勝つために手段を選ばぬモラルなき世界、最後に”正義”という魂を
売るのは誰。単なる犯人捜しでもない、スリリングで濃密な人間ドラマと
受け止めた。しかしこうした闇社会の裏取引は、政治の世界では避けて
通れないのが人間社会かもしれない。
今年はアメリカをはじめ、多くの国で選挙が行われるが・・・。
それにしても、若くて美しい彼女があまりにも可哀そう!
今度は、表社会の暖かい人間ドラマが見たいものだ。
ジョージ・クルーニー監督2作目の「グッドナイト&グッドラック」が
そんな映画だったのではないだろうか?
見る順番を間違えたかもしれない?
俳優を経験し監督をする人は、素晴らしくいい作品を創るものだ。
その時代にあった、社会を見据えた作品が、俳優、観客の心をも掴んで
離さないのだろう。
熟成した社会にフィットしている気がする。
テレビ俳優、「救急救命室」の頃のジョージ・クルー二―も格好よかった。