さぶちゃん』が五十余年の歴史に幕を下ろしたとのニュースが流れたことは 非常に残念なことではあるけれど、店主の高齢を考えること致し方ないことでありまして…
後継がいなかったことが悔やまれるところであります



PB257019.JPG
ラーメン屋さんのサイドメニューとして代表的なものと言えば餃子が一般的なことでありましょうが、チャーハンを売るラーメン屋さんも少なからずあるのでして、その数は全国平均で3割ほどだと言われているのですが…
B級グルメの聖地とも呼ばれる久留米においては、ラーメン屋といえば"焼めし(チャーハン)"というほどにポピュラーな存在であるそうで、ラーメン屋さんの約7割が"焼めし"を提供しているのだとか
そんな中でも焼めしがおいしいと評判高いお店が『ひろせ食堂』であると聞き、早速そちらへお邪魔してみることといたします


PB257023.JPG
13:00くらいに伺ってみますと5組が席待ちをしている状況でありまして…
4名がけのテーブル3つと8席ほどが座れるカウンター席という小さなお店であることから30分は待つことになるであろうと覚悟をしていたのですが、意外にもその回転は早く15分ほどでカウンター席をいただくことができました
かつてはチャンポンを提供していたこともあるらしいのですが、今ではラーメンと焼めしだけに絞り込まれていましてそれぞれに普通サイズと大盛りサイズがありまして、多くのお客さまはその組み合わせであるセットを召し上がっておられるようですね


PB257028.JPG
ってことで、大盛りの焼めしとラーメンがセットになった「大焼めしセット」をいただくことにいたします
濃厚なコクがあるスープと中細のストレート麺というラーメンは昔ながらの久留米とんこつでありまして…
トッピングされているのは、チャーシュー5枚にゆで玉子とねぎ、スープに隠れてしまいましたが海苔も入っているのですが、その海苔がとけることでの甘味がまた良いアクセントとしていただけます


PB257031.JPG
そして本日のメインディッシュとなる「焼めし」
みじんに切られた人参と少な目の玉子を加えて焼かれているのですが全体的には薄味でありますから、ネギの香りでサッパリといただくのも良いでしょうし、卓上に置かれたソースでいただくのもありかも知れませんね
で、ここの焼めし
驚かされるのはそのボリュームの多さでありまして、ワタシがお願いした大盛りに至っては丼2杯ほどのごはんが使われているのではないかと思われる程であります
これほどの焼めしを作るにはかなりの力が必要となるのでしょうが、それを担当していらっしゃるのは店主のお母さまでは無いかと思われる70代ほどのお母さんでありまして…
お店の至るところに超人手不足との貼り紙があることも頷けますし、チャーハンではなく焼めしであると主張するかのようなおこげがあることも納得であります



客席の中央に置かれたテーブルには持ち帰り用のアルミホイルやビニール袋が置かれていまして…
多くのお客さまがそれで包んだお土産を持って帰られていますね



【ひろせ食堂】
福岡県久留米市梅満町1112-4
0942-32-8967

福岡地下鉄空港線赤坂駅:『自然食カフェ GRAN』   11月15日オープン 木の温かみある店内でいただく身体に優しいお料理

2017-11-24 17:43:40 | 九州・沖縄
PB247003.JPG

福岡へ出張した際には一緒にランチする仲間がいまして…
今日はその方のリクエストで11月15日にオープンしたばかりだというお店を訪ねてみることにいたします
自然食をテーマとして大阪に3店舗を構えているようではありますが、他府県への出店は今回が初めてとなるようですからワタシとしても気になるところでありますね



PB247008.JPG
昭和通りに面するマンションの2階
1階にはローソンが入っていますし多くのオフィスが並ぶエリアでありますから、決して悪い場所ではないのでしょうが…
その2階へのアクセスがわかりづらいことやエレベーターを降りた後も狭い通路を歩かなければならないなど、ココまでお客さまを誘導してくるのは難しいように思える場所ですね


