「桶川宿」 曠原之景
雀の囀る、簡素な家の庭先で、石臼を使い脱穀している農婦に、振り分け荷物を背にした、旅人が氷川天満神社(加納天神)への道を尋ねている。主人は一服つけるため囲炉裏に煙草の火をさがしている。此の付近では名産である煙草の葉が軒下に吊り下げられている。桶川宿の北に広がる湿潤な昿原に暮らす庶民を描いた図である。
春日井市在住、1935年私的な挿絵等に全て自由にご使用ください。
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