我が日本ではこのところ、日米首脳会談や日米豪印首脳会合など、大きな政治や外交、そして安全保障の日程が続きました。
これらは、決して貴方も貴女も関係無いような甘い出来事ではなく、世界はこれらの動きに敏感に反応しています。
そして、5月24日、ウクライナ侵攻という侵略をしているロシアが、同じ覇権国家・独裁国家そのものの中国と共に、我が日本を威圧・挑発してきました!!
更に、翌日の5月25日、新型コロナ禍で酷い状況の北朝鮮が弾道ミサイル3発を日本海に向けて発射する暴挙を行いました!!
これらの暴挙、許すまじ!!
あなたも同じお気持ちでしょう!!
中露朝の暴挙や威圧・挑発は今年だけでも数多いのですが、我が日本政府も、我慢の限界を超えたようです。
その一例を挙げましょう。
5月24日、防衛省・自衛隊ツイッターは次のように述べています。
『中国・ロシア爆撃機の長距離共同飛行は4度目。日米豪印首脳会合中に行われた今回は、我が国への示威行動にとどまらないもの。挑発度を増しています。侵略国ロシアに対する中国の軍事協力は安全保障上の重大な懸念です。防衛省・自衛隊は、厳しい安全保障環境の中、我が国の平和を守り抜きます。』
正に、正に、その通りです!!
そして、それらの暴挙に対してのお返しのように、同日、防衛省・自衛隊は次のように試験予定を公開しました。
『防衛省は、#国内初 のスクラムジェットエンジンの燃焼飛行試験を発表しました。本試験は、#JAXA の観測ロケットS-520によりエンジン付の飛行体を打ち上げ、#極超音速 燃焼試験を行うものです。今後の技術の向上が期待されます。』
マッハ5.5で250kmクラスの射程で「燃焼試験」を実施する模様です。
正に、極超音速兵器の開発ですよねえ~(ニコニコ笑顔の棒読み)。
一方、注目される話題が日米両国で出てきました。
5月25日に乗りものニュースが「まるで双頭竜 米海兵隊の“戦い方を変える”巨大水上機を開発へ カギ握るのは日本?」の題で 竹内 修(軍事ジャーナリスト)氏の執筆で次のように伝えました。
『双胴の水上機「リバティーリフター」開発計画を立ち上げ
アメリカのDARPA(国防高等研究計画局)は2022年5月18日、「リバティー・リフター」計画を立ち上げたと発表しました。長距離飛行が可能で、かつ製造と運用のコストを抑えた輸送用水上機を製造し、そのような航空機が、アメリカ軍の戦略輸送能力と戦術輸送能力を飛躍的に向上させることができるのかを実証するというもの。第一段階では航続距離や貨物積載量などの定義づけが行われます。
求められる能力が定まっていないため、このままの形で開発されるのかは不透明ですが、DARPAが発表したコンセプトCGとコンセプト動画のリバティー・リフターは、2つの胴体を持つ「双胴機」として描かれています。
リバティー・リフターは海面が荒れている状態での運用能力を重視しており、単胴の飛行艇や水上機と比べて荒れた海面でも安定性が高く、かつ貨物搭載量も大きくなることから、双胴機を視野に入れたものと考えられます。
CGに描かれたリバティー・リフターは水面から数メートル程度の低空を飛行しています。飛行艇というよりも、旧ソ連が大量の人員や貨物を輸送するために開発し「カスピ海の怪物」と呼ばれたルン級地面効果翼機(エクラノプラン)に近い航空機として志向されているようです。
地面効果翼機は低空飛行により主翼が得られる揚力を大きくすることで、貨物搭載量を増加できるという長所があります。その一方で離水時の揚力不足や操縦が難しいといった短所もあり、DARPAはこの問題を解決するための制御システムや高度なセンサーなどの開発を、プロジェクトの重点項目の一つに挙げています。
「やられる前に先手打つ」組織への変革
そもそもDARPAは、アメリカ国防総省でアメリカ軍の使用を想定した新技術の研究と開発を行う組織ですが、アメリカ軍の研究機関からは独立した地位を与えられており、軍の要求に基づいた研究や開発を行ってはいません。しかしリバティー・リフター計画に関しては、現在進められているアメリカ海兵隊の大規模再編計画「Force2030」を強く意識したものなのではないかと筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)には思えます。
