年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『博多流 斗樹』 “元祖!替玉革命”を名乗る替玉の魅力にはまりそうです

2020-05-31 22:24:31 | 関東
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新大橋通りを八丁堀から新富町へと歩いた中間辺りにある『博多流 斗樹』
九州の豚骨ラーメンといえば、豚骨スープの発祥とも言われる“久留米ラーメン”、替玉の文化を生み出した市場ラーメンである“長浜ラーメン”が有名どころではありますが…
こちらでは福岡県の内陸部にある筑豊地区で親しまれている“筑豊ラーメン”を提供しているのだそうです



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そんなお店が提供するサービスに“元祖!替玉革命” と称する変わった替玉があって…
これが実に興味深いこともあり体験させていただくことにいたします

入口を入った先には厨房に向かうように3~4人が座れる小さなカウンターが、その背となる窓側には2名掛けのテーブルが3つ、奥に4名掛けのテーブルが2つ置かれるだけの小さなお店かと思いきや…
夜の居酒屋タイムでは二階にある客席も開放されるようですね


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先ずはデフォルトである「とんこつらぁめん」をいただきます
スープは長浜系ほどではないまでもスッキリ系で、豚骨の臭みもないことから万人受けするもの
筑豊ラーメンらしさである醤油ダレの風味も効いていておいしくいただけます
麺は博多ラーメンらしく茹で加減を選ぶことができるとのことで“カタ”でいただくことに
細麺のストレートではありますが、博多ラーメンとしては加水が多めのようであります
トータルとしては可もなく不可もなくと言った感じで無難にいただくことができました


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麺を食べ終えるタイミングでお願いする替玉
もちろん麺だけをいただく普通の替玉もあるのですが、こちらで提供される“替玉革命”とは麺のお替わりだけでなくスープの味までもを変えてくれるというのであります
その種類は激辛とんこつらぁめんに味変する“赤玉”、マーねぎとんこつへの味変する“茶玉”、黒ゴマ担々麺への“黒玉”と3種類であるとのことで“赤玉”をチョイスします
食べ終わったラーメンを厨房へと持ち帰られ辛味調味料などを加えたあと、新たにお願いしたラーメンかと思えるほどに美しくリメイクしてくださっていました

激辛とのネーミングに偽りはなく、油断して啜りますと咽せて咳き込むほどであります
とは言え、ただ辛いだけでなく旨味は加わることで、1杯目のシンプルなものよりも強いインパクトがあって印象に残るもので…
一度に2種の味わいをいただく贅沢を楽しむことができました



【博多流 斗樹】
東京都中央区新富1‐19‐2 仲ノ橋ビル1F
03-3537-7779



『日本橋 玉ゐ』 老舗感ある佇まいの中でいただく江戸の味 “穴子”

2020-05-30 23:27:25 | 関東
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日本橋高島屋 S.C.が27日に営業を再開したこともあり、以前の人通りに戻ったかのように思える日本橋
とは言え、まだまだ営業の再開に慎重なお店も多いことからかつてのような賑わいを感じることはありませんね



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そんな高島屋の裏手にあって、いつも席待ちの列ができている『玉ゐ』を覗いてみますと…
先客かと思えたご夫婦は持ち帰りができるのを待たれているとのことで、待つことなくカウンター席をいただくことができました
とは言え、店内はほぼ満席の状況であることから、お持ち帰りのお客さまには30分ほどの時間をいただいているようですね

さてこのお店
その佇まいに老舗感を出していますが、昭和28年に建てられた酒屋をリノベーションされたものであるそうで…
経営をしているのは日本酒スタンド『川口商店』や牡蠣ふらい屋『浜moto桜』など個性的なお店を展開するバレンタインブルーコーポレーションという興味深い会社であります


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提供される商品は、穴子の“煮上げ”もしくは“焼き上げ”を選ぶことができる「箱めし」をメインに、旬の“魚介”や“お野菜”とともにたっぷり煮穴子をいただくことができる「穴子ちらし」でありまして…
箱めしは前回いただいていましたので、今回は穴子ちらしの“特特”をいただくことにいたします

