しかし、中国の国産と称する兵器の多くは、旧ソ連やロシア等からの「コピー製品」なのです。
ロシアからのSu-27の導入とその後の「コピー製品の製造」などはその典型的な例です。
8月30日朝にサーチナが次のように伝えました。
『中国メディアの「参考消息報」は27日、中国との「Su-35」戦闘機の輸出を巡る交渉で、ロシア側は時間をかけて慎重に交渉したと伝えた。中国側が手を加えることは認めず、操縦席モニターに表示されるロシア語の中国語への変更も、「新たな契約を結んでロシア側が行う」ことになるという。
ロシア側が神経質になったのは、中国に“前科”があるからだ。中国はロシアとの契約にもとづき、自国内でロシアの「Su-27」戦闘機を「J-11(殲-11)」としてライセンス生産をしたが、無断で改良して「J-11B」、「J-11D」、「J-15」などを大量に開発・生産している。
Su-35の取り引きについては、中国側は「購入数は24機」と、本格的運用には「足りるとは考えにくい」機数を主張した。ロシアは機数については最終的に了承したが、さまざまな条件を盛り込むことに成功した。
Su-35は現在もロシア空軍への引き渡しが続いており、「生産ラインが遊んでいる」といった状態ではないことで、ロシア側に急いで契約をまとめる必要はなかったという。
Su-35については、中国国内でのライセンス生産は認めない。完成機を中国に引き渡す形とし、中国国内での組み立てすら認めない。中国側はSu-35について、自国仕様にするための様々な要求を出したが、ロシアは購入機数が極端に少ないことを理由に「基本タイプ」での輸出を主張した。
結局、現状の契約では「基本タイプ」として、中国が「どうしても希望」とする改良点については、改めて交渉を続け、合意に至れば改めて契約を交わす。
ただし、ロシアは「基本タイプのSu-35」を先に中国側に引き渡す。交渉がまとまればロシア側は改めて、「改良」の準備に着手する。中国側が、操縦席モニターに表示されるロシア語の中国語化を求めた場合でも「交渉がまとまってから契約を結び、ロシア側が実施する」という。
武器の輸入、特に高額な武器の輸入では、どの国の担当者も、責任が重大であるだけに慎重にならざるをえない。そのため、それまでの「輸出実績の有無」は、決断のための大きな要因になる。
ロシアには、中国への売り込み成功をきっかけに、Su-35の輸出を拡大させる思惑があるという。南シナ海の島の領有権を巡り中国と対立するベトナムも、Su-35を購入する可能性があるとされる。』
あの空母「遼寧」ですら、ウクライナが旧ソ連の空母を「スクラップ解体契約」して購入し、「空母に改造・改修」したものに過ぎません。
ましてや、記事にもある通り、『ロシアの「Su-27」戦闘機を「J-11(殲-11)」としてライセンス生産をしたが、無断で改良して「J-11B」、「J-11D」、「J-15」などを大量に開発・生産している』現状では、まともなライセンス契約ですら守る気がない相手には、ロシア側も警戒するのは当然の結果でしょう。
信用出来ない相手に、ライセンス契約を結ぶことなどは、ブラックボックスを無断開封する韓国などと同様、不可能です!!
中国へのロシアの戦闘機Su-35の輸出に警戒しなければなりません!!
またコピー製品を作られるぞ!!
ロシア側に筆者が提案したいのは、Su-35を是非、ベトナムだけではなく日本にも売り込んで頂きたいのです。
かつて、ロシアは日本側に「Su-27を10数機単位なら販売しても良い」と言ったことを思い出します。
Su-35を日本がロシアから導入すれば、北朝鮮や中国などへの「大いなる牽制」になるでしょうから。
是非、日露両国の政府や防衛関係者の皆様にご検討頂きたいものです。
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