PB246998.JPG
カフェらしい明るさや、木を基調とした落ち着きを感じる店内には30席ほどが用意されているのですが、おひとりで来店されたご婦人や小さなお子さま連れのファミリーなど幅広いお客さまで埋められていまして…
なんとか残り一卓をいただくことができました


IMG_2997.JPG
提供されるお料理はかなり限定されているのですが、シラスもそれほどで好きでは無いし、アボカドもわざわざ食べようとは思わないし、食べてみたい厚切りロースは夜だけの提供だし…
ってことで、選択肢は日替わりで提供されるプレートに限られてしまいます


PB247004.JPG
「れんこんともちきびのモチモチ焼き」
薄くスライスされたれんこんに挟まれたもちきびは、その名の通りお餅のようにモチモチとしていて、言われなければお餅だと思いこんでいただいていたかもしれないほどでありますし、コリンキーのシャキシャキした食感との変化も楽しめるお料理でありますし…
添えられた小松菜のお浸しなどの小鉢も優しい味付けであります
中でも一番おいしくいただけたのは味噌汁でありまして、自家製だというお味噌の旨味が良い感じですね



玄米ごはんと雑穀米を選ぶことができることもうれしいですし、使われる食材にもこだわりがあるようですが…
一番驚いたのは最初に白湯が提供されたことでありまして、ココまでお客さまの健康に気遣うお店は他にないのではと感心させられます



【自然食カフェ GRAN】
福岡県福岡市中央区大名2-10-38 ディー・ウイングタワー2F
092-519-3028

JR鹿児島本線羽犬塚駅:『肉料理がずえ』   おいしいお肉と人当たりが良いご夫婦が魅力の肉料理

2017-11-23 22:47:24 | 九州・沖縄
PB236983.JPG

おいしいお肉をリーズナブルに提供してくれるお店が八女市にあるとの噂を聞いて…
すっきりと広がる青空にも誘われるように、目印だという"八女伝統工芸館"をナビにセットして向かってみることにいたします



PB236980.JPG
伝統工芸館から信号一つ離れたところにある『肉料理かずえ』
肉質にこだわり続ける店主が選んだという宮崎牛をいただけるお店であるそうで…
夜には炭火での焼肉としていただけるようでありますが、お昼の時間にはステーキやハンバーグをいただくことができるようであります


PB236986.JPG
先ずは「ヒレステーキ」
90g 120g 150g 200gとボリュームを選ぶことができましたので、そこは迷うことなく200gをチョイス
薄切りのペラペラなステーキなんて食べたく無いですからね
厚みがあるお肉をドリップが脱げないように焼き固めることでの芳ばしい香りと、ミディアムレアほどに焼き上げられていることでのしっとりとした舌ざわりで、ヒレらしい柔らかがいただけます


PB236991.JPG
そして「牛モモステーキ」
サガリが使われていることは明記されているものの、それをモモステーキと称されることには疑問を感じるところではあるものの…
150g 200g 250g 300gと選べる中から、サガリは好きでありますので300gをいただくことにいたします
残念だったのは100gほどのお肉が3枚で提供されたことでありまして、それも影響してのことか鉄板ではなく皿盛りであったことでありまして、半分ほどをいただいた頃には冷たくなってしまいました


PB236984.JPG
そして「ハンバーグ」
国産牛と和牛で作られているとのハンバーグにはシャキッと歯ざわりを残す玉ねぎがが入っていまして、なんとなく懐かしさを感じる母親が作るハンバーグのような味わいでありますが、とってもふっくらとしていますし箸を入れると肉汁が溢れ出るものでありました



何にも同じソースが使われるのですが、その酸味の中に甘みがあるサッパリとしたオニオンソースがとってもおいしくご飯によく合うものでありましたし…
何よりもご夫妻の人当たりが良い接客に癒されるお店でありますね



