今や日本をはじめ世界中が輸入する「天然ゴム」。
これは自動車や航空機から様々な分野で使用されている「戦略物資」でもあります。
そして使用後の古タイヤ等の処理や廃棄は人類にとって大きなゴミ問題の一角を占めている大きな問題であり、大量に空き地等に放置すると、気象条件によっては自然発火、山火事等の大惨事になりかねません。
その古タイヤ等の処理に朗報です!!
5月6日10時50分に産経ニュースが「古タイヤを再生するキノコ 鳥取で発見、天然ゴムを資源化へ」の題で次のように伝えました。
『自動車のタイヤを分解し、天然ゴムを効率よく取り出すのに利用できる可能性があるキノコを公立鳥取環境大の研究チームが見つけた。リサイクルが進んでいない古タイヤの再資源化に役立つと期待される。
タイヤは主原料である天然ゴムの分子を硫黄で結合させ、伸縮性を持たせている。タイヤを分解するバクテリアは見つかっているが、天然ゴムも傷めてしまうため、再資源化するには硫黄の結合だけを分解する技術が求められていた。
研究チームは鳥取県内のキノコを調査。枯れ木などに生えるシハイタケとシロカイメンタケから、硫黄の結合を選択的に分解する能力を持つものを見つけた。
古タイヤは焼却したり、そのまま再利用したりすることが多く、天然ゴムとして再資源化されることはほとんどないという。世界で自動車の需要増加が見込まれる中、廃棄による環境への影響が懸念されている。
研究チームは同様の働きを持つ菌を海外でも見つけていたが、今回のキノコはより高い能力があり、国内での発見は初めてという。
同大の佐藤伸准教授(応用微生物学)は「企業との共同研究で分解のメカニズムを調べ、5年後をめどにリサイクルに生かしたい」と話している。』
以前、古タイヤから金属ワイヤ等を除去してタール状にする、石油化する技術、等が開発はされていますが、現状ではペットボトル等の再利用ほどの普及はされておらず、燃料や樹脂製品等として再利用されています。
シェール石油・シェールガズの利用が進み合成ゴムの生産にも明るい話題のある今だからこそ、天然ゴムの生産がゴムノキの樹脂の回収に依存する以上、その再生技術は大いに活用の余地があります!!
古タイヤ等の再生に日本が大きな技術的発見により再資源化に道をつけたことは大きな朗報!!
天然ゴム分子の構造例
出典:ウィキペディア
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