大名椀で提供されたちらしには、赤身だけでなく中トロまでが使われるマグロやカンパチのほかイクラやウニまでが乗せられる豪華さでありますし、そのネタの隠されるように煮穴子が敷かれています
それぞれのネタにはキチンと味がつけられていますので、お醤油などを使うことなく山葵だけを添えながらいただきます
そんな生ネタとともに盛り付けられることから煮穴子は冷まされたものであるのですが、それでいてもふっくらと柔らかな食感は見事でありまして…
ハスの茎やきゅうり、オクラなどの野菜が、良い箸休めとなって飽きること無くいただけることもありがたいですね



【日本橋 玉ゐ】
東京都中央区日本橋2-9-9
03-3272-3227




『炭火焼肉 甲州天山』 山梨県の精肉店直営 山梨県産和牛「甲州牛」がリーズナブルにいただけます

2020-05-29 23:15:35 | 関東
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コロナ禍でのステイホーム生活
特別な用事がない限り運動を兼ねてとお昼の一時間を目安にランチへ出掛けているのですが、バスや電車を使うこと無く歩いて行ける範囲ではご馳走をいただくこともままならず…
先日、某焼肉チェーン店でテイクアウトした「牛カルビ弁当」があまりにも残念なものであったこともあって、おいしいお肉をいただきたいとの衝動に駆られます



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それで今日
八重洲まで出掛けてひとり焼肉を楽しもうかと思っていたのですが、まだ体が慣れていない暑さでもありますし、営業を再開されているか否かも定かではなく…
茅場町にある『茅』でとんかつをいただくことにしようと歩いていたところで、「甲州天山のお弁当は如何ですか〜 店内も通常通り営業しておりま〜す」との耳障りが良い明るく元気な声が聞こえてきたのであります

『天山』と言えばGEMS茅場町へ移転する前の新川店へお邪魔したのが7年前のことでありまして、久しぶりにそのとんかつをいただこうと訪ねてみますと、こちらの看板には“とんかつ”ではなく“炭火焼肉”の文字があるではないですか…


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聞くと、かつてはこちらの直営店であったそうなのですが、今ではフランチャイズのような形での営業となっている姉妹店であるそうでお肉などの食材はこちらから納めているのだとか…
となると迷うのがとんかつにすべきか焼肉をいただくかと言うことなのですが、看板にもあるように始まりは焼肉であったとのことで「焼肉定食」をいただくことにいたします

100gのお肉で作られるものがデフォルトであるようですが、肉大盛や肉ダブルとのラインナップがあることから“肉ダブル”を選びます
たっぷりな玉ねぎとともに炒められたお肉は山梨県産和牛“甲州牛”が使われているそうで、カルビであろうと思われる脂身の甘みのおいしさは満足できるものでありますし、甘めなタレがご飯のおいしさを引き立てていて…
添えられるナムルやキムチとともにおいしくいただくことができました



【炭火焼肉 甲州天山】
東京都中央区八丁堀1-11-2
03-3551-4431



『中俣酒造 茂助』 新鮮であるからこそのネタのおいしさをたのしめる「ぶつ丼」をいただくお昼

2020-05-28 22:19:20 | 関東
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おいしい“のどくろ”を提供するお店として注目を集める『中俣酒造』
1904年に鹿児島・指宿で創業した焼酎の蔵元を実家に持つオーナーが八丁堀から銀座にかけてのエリアで7店舗を展開する居酒屋でありまして、ずっとお邪魔してみたいと思いながらもランチの営業をしていないことから機会を作ることができずにいたのですが…



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全都道府県で緊急事態宣言が解除となったものの東京都では飲食店の営業は22:00までにするようにとの要請があることから、一昨日からお昼の営業を始めたとのことで…
この機会を逃す手はないと京葉線八丁堀駅から歩いて2分ほどのところにある『中俣酒造 茂助』へお邪魔したのですが、こちらでは以前からお昼の営業をされていたようですね

新大橋通りや鍛治橋通りに面することない裏通りであることから、これまでお店の存在に気付かずにいたのですが…
厨房がオープンになった40席ほどのお店は臨場感を感じながらも落ち着いた雰囲気で居心地が良いですね


