診断機 修理 アレコレ

BABYMETALをこよなく愛すポンコツ整備士の修理日記

今のところほぼ全滅

2015-02-15 19:21:24 | スズキ
H26年 新型キャリートラック
メンテナンスの距離に達したのでオイル交換がてら、診断機をつなげてみました。



ダイハツの冷凍車と順次入れ替え予定なようです。
まだかなり残ってますが、正直いうとポンコツすぎて今後の整備が不安でした。
入れ替えと言っても、月/5000kmくらいの走行なので新車でも早々に痛んでくるでしょうね。







残念ながらマキシスでは未対応。
日本独自の規格ですからね、海外モノには辛いでしょう。



ならばF3-Gでは



お?不明なシステムと出ていますが



故障コード程度は確認できるようです。



ライブデータ、エンジン以外のシステムはエラー・・
スズキもPCタイプの診断機に変えましたが、ガラッと変更して来ましたね。



お世話になってるスペシャリストに自分仕様のTaScanを作ってもらいました。
メーカー変更のカートリッジ交換も無くなってます。
これ、便利で以外にすごいことなのです。





さてさて、実力は・・・



システム別に入ろうとするとエラーですが





システムバスで一括チェックすると



診断可能な項目が出ます。



が、DTCのみ、ライブデータはありません。
これでも無理か~



最後の頼みの綱、Gscan





車種専用のカテゴリはありませんが、OBDⅡでライブデータが確認できました。
各社ソフト対応するまで何とかこれでしのげるかな。

最近の不満なこと



使い方が汚い、ちゃんと折り込んでいかない。
都度、畳んで詰めるんですがいつのまにか押しやすい部分で使用してそのまま
これだけじゃない、パッドグリスもシリコングリスもこんな感じ。
書いててイラッとしてきた。



整備中、排気ガスが臭いのに、気付かないのかわからんけど
そのまま午後の車検に行こうとするので計測しろと言ったら
ほったらかして昼飯に行っちゃった。



しかたないので昼休みに黙って計測したら、やっぱりHCオーバー。



カンカンに触媒暖めたら気持ちよくダウン。触媒劣化と判断してこのあとすぐさまテスターを片付ける。
昼休み開けにやっと計測始めたと思ったら「これ通らないよな?どうしよう?」と予想通りの反応。
いままで何やってきたんだろうと思いつつ、「触媒暖めて反応見て」とうながすも
言ってる意味がわかんないみたい。
そのレベルですかい・・・
車検場近くのテスター屋に何でもかんでもお任せでやってるから普段の知識が身に付かないんだ。
テスター屋に払うお金も少しは考えてもらいたいもんだ。



とうとう来ちゃった。
忙しい3月に行かなくちゃ・・・

俺はやってないと思うな

2015-02-06 20:19:11 | イスズ
H24年 SKG-NPR85 4JJ1 エルフ
赤いビックリマークが時々点灯するっていうのでお預かり。
ブレーキ異常の警告なんですが・・



フルードタンクの下限を下回ってますから点灯しますよそりゃ。



ふむふむ、前回点検で5mm残ね



そっから13000キロ



残1mm以下っす。
まだこんなことやってんのか・・・



摩材接着してる一番薄い部分が熱もってヒビ割れなため、交換。
適切にパッド交換してれば高いローター交換しなくて済んだでしょうに。
イスズ、ふそうは1枚3万、日野は1枚1万円くらい。
この差はなんでしょう?



点検時期過ぎてたので「イスズで点検がてら交換させますか?」と問い合わせたら
「1月末に点検してます」ですって。
再度確認をお願いしましたが、FAXで点検完了を受けてるから間違いないですって。
ステッカー貼り忘れかな?なんて思いましたが、記録簿も無し。



ずいぶんオイル飛んでるなぁと



どうやったらこのカートリッジで漏らすことできんだろうと



アホみたいなトルクで締まってたうえに



古いパッキンかなり固い。
前回オイル交換時にフィルター取り替えてないだろコレ。



無理やりドライバ突っ込んだ跡であろうグズっぷりに頭が痛くなる。
そのほか、ベルトもたるみまくってるし、点検やってる気配が全くない。



ほんとギリギリだったね。



こうなったらうちはドライバーさんが気になるであろう箇所を追加で点検します。
でかけりゃ良いってもんじゃない、小さいとこは小さいなりに丁寧な仕事を心がけるいい機会です。
ありがとうイスズさん(イヤミ



交換まで7000キロ残ってますが、交換しましたのでまず







Gscanでリセットできるか確認。
前回、4JJ1のライブデータが見れませんでしたが
アップデートしたら見れるようになりました。
たんにソフトが古かっただけですね。





いろいろ探したんですがサポートに無し。



で、F3-G



ユーロ5で入れれば



24年の新長期規制なら入れて当然、(古い車両、例えば21年式の4JJ1だとはねられます)



オイルリセット(ユーロ5対応)にチャレンジ。



「マジでリセットする?」おkおk



「したらキー切れ」おkおk



「5秒経ったらキー入れろ」おkおk



「でけた!」



で き て ま せ ん

その後、考えられる操作方法を試して見るも、撃沈。



ひとまず手動でリセットしましたとさ。

Gscanにリセット項目が無かったからひょっとしたら対応してないのかもね。
25年式以降かもしれん・・・

そうそう、先日のDPFスイッチ交換のキャンター



分解してみました。
接点にまったく不良な点はありません。



これでスライドさせるのね。



矢印の部分が割れたため、接点のスライドが出来なかったんですね。
これ、結構な頻度で壊れると思いますよ。
もう対策されてんのかな?