アメリカ海兵隊は創設から今日まで、敵対勢力に占領された島嶼などを奪還する「逆上陸」作戦能力を重視してきましたが、2020年に発表された「Force2030」は、対艦ミサイルなどの長射程兵器や無人機などを迅速に展開させて、敵対勢力による島嶼などの占領を未然に防ぐ組織への変革を志向しています。このため同計画には、逆上陸作戦の先兵となるAAV7水陸両用装甲車の大幅な削減や、M1A1エイブラムス戦車の全廃などが盛り込まれています。
ただForce2030がこのままの形で進んだとしても、アメリカ海兵隊から逆上陸作戦の任務がなくなるわけではありません。DARPAが公開した動画には、島嶼部の砂浜近くに着水したリバティー・リフターから、アメリカ海兵隊が導入を進めている水陸両用装輪装甲車「ACV」が発進する光景が描かれています。現在よりも数の少ない装備で逆上陸作戦を行うにあたり、船舶に比べて迅速に輸送できるリバティー・リフターは、アメリカ海兵隊にとってありがたい存在になると言えます。
実はもう一つの水上機計画も
アメリカ軍では、リバティー・リフターとは別の水上機の開発計画も進められています。
アメリカ特殊作戦軍隷下の空軍特殊作戦コマンドは、地上の航空基地に依存せず展開能力を向上させる手段の一つとして水上機に注目しており、2021年9月にアメリカ空軍研究所と共同で、C-130J輸送機をベースに開発されたMC-130J特殊作戦機を水陸両用機とするための、取り外し可能なフロートシステムの開発を行うと発表しています。
しかしながら、アメリカは近年、大型の水上機を開発しておらず、アメリカ軍もその運用ノウハウを失っています。
そこでアメリカ空軍特殊作戦コマンドは2021年11月に、副司令官のエリック・ヒル空軍少将を長とする代表団を海上自衛隊岩国航空基地に派遣しています。この訪問はUS-2飛行艇の視察と、長期に渡って飛行艇を運用してきた海上自衛隊から、水上機の運用ノウハウを学ぶためのものであったと報じられています。荒れた海面での離着水能力に優れるUS-2に対し、アメリカは技術面でも高い関心を持っているのではないかと筆者は思います。
C-130Jのフロートシステムの開発が順調に進むのか、また、リバティー・リフターが開発段階へと駒を進めることができるのかはわかりませんが、アメリカ軍の展開能力向上は日本の防衛にとってもメリットが大きく、また日本が長年培ってきた水上機(飛行艇)の技術を活用できる機会となる可能性もあります。アメリカ側がさらなる協力を求めてくるのであれば、前向きに検討すべきだと筆者は思います。
【了】』
米軍のリバティー・リフター計画、そしてC-130Jのフロートシステムの開発計画。
双方ともに、日米両国にとって共通の利益になる事は間違いありません。
我が日本としても、どんどん、積極的に関与して共同開発や共同製造、共同運用まで進めるべきでしょう!!
あなたも立腹する中露朝の蛮行や威圧挑発!!
日本は米軍のリバティー・リフター計画等に関与を!!
日本が世界に誇る、水陸両用の救難機「US-2」
出典:海上自衛隊 HP
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そして、5月24日、ウクライナ侵攻という侵略をしているロシアが、同じ覇権国家・独裁国家そのものの中国と共に、我が日本を威圧・挑発してきました!!
更に、翌日の5月25日、新型コロナ禍で酷い状況の北朝鮮が弾道ミサイル3発を日本海に向けて発射する暴挙を行いました!!
これらの暴挙、許すまじ!!
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中露朝の暴挙や威圧・挑発は今年だけでも数多いのですが、我が日本政府も、我慢の限界を超えたようです。
その一例を挙げましょう。
5月24日、防衛省・自衛隊ツイッターは次のように述べています。
『中国・ロシア爆撃機の長距離共同飛行は4度目。日米豪印首脳会合中に行われた今回は、我が国への示威行動にとどまらないもの。挑発度を増しています。侵略国ロシアに対する中国の軍事協力は安全保障上の重大な懸念です。防衛省・自衛隊は、厳しい安全保障環境の中、我が国の平和を守り抜きます。』
正に、正に、その通りです!!