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さすがにお昼からのどくろをいただくことはできず、魚が旨いお店の自信の一品とある「ぶつ丼」をいただきます
生本マグロや鰹のたたき、それに大きめにカットされた茹蛸と甘海老が乗せられていまして、そのネタは毎朝豊洲市場へと足を運び仕入れたものであるとのことでありまして…
しっとりと舌にまとわるような鮪や特有に生臭みを感じることのない鰹、更には立派な大きさである甘海老の甘みも納得なものであります
最も驚いたのは20mm角ほどのぶつにされた茹蛸でありまして…
生蛸のコリコリとした食感は大好きでありながらも茹蛸では水っぽさを感じることが多くおいしいと感じることは滅多になかったのですが、この茹蛸は絶妙な塩加減で茹でられるせいか、ほど良い歯応えと甘みは感動レベルの絶品でありました
更に別皿に乗せられた卵焼きも既成のものではなく…
丁寧にお店で焼いたものであろうことが窺える、しっとりとしたものでありました



【中俣酒造 茂助】
東京都中央区八丁堀4-9-9 八丁堀フロンティアビル 1F
03-6280-3524



『名代 宇奈とと』 一昨日から始まった期間限定メニューはボリュームたっぷりの鰻を楽しめる「うなめしギガ増し+」

2020-05-27 22:01:21 | 関東
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お昼をいただこうと何も思い浮かばないままに八丁堀まで歩き、このまま新富町まで歩いてみようかと思い始めたところで見つけた『宇奈とと』
都内を中心に15店ほどを展開しているお店であることから看板を見かけてはいたものの未だお邪魔したことはなく…



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これも何かの縁であろうと覗いてみますと、炭火で焼き上げる香りが店先にまで漂っていたのであります
その香りに魅かれて迷っていますと「テイクアウトもやってますし、店内のお席も空いてますよ」と声をかけてくださったスタッフの元気の良さに釣られ、入り口に最も近いカウンター席をいただきます


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看板商品でもある550円でいただくことができる「うな丼」では物足りないであろうことから「うな丼ダブル」にしようか、それとも「うな重」、はたまた「うな重上」と悩んでいたときに見つけた季節限定メニュー「うなめしギガ増し+」
一昨日に始まったばかりだとのことですし、通常の「うなめし」の4倍もの鰻が盛られるとのことから、これならきっと満足できるであろうとお願いいたします

提供された丼は期待を裏切らないボリュームでありますし、少し小骨が気にはなるもののふっくらと焼き上がった鰻は炭火で焼かれたことでの芳ばしさもあって納得のレベルであるのですが…
些か感じられる臭味を消すためか、かなり濃いめのたれが掛けられていますして、その甘みに風味を添えようと振った山椒をも超えるものでありました
また、良かれと乗せられているであろうたっぷりな刻み海苔も、その風味が強く折角の鰻の味わいを邪魔しているようにさえ感じられました
とは言え、刻まれた鰻がたっぷりでありますので、ごはんとのバランスを考えることなくガツガツといただくことができました



【名代 宇奈とと】
東京都中央区八丁堀3-18-7
03-5117-6969



『都寿司』 1887年創業 130余年続く老舗の"仕事"をいただくことができる「にもの丼」

2020-05-26 22:17:37 | 関東
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お金に糸目をつけなければおいしいお寿司を提供してくれるお店はいくらでもあるのでしょうが、ほど良いお値段で満足させてくれるお店は少なく…
そんなお店を見つけた時には言葉で言い表せぬ喜びがあるものでして、お邪魔させていただく『都寿司』もそんな喜びを体験したお店のひとつであります



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引き戸を開けた先には白木の一枚板が美しいカウンター席がありまして、中に立つ4人の職人さんの生き生きとした挨拶に迎えられ…
魚の図柄でイメージが揃えられた藍色のマスクにセンスの良さを感じて尋ねてみますと、コロナ渦中で休業をしていた際に職人さんの奥さまが手ぬぐいで作ってくれたのだとか
130年以上続く老舗でありながら “寿司は庶民のもの” との理念のもと、敷居の高さを感じさせることの無いサービスと、リーズナブルなお値段で提供していただけるお寿司だけでなく、従業員間のアットホームな雰囲気まで感じることができ笑みがこぼれます


