城下町

　久しぶりに国宝犬山城（別名）白帝城のある城下町を歩いてみた。

何年ぶりだろうか？

前日の雨もあがり絶好の天気に恵まれ、そぞろ歩き。

町並みはレトロ調となり、道はカラー舗装されゴミ一つない。

昔には、考えもしなかった洗練された街に変貌した。

外人さんも多く、世界中の人が観光地日本に来ているようだ。

午前中、スィミングスクールにいったら我々のコースにペルーの

女性が入ってきた。

片言の英語で話しかけたら「日本語判ります」と言われて、恥ずかし

いおもいをした。

昼食は和食の豆腐料理を味わった。

開けてびっくり「玉手箱」の中は煙でなく、冷やっこなど前菜

よろしくビールのおつまみにもってこいの枝豆などが入っていた。

約２か月の禁酒生活の解禁を祝って、プレミアムビールと

洒落込んだ。

その後の天守閣からの眺めはまさに天下を取った気分だった。





しかし、帰宅したら玉手箱を開けた現実が待っていた。

便利すぎて

　北陸新幹線が開通、上京するのに便利になった。

都市圏と北陸圏との地域交流が便利になった。

両経済圏はウィン・ＷＩＮの関係になりました？

頭で描く構想は、とても立派で輝かしい日本がみえる。

現実も、中国、韓国の災害、事故対応を見る限り、日本

の対応、技術力の素晴らしさは素人眼にもわかる。

一方、公務員が扱う国民の個人情報「ビックデータ」を

なんだと思っているのだろうか？

我が身を捨てて、沈没まで乗客を見捨てない船長！

そんな「こころ」打たれるシーンが今の社会で、描ける

だろうか？

データベース構築者は、ただの一つの「データ」であり、

個人にとっては、血がにじむような「データ」である。

システム構築者は、セキュリティとオペレイションの

容易性など相反する問題点をクリアしなければならない。

「データ」が漏れたのは、システムが悪いのだろうか？

運用ミスなのだろうか？

それにしてもマイナンバー制度は、国民のコンセンサス

をえることが必要である。

それはただ単に年金と税金にとどまらず、近い将来の

社会の重要なインフラ基盤の構築なのだ。



便利性、効率性重視のあまり、あまりにも性急なマイナンバー

制度導入ではないだろうか？

国民の勉強不足もあるだろう？

セキュリティに対する過敏反応もあるだろう？

高度情報社会、高齢化社会に向けて、ますますスピードアップ

昔、むかしの「こころ」が伝わらない、失われて行く・・・。

もう６月

　なんと暑い５月だったことだろう！

朝と昼との寒暖差の激しいことは、格差社会にお似合いなのか？

高齢化社会に試練を与えているのか？はたまた老人いじめか？

よわいものは、被害者意識が芽生えますます弱く・・・・・

くそ度胸で生きている、偽りの人生ですなんて！

冗談がある程度言えることが、一番普通の幸せ人生なんです。

口ノ永良部島の火山爆発はどうなっていくのだろうか？

日本列島に起きる地震はどうなっていくのだろうか？

日本の原発はどうなっていくのだろうか？

日米安保条約は？沖縄の基地は？日中・日韓は？

株価は？円安は？そんなことこんなこと考えたら不安一杯！

考えてもどうにもならない。

それより今の我が身、くすりは飲んだか？

今日の予定はあるか？あったらお金はあるか？

傘は必要か？の方がよほど大切なのだ。

今を生きるなんて言っちゃたりして