【肉料理かずえ】
福岡県八女市本町2-738
0943-22-6515

福岡地下鉄七隈線六本松駅:『ぴかいち』   お料理のおいしさは基よりステキなサービスがうれしいお店

2017-11-22 23:33:49 | 九州・沖縄
PB226952.JPG

宮崎での仕事を終えて福岡へとフライト
福岡空港には21:00を過ぎての到着であったために、立ち寄ってみたかったお店は既にラストオーダーとなっていて…
それで一度お邪魔した際に感じが良かった居酒屋へと移動することにしようと六本松へと向かいます



PB226943.JPG

PB226944.JPG
空港から30分ほど
地下鉄の六本松駅から近い場所ではあるのですがハッキリとした場所を覚えていたわけでは無く、とりあえず行ってみれば何とかなるでしょと安易に思っていたのですが…
お店がちょっとセットバックしているってこともあり、ちょっと迷ってしまいましたが無事に到着することができました


PB226959.JPG
祝日前夜でもありますし、人気あるお店ということで席が空いているかが不安だったのですが…
タイミングよくお店の奥にあるゆったりとしたテーブル席をいただくことができるという幸運に恵まれます
六本松が学生の街であるってこともあり若いお客さまが多くはありますが、決して大声で騒ぐようなことも無く…
マナー良く楽しんでおられることからもお店のレベルが窺えますね


PB226949.JPG
まずは名物でもある刺し盛りをいただきたいとは思うのですが、せっかく福岡にいるのですから「ゴマカンパチ」もいただきたいところでもありますし…
それで刺し盛り2人盛を3人でシェアすることにしゴマカンパチを別にいただくことにしようとスタッフに声をかけますと、通常7種盛りだという刺し盛りを5種にして3人前お持ちしましょうかとの機転が利いたサジェッションをしてくれただけでなく、ゴマカンパチも盛り込みの一品と変更してくれるという心遣いに感謝でありますし、お客さまの注文を聞くだけではなく、そのお客さまが最も楽しく食事ができるように提案することの大切さを知っているお店だと感心いたします


PB226955.JPG
冷えた身体を温めようと「里芋と豆腐のあげだし」
ぬめりの成分が胃の粘膜を保護するとも言われる里芋が一緒に入っているころで、お酒をいっぱい召し上がられる方にとってもうれしいことでありましょうし、食物繊維が豊富でもあることから女性にも喜んでいただけるであろう商品に仕上げられていますね


PB226961.JPG
続いても温かメニューである「黒毛和牛と豆腐の牛すじ煮込み」
お店仕込みのお豆腐なのでありましょうか 提供されたそれは少し豆腐が溶けている状態ではありますが…
牛すじの甘味とトロンとした食感は見事なものでありまして、添えられる柚子胡椒の香りとともにおいしくいただくことができました


PB226972.JPG
そして「牛さがりのステーキ」
メニューに見つけてしまうと必ず注文するほどに、ハラミ好きのワタシとしては外すことができない商品でありまして…
表面がカリッと焼き上がられたステーキはビジュアルだけでなく、鉄板で焼かれたソースの香りとともに柔らかさを楽しむことができる一品でありました



PB226975.JPG
〆にと、日田風と書かれた「特製ソース 焼きソバ」をいただきますと…
見た目にはあっさりとしているように思えたのですが、しっかりとした味が付いていますので、これでもう一杯ドリンクが進んでしまうようなものでありました



帰り際に店長らしき方から「一度ご来店いただいてますよね」なんて声を掛けられたのですが、それはもう一年半も前のことでありまして…
その時に座った席まで覚えていただけていたことには驚かされましたが、繁昌するお店というのはおいしいお料理を提供するだけでなく、こういったお客さまとのコミュニケーションや臨機応変な対応が必要なのだと再認識させていただけるお店でありました