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シャリとネタが2つの桶に分けて提供される「二重ちらし」と並んで人気があるという「にもの丼」をいただきます
シャリの大盛りだけでなく、丼メニューでは具の増量にも対応してくださるようではありますが、今日は何れもお願すること無く…
丼には煮穴子をメインに、ホタテ、海老、蛸などが盛られますが、その全てに火が通されています
江戸前に仕事の代表格でもある煮穴子は上品な味わいの煮切りでふっくらと煮込まれていますので穴子本来の旨みや香りを失うことなく…
濃すぎることにない“ツメ”が丼ぶり全体に回されていますので、最後までまとまった味わいでいただくことができる絶品でありますね
そしてもうひとつ特筆すべきなのが“かんぴょう”でありまして…
これまでかんぴょうはあってもなくても構わない添えものとしか思っていなかったのですが、こちらではそのかんぴょうが良い仕事をしていて、これがあるからこそのおいしさであると感じることができました



お隣のお客さまがお帰りになられたあとを片付けに来たスタッフはテーブルの下をのぞき込む“忘れ物チェック”をする姿に、こんなことまで教育されているのかと感心させられますし、二重ちらしやにもの丼だけでなく、鮪へのこだわりも感じられるお店でありまして…
次回は鮪目的でお邪魔させていただくことにいたします



【都寿司】
東京都中央区日本橋蛎殻町1-6-5
03-3666-3851




『新広東菜 嘉禅 − Cantonese Kazen −』 オイスターソースで煮込まれたソースがおいしいフカヒレの姿煮をいただくプチ贅沢なお昼

2020-05-25 21:48:20 | 関東
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オフィスに用事があって銀座
4月末に来て以来ひと月ぶりの銀座は,、先月に比べ人通りが増えたように思えますが、三越や松屋、東急プラザを始め多くの施設やお店が休業中であることから活気を感じるまではなく…
今日にも緊急事態宣言は解除されるようですし、手洗いや消毒、そして3つの“蜜”を避けることを忘れることなく行動し、早く日常を取り戻していきたいものであります



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久しぶりに銀座へ来たのだからおいしいランチをいただくことにしようと、マンダリンホテル出身のシェフが腕を振るう『嘉禅』へお邪魔させていただくことにいたします
夜には10,000円を超えるコース料理を提供されるお店でありますが、お昼の時間には比較的リーズナブルにハイクォリティーなお料理をいただけることでお気に入りのお店でありまして…
落ち着いた雰囲気の中でいただくプチ贅沢なランチは自粛生活を頑張った自分へのご褒美でもありますね


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フカヒレの料理をウリとするお店でありますので、暑い日ではありましたが「ふかひれ姿煮込みランチセット」をいただきます

「本日の 一口前菜 」として提供されたのは、高級珍味とも言われるクラゲ頭の甘酢としっとりとした蒸し鶏でありまして、クラゲ本来のコリコリとした食感は刻みクラゲでは得られないおいしさであります

「薬膳蒸しスープ 」には鶏肉のほか、大根や人参、牛蒡、蓮根と野菜もたっぷりで…
元気の源とも呼ばれる薬膳で免疫力も上がったことでありましょう


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そしてメインとなる「ふかひれの濃厚姿オイスターソース煮込み 」
じっくりと煮込まれたことでの滑らかな舌ざわりとプリプリとした歯ざわりがおいしいことはもとより、さすが看板料理と納得するほどにオイスターソースで煮込まれたソースがおいしく…
お皿にたっぷりと装われていますので、そこへご飯を投入したいという衝動を抑え、お上品にレンゲですくいながら添えられるご飯とともにいただきました
何気ない搾菜もネギ油で和えられているなどひと手間を掛けたものであることもうれしいですね


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提供と同時に蓋が下げられてしまいましたが、鳥籠のような籐で編まれた籠で提供された「杏仁豆腐」は濃厚かつクリーミーでありながらも杏仁の香りがしっかりとしたものでありました



こんな時期だからでありましょう
予約対応ではありますが「ふかひれのあんかけ御飯」をテイクアウトすることもできるようで…
散翅(サンツー)と呼ばれるほぐし身であれば1,000円、姿でも2,000円でいただけるとのことですから、一度はいただいてみたいものであります



【新広東菜 嘉禅 − Cantonese Kazen −】
東京都中央区銀座6-5-13 銀座美術館ビル 2F
03-6264-5851




『肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場』2020.04.06OPEN 餃子酒場の火付け役とも言われるお店が八重洲の裏通りにオープン

