「沓掛」
軽井沢・沓掛・追分は浅間三宿と云われ現在は軽井沢が最も都会化している。寒風吹き荒ぶ沓掛宿の入口辺りの風景かと思われる。浅間山の南麓一帯が寒気の浅間おろしが厳しい原野であるという。近景に描かれるのは、この辺りを行き交う旅人や荷物を運ぶ牛を引く人の姿で、風は雨を含み、かっぱの袖がはためき、旅人は笠を押さえて歩む、樹も大揺れ雨足の激しさを感じる。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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