工房八重の部屋

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妙心寺塔頭退蔵院、「元信の庭」、「余香苑」の庭は見ごたえがある!

2012年01月31日 | Weblog
妙心寺の退蔵院を友人が行ったことがないということなので、最後に退蔵院を参拝する

ことにしました。通常拝観ができるのは、退蔵院・桂春院・大心院のみなのです。

退蔵院の庭は、室町時代に、狩野元信が方丈の横に枯山水庭園を作庭した庭や、

段差を利用して水が何段もの滝となって流れる、「余香苑」という

素晴らしい庭があるのです。

退蔵院に国宝の如拙筆『瓢鮎図』、がありますが、実物を直接見ることはできなくて

方丈まえに瓢鮎図の写真が、展示されていました。

敷地に入って左右に「陽の庭」・「陰の庭」と名づけられた枯山水の庭がありました。

さらに進んで、水琴窟のある蹲踞(つくばい)の脇を通って小坂を下り、最も低い位置に

ある奥の藤棚付近からは、余香苑の滝の流れや池を含む庭の全景が見渡せて、

余香苑の、奥行きのある庭の造形の美しさに、感嘆させられます。

余香苑は、昭和38~40年(1963~65年)にかけて、造園家・庭園研究家として名高かった

中根金作氏の設計・施工で作られた、庭とのことで、現代の名庭といえます!

冬でなんの花もありませんでしたが、枝垂れ桜や、五月があったので、花の咲く時期は

見事な景色を楽しむことが出来そうです!

「京の冬の旅」には、3ヶ所回ってスタンプもらうと、「京の冬の旅」で特別公開

している寺の近くで、指定されたお茶処で、休憩できるというおまけがあります。

友人と駐車場の隣にある花園会館内の「花ごころ」で、お薄とお菓子で休憩をし、

帰路につき、友人を自宅まで送り届けて、充実の1日が終わりました。


退蔵院の門


方丈前


方丈の建物
方丈まえに瓢鮎図の複製(というか写真)が展示されていました。


「陰の庭」 黒砂で造形されています


「陽の庭」 白砂に石の配置が見事


「陽の庭」


あずまや


余香苑は、中根金作氏の設計・施工で昭和38~40年(1963~65年)にかけて、
作庭されたとのことです。


奥行きがあり、余香苑の滝の流れや池を含む庭の全景が見渡せ、
余香苑の庭の造形の美しさに感嘆させられます。


花園会館内の「花ごころ」で、お薄とお菓子で休憩をしました