2020-05-24 23:37:41 | 関東
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お気に入りだった定食屋さんが開業から一年も経たずに閉店し、その後にオープンした寿司屋さんも2~3ヶ月でやめてしまい…
次は何ができるのかと気にしていたところ、餃子酒場ブームの火付け役でもある『ダンダダン酒場』がオープン準備をしていたのであります



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4月1日がオープン予定とのことではありましたが、その後の「緊急事態宣言」もあって八重洲へ出かけることが無かったので、予定通りにオープンできたのか否かを知ることはなく…
ひと月半ほどぶりに出かけてみますと、1週間ほどオープンが遅れたとのことではありますが元気に営業されているではないですか
ってことで、今日のお昼はこちらでいただくことといたします


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お昼のイチオシ商品は「肉汁 餃子ライス」であるようですが、白ごはんではつまらないと、グランドメニューから選んだ「ジャージャー麺」とともに「焼餃子」をいただくことといたします

かつてのお店には客席の中央に餃子を握る場所が置かれていたのですが、こちらにはそういったスペースが設けられることはなく…
お持ち帰りでもいただくことができる冷凍餃子が使われているようですね
とは言え、そのクオリティーはしっかりとしていて、ムチッとした歯応えがおいしい餃子の皮でたっぷりの餡が包まれていますし、そこからは飛び散るほどの肉汁が溢れるのであります


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残念だったのは「ジャージャー麺」でありまして…
掛けられる“炸醤”に不満はないのですが、茹でられた麺には団子があるなど74店舗目ともなるといろんな問題が出てくるのだと改めて感じます


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多くのお店では100円ショップで買ってきたかのような安普請なものが使われているのですが、こちらでは卓上に置かれるお醤油や辣油などの器にもこだわりがあるようで…
キレイに手入れされていることから衛生的に思えますし、好感が持てますね



会計時に餃子の件を尋ねてみますと、いまでもお店で握っているお店もあるとのことですし、そのスタッフも先日「にぎり研修」を受けてきたのだと言うことで…
決してお店で握ることを止めたのではなく、店舗の大きさや賃料などを考慮しているのでしょうね



【肉汁餃子製作所 ダンダダン酒場】
東京都中央区八重洲1-4-4 フィルパーク八重洲1F
03-6665-6465




『薮伊豆総本店』  天保年間に京橋で創業したという老舗蕎麦屋でランチ

2020-05-23 23:21:31 | 関東
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暑くもなく寒くもなく…
散歩日和でもあるようだし久しぶりに日本橋へ出かけてみようと八重洲通りをテクテクと歩いていたのですが、思っていた以上に湿度があったのか額に汗が滲み始めます



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昭和通りに並行する“江戸・もみじ通り”に面する老舗蕎麦屋『薮伊豆総本店』
お邪魔するのは2度目となりますが、高級感がある門を潜る際にはちょっとした緊張感があります
促された二階席には4名掛けのテーブル席が9卓のほか、グループでも使える小上がり席が用意されていることから予約をして来店されるお客さまもいらっしゃるようですし、時には“寄席”も行われているのだとか…


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そんな上質な空間でいただくのは、お値打ちに提供される「まねき猫ランチ」をいただくことにいたします
ユニークに思えるネーミングではありますが〝お客様に“福が来ますように”と縁起が良い名前を付けました〟とのこと
ありがたいことであります

このランチ
いわゆる“天せいろ”に副菜と小鉢、そばの実のご飯が付くと言うものありまして、蕎麦屋の定番である板わさに使われるかまぼこや高野豆腐、それにきんぴらが添えられる副菜はうれしいですね
そして天ぷら
海老の天ぷら一本にしし唐が添えられるだけではありますが、その海老はムチッとした歯触りと甘味を感じることができる立派なものであることに満足を感じます
もちろん二段のせいろで提供されるお蕎麦も歯ごたえや香りがあるものでありまして、辛汁を付けて一気に啜り上げる喉越しを楽しむことができました



【薮伊豆総本店】
東京都中央区日本橋3-15-7
03-3242-1240



『CoCo壱番屋』 季節限定で提供される「スパイシーマサラカレー」は香り豊かなスパイスがおいしいものでありました

2020-05-22 23:06:14 | 関東
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愛知県の小さな喫茶店が提供していたカレーがおいしいと評判になり、今では国内に1,200店舗以上を構えるチェーン店にまで成長した『CoCo壱番屋』へ初めてお邪魔したのは30年ほど前のことでありまして…
食品リサイクル法によって廃棄物の削減が企業に義務付けられたことで廃止されてしまったようですが、1978年の創業時から続けられていた1,300g以上のカレーを20分以内に完食すれば料金がタダになるという“大盛りチャレンジ” が目的であったように覚えています