リターダーが効かない

2015-02-05 20:49:19 | 日産ディーゼル
よく入庫される、PW25A 2軸の積載車です。
リターダーが効かなくなったとの事でお預かり。
大型はあまり修理しないのでリターダーの故障とか言われても
整備書通りの修理しかできません。



だから勉強の意味も兼ねて修理に掛かります。



コンピューターユニットの電源、アース(中身はほぼ点検不可)
マグネットリレーなんかも調べたけど正常。
IG/ONでリターダーの初期動作状態も正常。
ユニット自体は故障してないようです。



あやしいのは配線。
排気ブレーキもそうでしたが、80万キロにもなると色々な部分がカチカチに固くなってる。



原因がわりと簡単に判明。
信号線が断線しかかってるし



修復のためにグニグニやってたらもげた。



配線固いし、もうカプラぐにぐにしたくないのでバイパスさせました。



ちゃんと養生して



修理アピール。
ではなくて、今後、いろんな故障があるから「この部分はやったよ」的なマーキングです。
去年、シマ板で上部カバー作るまでは平気でミッションに乗ったりしてたらしいから
断線したのもその影響かな。


別件で、キャンターが球切れで入庫したんですが



う~ん・・・うるう年間違うのはわかるけど
これは無いだろイスズちゃんw

突然死寸前

2015-02-04 21:02:49 | ニッサン


先々週、6ヶ月点検したマーチです。
問診では貸し出し中にエンジン再始動不可、救援に向かった人に言わせると
セルがうんともすんとも・・・な状態。
救援バッテリー繋げて掛かったと引き上げたものの、その後まったく問題なく
セルはバンバン回るし、掛からない気配がしないので診てくれとのこと。

インテリキーだしこれを思いだします。





いろいろ漁ってはみたんですが、症状も出ず



長期戦かこのやろう・・なんて思ってたんですが



おや?IG/ONのまま診断してたらバッテリー電圧が低い・・・









カーステの電源も落ちるし、というか、とんでもない早さで電圧落ちてきます。



バッテリーで間違いねえ!と確信したら



ちょっと時間経ったら復活してるし。
極板か何か損傷してんだろうな。
たいしたことなかったから良かったけど、こんなん、点検でわからんよ・・・

手を抜いちゃいかん

2015-02-02 19:50:31 | イスズ
診断機で詳細確認しときゃ防げた失敗だと思います。

H18年 FRR35 アームロール

ちょくちょくエンジンチェックが点灯するっていうんで
そのたびにF3-Gにてチェック解除、内容はススの過剰蓄積。
28万キロ走行の間、分解したこと無かったのでDPDのアッシュ詰まりだと推測。
間違いではなかったんだけど、他にも原因がありました。



腰が痛いのでダンプで上げて上から作業。



くっそ重い。



これ、こないだニュートラルスイッチと排気温度センサー交換した車両でした。
何台もあるから覚えられん。



洗浄したらアッシュたくさん詰まってました。





一本一本丁寧にカジリ防止をヌリヌリ。
時間の余裕アリ、ただの詰まりだと思ってたのでダラダラと作業。



暖気が終わって再生作業に移行したところ・・・



どんどん排気温度が下がってくる。
いつものね排気閉じると「シュゴー」って音が聞こえないから、あ、アレだなっと。



後部の排気シャッターのカバー外したら完全に閉じないほど酷い事になってました。







強制的に人力でシャッターを動かし、何とか再生作業を完遂させる。
ダラダラやってたのでもう間に合わないからひとまず納車。



次の日にまた預かり、排気シャッターを交換。





ボロボロ・・



部品はとっくに届いてたんですけどね



こいつまでまったく考えてなかったです。
ボルト直付けだから交換するならエキパイごとになります。
もうグダグダ・・・



こんなもんで新品交換じゃ修理屋の名がすたるってなもんで
古いボルト揉んで適当なボルトを溶接。



他のボルトは軽くダイスかけて取り付け完了。



忘れてたドリンクを飲ませる。



F3-Gのコネクタで遊ぶ。







Gscan余裕ですねw





シュゴーーといい音させて修理と再生作業完了!
事前にライブ見ながら経過観察と再生作業させてれば1日で終わる作業です、ちょっと反省。