診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

DPDってやつは・・・

2015-02-17 20:16:23 | イスズ
ほんと金食い虫



またまた別のアームロール車ですが、ススの過剰蓄積と差圧異常で入庫。
DPDがらみは必ず診断機つなげるように心がけてます。



再生中の水温が高い。
水温のせいで再生が中途半端になるのか、最終的に100度になったとたん
いきなり中断され



差圧異常。
自分の中の故障事例の想像と整合性が付かないので、だいぶ悩みますが
差圧と水温は関係無いと判断し、DPD脱着とラジエター交換に分けます。



慣れたもんだけど重すぎる。



がっつり詰まってました。
差圧の異常はこれが原因。



アッシュも洗浄にて完全除去し、排気シャッターの動きも確認し装着。

ラジエターの交換は他の者にお任せし。自分は遅れ気味のキャビン交換に時間を裂く。



整備書のほかにDPDの清掃の仕方がいつの間にか出てました。





なんですと?洗浄後の強制再生はやっちゃいかんの?
念のために暖気である程度の水気は飛ばしてましたが、半乾きでもダメですか・・・
これは見なかったことにしておこう。



さて、作業完了後の強制再生。



常に微妙に真ん中より針が上だったのですが



再生最終段階の一番高温になる所で93度





何事もなく終わりました。
これで水温のほうは完了。



さて、差圧は前後ツーツーなはずなのにおかしな数値。



次に大事な作業、IG/ONで30秒放置すると



DPDランプが消灯しIG/OFFで15秒待つ。

これ、差圧リセットです。
毎回やるほどでは無いのですが、洗浄後や差圧パイプ清掃してなおかつ差圧がマイナスに振れてれば
やらなきゃいけない作業です。
これやらないとフィルター前後の圧力が計算できてない(要はバカになってる)ので
詰まってないのにバカ数値出し続けて詰まり判定出したりします。



正常値に戻りましたね。



交換したラジエター。
容量小さい上に・・・



マイナスで軽くザッとやったらボロりました。
腐って放熱の効率が悪いんですね、もう一台のアームロールもこんなんだから
夏前にこうかんしないとね。

あと何年、こんな作業続くんだろ。