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最近では定番のポークカレーに加え、季節限定メニューが提供されているようなのですが、これまであまり魅かれることなくいたのであります
昨日、某老舗居酒屋の美人女将がSNSにアップしていた「スパイシーマサラカレー」がめっちゃおいしいとの記事が気になって…
調べてみますと今月末日までの販売であるようですし、売り切れ次第終了とのことでしたので、早速お邪魔させていただくことといたします
さすがビジネス街のお昼どき
席待ちのお客さまが出るほどに混み合っていますが、カウンターでは隣り合うお客さまとは一席空けての案内をされるなどソーシャルディスタンスへの取り組みが成されていますね


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さてさて、目的とした「スパイシーマサラカレー」には、スタンダードなものから、スクランブルエッグやほうれん草、チーズが添えられるものとバリエーションがあって…
玉子を添えると折角のスパイスが円やかになってしまいそうですし、チーズを加えるとその濃厚さが主張しそうだしと「プラス ほうれん草」をいただきます
定番のポークカレー同様に辛さやライス量、追加トッピングを選べるとのことでありますが、問題となるのが辛さでありまして…
“スパイシー”とあることからポークカレーで言うと何辛くらいに相当するのかと尋ねてみたのですが、辛さの種類が異なるので何ともお答えできませんとのこと
確かにそうなのでしょうが「私はいつも2辛を食べますが、このカレーは辛さを増さなくてもちょうど良かったですよ」的な応えがあっても良いのではと思いますね
結局辛さを増すことなくいただいたのですが、辛さだけではなく香りを楽しむことができるスパイスには満足することができたものの、ベースとなるカレーに甘みが感じられることから卓上に置かれる辛味スパイスで調整させていただきました
ひよこ豆の食感も楽しくいただけるのですが、芳ばしく焼かれたローストチキンがゴロゴロっと入っていることがうれしいですね



サラダも一緒にいただいたこともあって1,800円ほどのお値段になってしまった価格設定はチェーンのカレーショップとしてはかなり強気なものであるのですが、これからの時代は安く売ることではなく価値があるものを売るべきであろうことを考えると正しい戦略だと言えると思いますし、会計時に「辛さは大丈夫でしたか?」との声掛けなどサービス面もしっかりしていて…
多くのチェーン店とは一線を画すお店であると感じます



【CoCo壱番屋】
東京都中央区八丁堀1-7-8
03-3537-0568



『和食居酒屋 藤喜丸』 ちゃんこを看板料理とする居酒屋でいただくステーキランチ

2020-05-21 23:51:50 | 関東
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新川一丁目交差点近くにある『藤喜丸』
かつて『時津洋』って看板を上げていた頃から何度もお店の前を通ったことはあるのですが、ちゃんこ鍋が看板料理であることからお邪魔する機会がなくて…



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そんなお店の前を歩いていますと、テーブルに並べられたおいしそうなお弁当やお惣菜の脇に店内用のランチメニューを見つけます
そこには「新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の中ご来店下さったお客様に当店藤喜丸より感謝の気持ちを込めて還元させていただきます」と書かれ、通常1,000円弱で提供される定食ものが500~600円でいただけるとありましたので半間ほどと狭い階段を下ります
その階段はステップに付けられた滑り止めなどが掃除されず真っ黒でありますし階段を降りた先も雑然としていて残念に思えたのですが、キチン清掃された店内にひと安心であります


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折角なので「野菜たっぷりヘルシー こだわりちゃんこ鍋」 をいただこうかと思ったのですが、残念なことに完売してしまったとのことで「アンガス牛ステーキ定食」をいただくことといたします

お肉は120gほどではありますが、サラダのほか小鉢としてぶりの南蛮漬けまでもが添えられていますし、たっぷりな玉ねぎも…
栄養バランスを考えた商品であるようですし、ミディアムほどに焼かれたステーキは柔らかいだけでなく旨みを感じることができるものと満足度が高く、別皿で提供される和風味のオニオンソースのサッパリとしたおいしさでいただくことができました



