九州旅行から帰って掲載することにした皿、これは義父の貰い物で昔から家にあった黒薩摩の1尺3寸の大皿で、あまりに大きく重いから料理を盛らずにもっぱら居間の飾りに使っている。
薩摩焼では白薩摩は金襴手の細かい絵柄のものが多く上手のもので骨董市でも高いのだが、黒薩摩のほうは日常雑記の位置付けでこちらではあまり見掛けない。でも有名な沈壽官窯でも黒薩摩はあるし、このくらい大きい皿となると迫力があってなかなかのもの、いくつか並べて飾っていても負けてはいない。高台の中に窯印は二つあるのだが、一つは平仮名のきりしまと読めるがもう一方は模様みたいでどうにも分からない。つい直近の九州旅行では黒千代香ぐらいは土産物屋にあったが、本格的な薩摩焼にはお目にかかれず残念でした。
この窯印が分かる方はいませんか。