【六本松ぴかいち】
福岡県福岡市中央区六本松4-9-36 石橋ビル1F
092-737-3254

東京メトロ有楽町線豊洲駅:『とんかつ 田』   薄ピンク色に揚げられた肉厚なロースかつがおいしいとんかつ店

2017-11-21 21:16:04 | 関東
PB216930.JPG

宮崎へ出張する日
いつものように豊洲から羽田空港へと向かうリムジンバスに乗ることにして、豊洲フォレストにある『とんかつ 田』で腹ごしらえをすることにいたします



PB216925.JPG
こちらのオープン当時に一度お邪魔したことがあって、おいしいとんかつを提供してくださることは知っていたのですが、その後なかなかお邪魔することができず…
と言うのも、お昼時には長蛇の列ができていますし、夜の時間だって多くのお客さまで席が埋め尽くされているんですよね


PB216926.JPG
それで今日
お昼どきと言える時間をとっくに過ぎた14:00過ぎ
流石に満席ということもなく久しぶりにお邪魔することができたのであります


PB216936.JPG
いただいたのは「上ロースかつ定食」
お昼としてはなかなか厳しいお値段ではあるのですが、20mmほどの厚切りにされたお肉が薄ピンク色に揚げられたことでのしっとりとした舌ざわりとジューシーな味わいはそれを勝るものであります
5つにカットされたかつのうち、比較的脂身が多い部分となる右ふたつには添えられるピンクソルトをつけて脂身の甘みを引き立ていただき、残る3つの断面にはソースを垂らすように掛け衣のサクサクとした食感を損なうことなくご飯のお供としていただきます



柚子が香るキャベツの浅漬けやたっぷりのシジミが入ったお味噌汁と脇役もしっかりとしていて…
やはり人気店と言うのはメインとなるお料理だけでなく、脇を飾る一品一品もしっかりとしていますし、接客だって感じが良いものでありますね



【とんかつ 田】
東京都江東区豊洲3-2-24 豊洲フォレシア1F
03-5859-5709

都営地下鉄大江戸線門前仲町駅:『牛和鹿』   近江牛専門 一頭買いによる希少部位を提供する焼肉店の元祖

2017-11-20 23:24:19 | 関東
PB206908.JPG

一昨日おいしい牛鍋をいただいたばかりなのでありますが、友人がどうしても焼肉を食べたいと言うので…
ちょくちょくお邪魔しているお店でも良かったのですが、ちょっと気になっているお店へ行ってみようと門前仲町で待ち合わせることといたします



PB206888.JPG
門前仲町駅から歩いて2分ほどのところにある『牛和鹿』ってお店なのですが、赤札堂の脇にある細い路地を入ったところにあるビルの2階と言う場所にあることから、壁面に描かれた大きな看板が無ければ見つけることができなかったかも…


IMG_2950.jpg
狭いエントランスにある小さなエレベーターでお店へ伺いますと、近江牛専門店ということで入り口を入ったすぐのところに証明書が貼られていますし…
一頭買いによる希少部位を提供するお店の元祖とも言われていることから、ミスジであるとかザブトン、イチボなどという売り方はここから始まったのでありましょう


PB206911.JPG
テーブル席や掘りごたつの席もあったのですが、そこは既に予約で埋まっているとのことで、お店の奥にある小上がり席ヘと案内されますと…
その後にやってきた10数名のグループの宴が始まり賑やかになってきました


PB206894.JPG
そんなお店で最初にいただくのは「特上厚切りタン塩」でありまして…
冷凍されることのない生の旨みと食感を楽しむことといたします
タン元の柔らかいところだけが使われているということで、厚切りであってもその硬さを感じることなくいただけますね


PB206900.JPG
そして「本日の特選5種盛り」
一頭買いによる希少部位がいただけるものでありまして、厚切りのサーロインから時計回りにザブトン、ランプ、とうがらし、ヒウチと並べられているとのことですが、素人目には下の3種類は見分けがつきませんね
そして初めて耳にする「ヒウチ」ではありますが、一般的にはトモサンカクと呼ばれるもも肉なのだそうでありまして…
どれもしっとりと舌にまとわるような柔らかさと甘みを感じることができるものでありました