【和食居酒屋 藤喜丸】
東京都中央区新川1-3-7 ストークマンション B1F
03-3555-7744



『中華居酒屋 美味閣』 小指ほどの海老がゴロゴロと使われる海老チリはチリソースがおいしいものでありました

2020-05-20 23:38:42 | 関東
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とっても肌寒さを感じる日
一度は仕舞ったレザージャケットを引っ張り出し、ランチをいただこうと八丁堀へ出掛けます



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八丁堀には京葉線と日比谷線の駅があるのですが、その京葉線側の出口近くには中華料理店が多くあって…
その中の一つである『美味閣』にお邪魔させていただきます

入り口脇にビールケースなどが置かれていることには抵抗感がありますが、それらがきちんと整えられていることや、歩道と店舗との段差などがきれいに掃除されているには好感を持つことができまして…
店内もきれいに掃除されていますし、安っぽさを感じることも無く、きっと丁寧に調理されたお料理がいただけるであろうと期待を高めます


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日替りで提供されるランチメニューもありましたが、今日は定番のランチメニューから「エビのチリソース煮」をいただくことといたします
正直なところランチ価格で提供される「海老チリ」に期待を寄せることはないのですが、メニューの載せられた写真にあるゴロゴロとした海老に魅かれたのであります
使われた海老は火を通しても赤く色が変わることになく、プリッとした食感だけを残した保水海老でありますが、小指ほどの海老がゴロゴロと10個使われていますし、チリソースもおいしく…
期待を超える一品に、満足なランチとなりました



【中華居酒屋 美味閣】
東京都中央区八丁堀4-13-14 中銀八丁堀マンシオン 1F
03-6280-5209



『博多純系豚骨らーめん まんかい』 博多一風堂出身のオーナーが大阪で開業し福岡へ帰って来ました

2020-05-19 23:39:48 | 九州・沖縄
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常宿をチェックアウトし「マスクを必ず着⽤していただき、緊急の場合を除き車内での会話はお控えください」とのアナウンスが流れる地下鉄で福岡空港へ
非常事態宣言は解除されたとはいえ、大きな第2派を起こさないためにも気を緩めない行動を促すことは大切ですね



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フライト前にお昼を済ませておこうと、ふた月ぶりのラーメン滑走路
目的としていた『一幸舎』のほか半分ほどのお店が自粛休業中でありまして…
豚骨ラーメンの本場である福岡で大阪発のラーメン店が提供する博多豚骨ラーメンをいただく必要があるのかと迷いながらも、『一風堂』出身のオーナーが展開してるお店であるとのことで『まんかい』の暖簾を潜ります


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貝柱や干し海老からとったという“基ダレ”と豚骨スープを合わせた「潮とんこつ」
トマトと合わせたスープを生パスタのような食感だという多加水麺でいただく「トマとん」
などと変わり種もあるのですが、やはり基本であろう「純とん」をチャーシューや煮卵が乗せられる「スペシャル」でいただくことといたします

先ずはスープ
舌ざわりが滑らかなクリーミーなスープは豚骨の奥深い旨みを感じるだけでなく、脂が上手く乳化されているのでありましょう
喉どおりが良い円やかさに2杯3杯と進んでしまいます

麺は加水が少ないストレートの極細麺
いわゆる長浜系ラーメンの王道的な麺でありますが、小麦粉の風味もあって…

チャーシューは肩ロースとバラの2種が乗せられていまして、柔らかさとともに絶妙なな塩の加減で引き出されたお肉の旨味を楽しむことができますし、煮玉子も半熟の黄身が見事なものでありました



卓上に辛子高菜や紅生姜が置かれていないことに違和感を感じ、この辺りが大阪流なんだなぁと思っていたのですが…
どうやら、コロナ対策の一環として衛生面を考えた対応であるようですね



【博多純系豚骨らーめん まんかい】
福岡県福岡市博多区下臼井778-1 福岡空港国内線ターミナルビル3F ラーメン滑走路内
092-710-7626



『えん家』 天神のど真ん中にある飲食ビルでいただくリーズナブルなとんかつ

2020-05-18 23:20:13 | 九州・沖縄
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午前中に福岡へ入る予定で移動していたのでありますが、信号機トラブルの復旧ために一部区間が不通となり…
3時間半ほど足止めされたことから、天神へ着いたのは14:30に近い時間になってしまったのであります
お腹はペコペコですし、しとしとと雨も降っていることから、ランチを求めて歩き回る気にもなれず、天神のど真ん中で50年続く老舗立ち飲み屋『角屋』が1FとB1Fに入る角屋食館へお邪魔させていただくことにいたします



