「神奈川沖浪裏」
欧米では、北斎と言えばまずこの絵が言及されるほど有名な絵だ。北斎の絵が初めてヨーロッパに渡った時から、北斎の代表作として受け取られた。クロード・モネはこれをアトリエの壁に架けて常に楽しんでいたと言うし、音楽家のドビュッシーは、交響曲「海」の楽譜の表紙に採用した。北斎の、この絵は大胆な構図と力強い線だと思う。逆巻く波を前景いっぱいに配置し、それとの対比で静かな富士の姿を遠景に配している。動と静、自然と人間のダイナミックな対比が大胆な画面構成のなかで強調し表現されている。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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