タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

濁流

2009年08月19日 | Weblog


 僕の親父は、ビルマで戦死した。遺骨などみたこともなく、僕には
親父との接点が全くない。男親の目的像がないまま大人になり、
父親になった時には父親としてどのように子どもに接していいのか
判らなかった。親父の死に場所にすら近づこうにも抵抗があった。
ミャンマーの軍政は、北朝鮮と並んで国際社会から遠くはなれ、
国の情報は住民の貧しさと災害のことばかりである。
今年ははやくから台風の影響で台湾・高雄市のビルを倒した濁流、
兵庫県佐用市の濁流など災害が相次いでいる。
しかし、僕はビルマでシッタン川の濁流がみたい。
最近地デジ放送で「ビルマの竪琴」を放送、録画した。濁流はな
かったが戦争そして僧侶。ネパール、タイ旅行を思い出す。
アジアには、ある恐怖感、リスクがある反面、経済成長の魅力と
ある種の懐かしさが魅力なのだろう!これからもアジアを求めて!
生きつづける自分。そして一人ビルマに残った、水島僧侶が親父の
骨を拾ってくれたことを願って・・・・・写真下は1985年作品
「ビルマの竪琴」である。最初の作品は1956年、中学卒業の年
であったという。