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立ち飲み居酒屋、ラーメン店、とんかつ店、焼肉店とフロアごとに異なるテナントが入っていることから、どのフロアで何をいただこうかと迷いましたが、3Fにある『えん家』でとんかつをいただきますと…
お客さまと対面するレジだけでなく、カウンター席と調理場との間もビニールシートで仕切られるなど感染拡大防止への対策もバッチリでありますね


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とんかつ膳やチキン南蛮定食などなど、1,000円札でお釣りがもらえるほどのリーズナブルな商品が並ぶランチメニューから「ひれかつ・豚汁膳」を選びます
ひれかつは40gあるかないかほどのものが2貫と控えめですが、しっとりと揚がったお肉は柔らかく、サクッと揚がったパン粉の食感とともにおいしくいただけます
そして豚汁
これがなかなか優れものでありまして…
豚バラのほか、大根や人参、ごぼうや里芋とたっぷりな野菜にこんにゃくや厚揚げまでが入った具だくさんに満足であります
そして、柚子胡椒が器に付けてあるところなど九州らしくて良いですね
添えられるご飯がおいしくて…
とんかつ屋さんはこうじゃないとダメですね



【えん家】
福岡県福岡市中央区天神2-10-12 角屋食館ビル 3F
092-738-8268




『ハンバーグ オニオン』 オニオンソースのおいしさでいただくしっとりとした柔らかハンバーグ

2020-05-16 22:51:19 | 九州・沖縄
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鳥栖にある行列ができる人気ハンバーグレストラン『フレンズ』
これまでにも何度かお邪魔してみようと試みたことはあるのですが、いつも60~90分ほどの待ち時間だとのことで断念をしていたのでありまして…
こんな時期だからいつもよりお客さまが少ないのではないかと鳥栖へと出向いてみたのですが、残念なことに自粛による休業を解除されていなかったのであります



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しかし、筑後エリアには『ミスタージョージ』や『オニオン』などハンバーグの専門店が多くあることから、他を探すにも労することはなく…
車で5分ほどのところにある『オニオン』を訪ねてみますと、お客さまが少ない時期にできることをとのことでか、入り口近くの窓枠を綺麗に塗り直されている最中でありました
営業中との看板はありますが、店内での食事ができるのかと尋ねますと、とびっきりの笑顔と元気で大丈夫ですよと答えてくださったのであります
店内は“蜜”を避けるためにとテーブルを間引くことでソーシャルディスタンスを確保してくだださっているのですが、その不自然な空間には間抜けた感じが否めませんので大きめな観葉植物などを置いて空間を埋める工夫も必要ですね


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提供されるお料理は M:170g L:270g LL:450g との3段階のボリュームが選べる「黒毛和牛ととびうめ豚のハンバーグステーキ」をメインに、若鶏のカツレツや黒毛和牛のシチューなどとを組み合わせたコンビネーションメニューがあるだけのシンプルさでありまして…
コンビネーションにも魅かれるところではありますが、初めてお邪魔するお店でもありますのでハンバーグだけをいただくことといたします

しっとりかつふっくらと焼き上げられたハンバーグには玉ねぎがたっぷりと入っていまして…
お肉の歯ごたえや特徴ある香辛料の香りを感じるようなものではないのですが、どこか懐かしいというか飽きがこない優しい味わいに魅力を感じることができます
ドミグラスソース、和風ソース、てりやきソースに加え、トマトソースやチリソースなど5種から選ぶことができるソースからは和風ソースをチョイス
たっぷりと玉ねぎを使われたソースの甘みはハンバーグだけでなくご飯もをおいしくいただけるものであることがうれしいですね


最近はサービスの簡素化だけを目的としたような名ばかりのサラダバーを設けるお店が多いのですが、こちらでは食事中に「サラダのお替わりは如何ですか」と声をかけていただけるなどスタッフとのコミュニケーションも楽しむことができるステキなお店でありました



【ハンバーグ オニオン】
佐賀県鳥栖市田代大官町878-3
0942-81-5070