それは空が印象的な小旅行だった。小春日和の蒼い空に白い雲が流れる
河畔にはススキが穏やかな風に時々揺れる。山は、ところどころに紅葉が
はじまっている。こんな近くに、こんな穏やかな時が流れる場所がある。
会社人間のころは、こんな気持ちになれなかった。帰ったらまた明日から
会社がある。頭が常に会社中心だった。今はユッタリした気分になれる。
美しいものはうつくしいとこころから言えるし、自然の素晴らしさに心から
感動するばかりである。今度は全通した東海北陸道で氷見の寒ブリを食べに
小旅行を予定している。