工房八重の部屋

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京の冬の旅、「妙心寺 隣華院」は狩野永岳の金地の襖絵が豪華!

2012年01月29日 | Weblog
次に訪れたのは、妙心寺北総門の近くにある隣華院!

妙心寺の山内は、40近くの塔頭寺院が中にあるのですから、歩くと広く、その塔頭寺院

の立派な建物群はすべて手入れが行き届き、驚かされます。

境外塔頭 にある塔頭寺院で有名な寺は、庭が有名な龍安寺があります。

すべての塔頭寺院は48あるとのことで、妙心寺の広大さがわかります!

隣華院は、豊臣秀吉の家臣だった賤ヶ岳七本槍で有名な脇坂安治等の脇坂家の墓所です。

妙心寺隣華院は、慶長4年(1599)南化玄興(なんかげんこうを開山に創建されました。

隣華院には、長谷川等伯の襖絵、「水墨山水図」が方丈にあり、他の部屋には京狩野を

継いだ狩野永岳の襖絵がありますが、狩野永岳の描いた山水、人物、花鳥図の襖絵は

金地に極彩色の鮮やかな豪華なもので、200年経った今でも、あざやかなのは、

公開せずに部屋を閉め切って、いるからだそうです。

客殿の襖絵は、写真撮影は禁止されていましたが、庭は写しても良いとのことでした。

客殿などの建物の周りには、広いのびやかな庭があり、明るい印象の寺院でした。


北総門


北総門前の山内  山内は広いです。


隣華院門


門をくぐり、玄関へと向かう


客殿の建物


立派な玄関です


靴をぬいで、客殿に上がります


客殿まえの南庭は枯山水


客殿前の庭にある築山


客殿北庭


北庭は三方が建物に囲まれた苔庭


客殿の西側も庭になっています