小梅日記

主として幕末紀州藩の学問所塾頭の妻、川合小梅が明治十八年まで綴った日記を紐解く
できれば旅日記も。

四月十八日

2019-02-07 | 嘉永六年 癸丑日記

四月十八日 

天気良し。
※日前宮の馬駆け(奉納競い馬)が先日から日延べされて256騎で行われた。大きな怪我はない。
主人は山本彦十郎殿へ行く。
健二郎、清吉らと大田村の斉藤を訪ねると病人があるとのことで妙堂寺へ寄って遊んだ。ちらし寿司などを持参したが寺なので食べずに持ち帰った。
料理屋で求めて持参するのがいいようだ。
提灯を借りてきた。
これは鷺の森(寺)の裏門前の魚門へ返す筈。
為之助は4時頃、虎之丞は夜分に帰宅した。


※日前宮
一つの境内に日前神宮(ひのくまじんぐう)と國懸神宮(くにかかすじんぐう)の二つの神社があり、総称して日前宮(にちぜんぐう)あるいは名草宮とも呼ばれる。入口から向かって左に日前神宮、右に國懸神宮がある。和歌山市内にある当社と竈山神社、伊太祁曽神社に参詣することを「三社参り」と言う。


日前宮


國懸神宮

和歌山駅からほど近い場所にある日前宮は、全国有数の歴史ある神社です。
日前宮が創建されたのは神武天皇二年、なんと約2600年前となります。
毎年9月26日に行われる最も重要な祭事「例大祭」は約2600年の間、一度も絶やさずに現在まで受け継がれてきました。
2600年もの間、神域として守られてきた境内には一種独特の空気感があり、和歌山市の町中にありながら、まるで森の中にいるような雰囲気。
歴史ある夏の風物詩としての薪能も有名で抽選によって観劇料は無料。
和歌山に住んでいたときの初詣はここでした。駐車場が無料です。



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