タワゴト日記

 未来は無限にあると思っていたが、有限を
感じさせる世の中、光をツールに少しでも楽しい毎日でありたい!

居場所

2012年04月26日 | Weblog


 久しぶりに療育支援研修会に参加した。

人間誰でもが、安定した居場所を求める。その場所は個人によって違うが、

いつも同じ場所であってほしい。それで人間は精神的に落ち着くのだ。

サラリーマンの頃、自分に与えられた机、椅子があるか?場所はあるか?など

にこだわったものだ。あると落ち着くのである。

小学校時代転校が多かった僕は、新しい場所に溶け込むためのあいさつができ

慣れなれしさが身についたが、内心はドキドキ小学校、中学校と親元で育った

おっとりした子が羨ましかったものだ。

自閉症などの子供さんに接するための療育支援をするには、子供さんを理解し

育成しなければならない。

そうした子供たちは、とくに環境の変化を極度に嫌うのである。

毎日の段取りがしっかりしていて、彼らに伝われば彼らは几帳面に従うので

ある。決まりきったことだけをする。どこかの国のお役人である。

皆と一緒のことができないという子供でも、その子なりに同席できる?

参加できる方法を計画、企画するとだんだんなれるのである。

環境の変化を極度に嫌う子供たちは、毎日同じ時間に、同じことをする。

自分の生活リズムがかわるのがこわいのだろうか?

社会生活にはルールがあり、ルールを守るのが原則である。

ルールを守るには、すごい我慢が必要である。

この歳で彼らが理解できるようになった。

若いころは、変化を求めたのに、これから彼らと同様に安定を求めるだろう。

こどもにもどったのだろうか?