七月十日
涼しく、天気上々。
主人、早朝に遠藤へ行く。
栄谷才次郎が麦を二斗持参。八十目だが二匁値引いたという。
千代が胡麻油を二合ばかり持って来た。一匁渡す。
内田と田中から中元祝儀を届けられる。
伊勢蔵六が印を一つ持って来た。酒を出す。
肴を見に行ったが三箇所とも何もなく魚を1匹持ち帰りそれで一盃だした。
夕方から下条伊兵衛殿(家老)の葬送を熊五郎を連れて見立てに行った。
小梅もと岩一郎やとよらと行く。おおいに賑わっていた。
四方棺(4人でかた上にかつぎ、屋根は御輿の屋根のように上に玉か鳥を飾る)
でおくり、戸田や岡野そのほかも所々に立ち、駕篭は十四ほどもあって、死者のあとさきに馬があった。
涼しく、天気上々。
主人、早朝に遠藤へ行く。
栄谷才次郎が麦を二斗持参。八十目だが二匁値引いたという。
千代が胡麻油を二合ばかり持って来た。一匁渡す。
内田と田中から中元祝儀を届けられる。
伊勢蔵六が印を一つ持って来た。酒を出す。
肴を見に行ったが三箇所とも何もなく魚を1匹持ち帰りそれで一盃だした。
夕方から下条伊兵衛殿(家老)の葬送を熊五郎を連れて見立てに行った。
小梅もと岩一郎やとよらと行く。おおいに賑わっていた。
四方棺(4人でかた上にかつぎ、屋根は御輿の屋根のように上に玉か鳥を飾る)
でおくり、戸田や岡野そのほかも所々に立ち、駕篭は十四ほどもあって、死者のあとさきに馬があった。