PB206897.JPG
続いていただくのは「切り落とし」
塊のお肉を切り分ける際に出る端材ということなのでしょうが、そうは思えないほどにキレイに切り分けられていますし、お肉の厚みも満足できるもののでありまして…
どんな部位が入るのかはそのとき次第となりますが、お値打ちな商品であると思われます


PB206905.JPG
さらに「漬け込みカルビ」
その名の通りタレに漬け込まれたお肉でありまして、濃厚なタレが焼ける香りにご飯が欲しくなる一品でありますね


PB206907.JPG
そしてそして「昭和のカルビ」なる気になる商品を…
昭和ということでありますからタレで揉み込まれた懐かしいものかと思いきや、サシが美しい上質なカルビが提供されたのであります
これがなぜ昭和なのかは不明なままでありますが、今日は肩バラの一部である「サンカク」という希少な部位が使われているとのことでありまして、サシの甘みを存分に楽しませていただきました


PB206913.JPG
〆にいただくのはいつものように「冷麺」であります
こちらでは盛岡冷麺タイプのものでありまして、ちょっと太めな麺のシコシコとした食感と甘みがあるスープをいただくことができます
これが見事にワタシの嗜好にどストライクでありまして、シェアしようといただいたのですが、ひとりで全部を食べてしまいたいほどでありました



【炭火焼肉 牛和鹿】
東京都江東区門前仲町2-9-5 あずまビル2F
03-3820-2522

東京メトロ日比谷線八丁堀駅:『Denny's』   女性を意識した商品づくりとプロモーションが上手いデニーズ

2017-11-19 23:42:14 | 関東
PB196885.JPG

八丁堀へ行く用事があるから…
久しぶりに会えないかとの連絡があって、駅近なデニーズで待ち合わせをすることにいたします
前にあったのはいつだったかなぁと記憶をたどってみるとそれはちょうど一年前の11月のことでありまして、これほどにご無沙汰しているにもかかわらず連絡をいただけるなんてありがたいことですね


PB196876.JPG
最近、平日に提供されるランチメニューが17:00までいただけるようになったことで話題となってもいますが…
この会社のプロモーションが魅力的であることから、ファミレスの中でもこちらを利用することが多気なってしまうんですよね


IMG_2943.JPG
秋というにはちょっと寒さを増した今日でありますが…
熱々な煮込みハンバーグは魅力的でありますし、濃厚なデミソースのコクや酸味を想像しただけでもおいしそうであります


PB196886.JPG
小腹が空いてきた時間だとは言えハンバーグをいただくほどではなく…
コーヒーとともにクラブハウスサンドをいただくことにいたします
ベーコンとチキン、それにみずみずしいレタスやトマトと卵までが挟まれた贅沢なサンドイッチでありますし、胚芽パンが使われるところは女性を意識しているデニーズらしいところでありますね



【Denny's】
東京都中央区八丁堀2-25-10 三信八丁堀ビル1F
03-3551-9812

京急本線日ノ出町駅:『太田なわのれん』   1868年創業 牛鍋の元祖とも言われる横浜の老舗

2017-11-18 23:23:31 | 関東
PB186856.JPG

しとしとと雨が降る日ではありましたが、おいしいものを食べようと横浜へ出かけます
横浜に住んでいた頃には毎日のように歩いていた伊勢佐木モールを久しぶりに通ってみますと、家系ラーメンが軒を連ねるようにオープンしていて…
街は客層に応じて変わっていくんですね



PB186821.JPG
そんなことを考えながら歩いていた伊勢佐木モールから裏通りへと入ったところにある『太田なわのれん』
1868年に創業した牛鍋の元祖とも言われるお店でありまして…
お肉を食べ慣れない時代に、その臭みを感じさせないようにと牡丹鍋からヒントを得た味噌ダレでお肉を煮る牛鍋が生まれたのだそうであります


