工房八重の部屋

京都の紹介、日々の出来事や思いを綴ってます

二条城の特別公開の、東南隅櫓と二の丸御殿台所の内部を、見学する

2010年10月14日 | Weblog
二条城は、11月23日まで、お城祭りのイベント中で、始めて内部が公開される、

東南隅櫓や、二の丸御殿台所の内部を見学するイベントが、10日、11日に

開催されるのを、市民新聞で知り、往復はがきで申し込みました。

いつも東南の隅にそびえ立つ、東南隅櫓の内部は、どんなのでしょうか?

入って見ると、1階は、板の間になっており、2階はかっては、畳敷だったとの事!

毎日テレビのクルーの方が、取材していました。

参考になったのは40分近く、職員の方が、説明してくださった、二条城の歴史です。

徳川家康が、上洛する際の宿舎と京都を守護するというために、二条城を造ったという

歴史はだれでも、知っていますが、三代将軍家光の代に、将軍の娘婿である、後水尾

天皇の行幸のために、大幅に拡張され、内堀を作り、その中に本丸御殿、天守閣、

(江戸時代に焼失、現在の本丸御殿は桂宮御殿を移築したもの) 

などが建てられ、家康時代よりも,1、5倍位の広さに拡張されました。

そのため、家康時代の二条城は、謎とされ、ただ数多く残る、洛中洛外図の中に、

徳川家康時代の姿を、描いたものから、イメージが掴まれるということです。

現存する洛中洛外図 (京都の街の様子)は、今、全国に100点あまり残っていると

のことで、そんなに沢山存在していたことに、驚かされました。

以前に、祇園祭りの様子の、洛中洛外図を見たことがあります。

色々と興味ある説明を聞き、市民にとって、しだれ桜見学等で、親しみのある

二条城の歴史を知り、より興味深い、存在になりました。



堀川通に面した、東南隅櫓は、市民にとって、いつも見える風景!


東南隅櫓は家光が、二条城を拡張した際に造られたもの!
その当時、四隅を含め、五箇所に櫓が建てられましたが、現存するのは、東南隅櫓と
西南隅櫓のみ。


入口は引戸です。 東南隅櫓が公開するのは、初めてとの事です。
平成23年から、500億円かけての大修理が行われる予定なので、寄付集めも
必要で、大きなイベントを、現在行っているとのことです。


毎日テレビのクルーが取材してました。


1階内部は板敷です。 倉庫として使われたとのこと!  天井が無い。


窓から、掘と堀川通が見える。


2階から見える階段。2階は天井があるので、畳敷であった可能性あるとのことです。


出窓の下の板は開けられるようになっていて、ここからの石垣を登ってくる兵を
石を落とし、防ぐ仕組みになっている。
この出窓は、地震で石垣の上部が崩壊した際、修理した時に取り付けられた可能性
があるとのことです。


二の丸御殿台所  この台所は、日本で現存する2番目の大きさの物だそう!


土間にかまどなど置き、煮炊きした。


板の間


天井は太い梁です。


畳の部屋が三部屋あり、板戸で仕切られ、障子で明かりの戸になっている!


見学する人達


二の丸御殿が見える! 創建当時は御殿でつながれていた。
各御殿にも台所はありましたが、将軍の上洛の際は、何万もの人達が、城内に
いたので、これだけ広い台所が必要だったのでしょか?


台所前の広場は、京の老舗名産品展が、開催されていました。



東大手門  観光客の出入り口  11月23日まで、お城祭りがあるので、
色々なイベントに、又行きましょう!