「小田井」
追分宿のはずれ、北国街道といわれる小諸・上田経由で善光寺へと通ずる、広々とした原野がつづく小田井宿。遠く浅間を望み、すすきの生い茂る無人の荒野を「本堂造立」の旗を持つ勧進憎と三人連れの巡礼の人々が淋しく孤独な旅路を続ける風情を、追分原の風景に溶け込ませている。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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