PB186824.JPG
店名にもなっている縄で作られた暖簾をくぐり、たたきで靴を脱いだ後にお部屋へと案内されます
4名以上であれば個室をいただくこともできるのですが、今日はふたりということで山吹の間へ
他のお客さまとの相部屋ではありますが、落ち着きがあるお部屋でありますし、お庭を臨むこともできて…
店格の高さを感じることができますね


PB186833.JPG

PB186836.JPG
いただくのは「牛鍋御膳」
まずは前菜として有馬山椒煮と蟹とかぶらの冷菜が提供されまして…
山椒煮ではホロホロと柔らかく煮込まれたお肉の甘みとピリッとした山椒の風味を楽しめますし、ほんのりとかぶらが香る冷菜にはしっかりと蟹の身が入っていて満足いくものでありました



PB186844.JPG

PB186852.JPG
木箱に入れられた七輪と薄い浅めの鉄鍋
それにゴロゴロとサイコロにカットされたお肉とたっぷりの江戸甘味噌
これが創業から150年近く守り続けられているスタイルであるとのことでありまして…
お昼の営業がある土日祝日だけに提供されるサービスメニューであるにも関わらず、ちゃんと仲居さんが目の前でおいしく調理してくださいます
サッパリとしたサシが入った上等なお肉をミディアムレアほどに煮込んだあとは卵を潜らせて…
トロンとした食感と甘みを増したネギと一緒にいただきます


PB186857.JPG

PB186859.JPG
ひとしきり楽しんだ後は、お味噌をしっかりと煮詰めて…
濃厚さを増したお味噌はご飯との相性が抜群でありまして、このお味噌だけでご飯のお替りができるほどのものであります




【太田なわのれん】
神奈川県横浜市中区末吉町1-15
045-261-0636

東京メトロ半蔵門線三越前駅:『天松』   こだわりの素材と秘伝のタレがおいしい江戸前天丼

2017-11-17 20:29:16 | 関東
PB176813.JPG

日本橋へ出かける用事があって…
ついでにランチも日本橋で済ませることにしようと、以前から気になっていた『てんぷら 天松』ってお店へお邪魔することにいたします



PB176805.JPG
1936年に渋谷道玄坂で産声を上げたとのことなのですがその店は今は無く…
ここ日本橋のお店が本店としての位置付けになるのでありましょうか
一階と二階には目の前で揚げられる天ぷらをいただくことができるカウンター席が、そして三階にはテーブル席と、その風格も本店としての位置付けに恥じることがないものであるように思えます


PB176810.JPG
暖簾を潜ったすぐそこにある帳場で食券を買うこととなるのですが、13:30近くになっても一、二階ともに満席であるとのことでありまして…
次の予定への時間が迫っていることを伝えると三階のテーブル席ならばと案内していただくことができ、狭い階段をグルグルと回って登ります


PB176814.JPG
いただくのは「花てんどん」
海老2本とイカやキス
それに季節の野菜としてかぼちゃとしめじと舞茸の天ぷらが載せられ、さらには小海老とミニホタテのかき揚げまでもが盛られる贅沢なものでありますし、タレに浸けられた天ぷらの姿はまさに江戸前でありますね
素材にこだわるというだけあって、使われる海老はかき揚げの小海老までもがしっかりとしたものでありまして…
最近のコストや手間を嫌うお店とは別格であることが感じられます
そんなお店でありますから、お味噌汁にだって手抜きはなく…
出汁の香りが鼻から抜けますし、具だって丁寧にカットされたお豆腐となめこがバランス良く入っていましたよ



お昼の営業終了に向けクローズの準備をしていたであろう三階に快く案内してくれるおもてなしの気持ち
そして、お見送りも自然な笑顔で…
おいしいお料理がいただけるお店は少なくないのですが、接客が素敵なところは少ないだけにうれしい気持ちになりますね



【てんぷら 天松】
東京都中央区日本橋室町1-8-2
03-3241-5840