工房八重の部屋

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「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」仁和寺の国宝金堂と五重塔の内部見学

2013年03月22日 | Weblog
「京の冬の旅 非公開文化財特別公開」で仁和寺の国宝金堂と五重塔の内部が特別公開

していたので、行ってきました。

醍醐天皇に譲位した宇多上皇(867~931)が、落飾して法皇となり、

仁和寺に仙洞をおきました。(上皇の御所を仙洞とよびます。)

仁和寺の仙洞は,御室御所とも呼ばれたことから、御室は,

仁和寺の別称にもなっているとの事です.

御所から移築された建物多いので、雅な雰囲気で、後ろの山を借景にした寺なので、

自然が感じられ、花見シーズン以外は、いつも静かで好きな寺です。


仁王門


門から境内が見えます!


境内図


中門めざして参道を歩きます


特別公開の拝観券売り場


中門くぐると、有名な御室桜の桜園がありますが、御室桜は京都で1番遅く咲く
背の低い八重桜で満開は4月中旬なので、行った時には、枯れ木のような状態でした。


今回の見所


国宝金堂


御所の建物、宸殿を移し、金堂にした建物などで、優美です


国宝金堂


屋根の上にある、亀に乗った黄石公(こうせきこう)という仙人。
亀は3000~4000年に一度、水面に顔出すといわれ、黄石公はその亀を3~4回見たそう
です。永遠の象徴として安置されているとのことです。


金堂よこにある建物


重文の五重塔


1階の内部が見られます
上に登る階段らしきものが無いので、「上に登れないのですか?」と
係りの方に聞いてみたら、
「五重塔は登るための塔ではなく、用事があって登らなくてならない時には
階段がないので、内部にあるはしごで登る」 との事!
なんのために五重塔や三重塔があるかというと、卒塔婆や仏舎利の意味があるためとか!


五重塔の説明文



中門から見た参道と仁王門