そして、それらの暴挙に対してのお返しのように、同日、防衛省・自衛隊は次のように試験予定を公開しました。
『防衛省は、#国内初 のスクラムジェットエンジンの燃焼飛行試験を発表しました。本試験は、#JAXA の観測ロケットS-520によりエンジン付の飛行体を打ち上げ、#極超音速 燃焼試験を行うものです。今後の技術の向上が期待されます。』
マッハ5.5で250kmクラスの射程で「燃焼試験」を実施する模様です。
正に、極超音速兵器の開発ですよねえ~(ニコニコ笑顔の棒読み)。
一方、注目される話題が日米両国で出てきました。
5月25日に乗りものニュースが「まるで双頭竜 米海兵隊の“戦い方を変える”巨大水上機を開発へ カギ握るのは日本?」の題で 竹内 修(軍事ジャーナリスト)氏の執筆で次のように伝えました。
『双胴の水上機「リバティーリフター」開発計画を立ち上げ
アメリカのDARPA(国防高等研究計画局)は2022年5月18日、「リバティー・リフター」計画を立ち上げたと発表しました。長距離飛行が可能で、かつ製造と運用のコストを抑えた輸送用水上機を製造し、そのような航空機が、アメリカ軍の戦略輸送能力と戦術輸送能力を飛躍的に向上させることができるのかを実証するというもの。第一段階では航続距離や貨物積載量などの定義づけが行われます。
求められる能力が定まっていないため、このままの形で開発されるのかは不透明ですが、DARPAが発表したコンセプトCGとコンセプト動画のリバティー・リフターは、2つの胴体を持つ「双胴機」として描かれています。
リバティー・リフターは海面が荒れている状態での運用能力を重視しており、単胴の飛行艇や水上機と比べて荒れた海面でも安定性が高く、かつ貨物搭載量も大きくなることから、双胴機を視野に入れたものと考えられます。
CGに描かれたリバティー・リフターは水面から数メートル程度の低空を飛行しています。飛行艇というよりも、旧ソ連が大量の人員や貨物を輸送するために開発し「カスピ海の怪物」と呼ばれたルン級地面効果翼機(エクラノプラン)に近い航空機として志向されているようです。
地面効果翼機は低空飛行により主翼が得られる揚力を大きくすることで、貨物搭載量を増加できるという長所があります。その一方で離水時の揚力不足や操縦が難しいといった短所もあり、DARPAはこの問題を解決するための制御システムや高度なセンサーなどの開発を、プロジェクトの重点項目の一つに挙げています。
「やられる前に先手打つ」組織への変革
そもそもDARPAは、アメリカ国防総省でアメリカ軍の使用を想定した新技術の研究と開発を行う組織ですが、アメリカ軍の研究機関からは独立した地位を与えられており、軍の要求に基づいた研究や開発を行ってはいません。しかしリバティー・リフター計画に関しては、現在進められているアメリカ海兵隊の大規模再編計画「Force2030」を強く意識したものなのではないかと筆者(竹内 修:軍事ジャーナリスト)には思えます。
アメリカ海兵隊は創設から今日まで、敵対勢力に占領された島嶼などを奪還する「逆上陸」作戦能力を重視してきましたが、2020年に発表された「Force2030」は、対艦ミサイルなどの長射程兵器や無人機などを迅速に展開させて、敵対勢力による島嶼などの占領を未然に防ぐ組織への変革を志向しています。このため同計画には、逆上陸作戦の先兵となるAAV7水陸両用装甲車の大幅な削減や、M1A1エイブラムス戦車の全廃などが盛り込まれています。
ただForce2030がこのままの形で進んだとしても、アメリカ海兵隊から逆上陸作戦の任務がなくなるわけではありません。DARPAが公開した動画には、島嶼部の砂浜近くに着水したリバティー・リフターから、アメリカ海兵隊が導入を進めている水陸両用装輪装甲車「ACV」が発進する光景が描かれています。現在よりも数の少ない装備で逆上陸作戦を行うにあたり、船舶に比べて迅速に輸送できるリバティー・リフターは、アメリカ海兵隊にとってありがたい存在になると言えます。
実はもう一つの水上機計画も
アメリカ軍では、リバティー・リフターとは別の水上機の開発計画も進められています。
アメリカ特殊作戦軍隷下の空軍特殊作戦コマンドは、地上の航空基地に依存せず展開能力を向上させる手段の一つとして水上機に注目しており、2021年9月にアメリカ空軍研究所と共同で、C-130J輸送機をベースに開発されたMC-130J特殊作戦機を水陸両用機とするための、取り外し可能なフロートシステムの開発を行うと発表しています。
しかしながら、アメリカは近年、大型の水上機を開発しておらず、アメリカ軍もその運用ノウハウを失っています。
そこでアメリカ空軍特殊作戦コマンドは2021年11月に、副司令官のエリック・ヒル空軍少将を長とする代表団を海上自衛隊岩国航空基地に派遣しています。この訪問はUS-2飛行艇の視察と、長期に渡って飛行艇を運用してきた海上自衛隊から、水上機の運用ノウハウを学ぶためのものであったと報じられています。荒れた海面での離着水能力に優れるUS-2に対し、アメリカは技術面でも高い関心を持っているのではないかと筆者は思います。
C-130Jのフロートシステムの開発が順調に進むのか、また、リバティー・リフターが開発段階へと駒を進めることができるのかはわかりませんが、アメリカ軍の展開能力向上は日本の防衛にとってもメリットが大きく、また日本が長年培ってきた水上機(飛行艇)の技術を活用できる機会となる可能性もあります。アメリカ側がさらなる協力を求めてくるのであれば、前向きに検討すべきだと筆者は思います。
【了】』
米軍のリバティー・リフター計画、そしてC-130Jのフロートシステムの開発計画。
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我が日本としても、どんどん、積極的に関与して共同開発や共同製造、共同運用まで進めるべきでしょう!!
あなたも立腹する中露朝の蛮行や威圧挑発!!
日本は米軍のリバティー・リフター計画等に関与を!!
日本が世界に誇る、水陸両用の救難機「US-2」
出典:海上自衛隊 HP
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