普段使いなどでは伊万里や瀬戸などの磁器ものが多いのですが、時たま気分を変えて使うような場合には土ものの陶器類が本当は好きなのです、陶器と磁器を同時に扱って雑に洗ったりすると、陶器が負けて欠けたりするので注意しなければいけませんけど。
この美濃焼織部の3寸角皿は20枚セットの箱書に幕末弘化の文字が書いてあったが、これらも5枚組に分けて売られていたが、箱も欲しい場合は全部買うか、最後の残りまで待つか、でもそんなにうまくはいきませんよね。
この時代の織部は今のもの以上に筆が好き勝手に動いているようで皿の小ささを感じさせませんし、色が落ち着いているのがいいですね、この皿は箱の中にずっと仕舞い込んでいたようで、汚れが全くありません。
確か富山の骨董業者だったかな、というのも持ち家比率が高く裕福な富山には自宅屋敷での冠婚葬祭をするところも多くて、今でもこういうものを手離していない家が多いと話していたのを記憶する。
これも2009年2月のものの再掲となります