最終日は奥浜名湖は井伊谷周辺の観光がメインとなります、僕は浜松出身でこのあたりは子供のころから来ていたし、実家がまだ市内にあった時までは女房子供連れでも二回ほど訪れたことがあって、彦根の井伊家の出身地にしてもこんな田舎の場所にこれだけ立派な寺があったとはというぐらいに思っていただけであったが。今年のNHK大河ドラマが進むにつれて浜名湖北部はその昔は交通の要所としてかなり重要な土地だったんだと再認識、駿府と三河の争点の地域と展開していくことになるんでしょうか、宿から向かった気賀の街からゆかりの寺まで今や地元では女城主直虎一色となっておりました。
東急ハーヴェストクラブ浜名湖
客室からの奥浜名湖の眺め、この建物は水辺に臨み抜群のロケーション、前の石交じりの砂地ではアサリが獲れそうです、このあたりでは昔は大きなものが獲れた記憶があるので
この日は奥浜名湖の二つの寺を午前中に巡ってそのあとは帰り道へ、その途中では焼津に立寄って今晩用の魚や静岡の地酒などを買って、あまり遅くならないうちに戻るつもり。大河ドラマで取り上げられると一気に人気になるのは毎度のこと、大河ドラマ館なるものは会津と高知で見たことはあったがそれほどでもと思ったこともあってとばして、最初はこれまでの舞台となった龍譚寺にと、なるべく混まないであろう早い時間に向かうことに。そうなると朝はコンビニでの肉マンとコーヒーで済ませば時短でいいと、コーヒーを飲みつつ幟が建ち並ぶ気賀の街を抜けていけば、寺手前の駐車場にはもう数台のバスが泊まっている。昔は静かな寺だったがやはり観光客は多くなっているようです、我々はその先のもっと寺に近い駐車場にまだ余裕で停められたが。龍譚寺には30年以上ぶりとなりますか、子供が小学校だった時以来ですから。
奥浜名湖の観光地図(冒頭写真は浜名湖全体と周辺の地図)
入場券にも直虎と
近い駐車場からのアプローチ
入口に
本堂と前の庭園を
丈六の釈迦牟尼
本堂手前の部屋は直虎関連の展示が
井伊家由来
宗良親王の間、井伊家は南朝方だった
本堂の廊下はウグイス張りとなっています
左甚五郎作という龍
本堂南側の枯山水の庭園
井伊家の霊殿
本堂の裏手に回っていく
本堂の北側には小堀遠州作の庭園が、マイクで作庭の説明が流されている
本堂ほかの建物内を巡り終わったら外に出てきてグルリと南側を回り井伊家の墓所に、その先に進めば井伊谷宮となる。
外をグルリと回って
大正期改修時の際に作られた鬼瓦、平成の江戸期に復元改修時に取り払われたものとか、近くで見ると大きいですねぇ
井伊氏歴代墓所も初めて見ることとなった
墓所の説明、左側の下から4番目が直虎(次郎法師)とある
龍譚寺を見終わったあとには初めて井伊谷宮に、これまであることは知っていたが寺だけ帰ってしまっていて、こじんまりした神社でしたが宗良親王の墓域は宮内庁管轄で立入り禁止となっています。
井伊谷宮正面入口
由緒
本殿、ちょうどクラブツーリズムの団体客が地元案内人に導かれて参拝中であった
宗良親王の墓所
見終わって駐車場まで戻る道にデコポンの無人販売所があって、あまりにも安いと買っていくことに
次はさらに山側に入って行った場所にある方広寺に、こちらは彦根初代直政の母で直親の妻の実家となる奥山家ゆかりの寺、臨済宗方広寺派の本山を称し、開祖との因縁から奥山半僧坊という半分神様で半分僧侶も大権現として祀っている。僕は小学校時代に林間学校で数日過ごしたことがあって、その時の記憶もおぼろげながらあるが、その頃は下から歩いて登っていく参道だけだったと思うが、今度来てみたら三重塔まで車で行けるようになっていて楽になっています、この三重塔は新しいですね。
三重塔前が駐車場
塔側から伽藍を
勅使門
由緒
精進料理の案内があった
本堂
こちらのも修復前の鬼瓦が
大河ドラマのロケはこちらの寺でと記念撮影の写真が
こちらは直政の母を中心に説明する部屋が
山門内にあって公開されることが無かったという阿弥陀如来像を公開中
木食上人が奥山に来たのは83歳の高齢だったと
左甚五郎の弟子の作品の昇り龍と降り龍
五百羅漢など石佛が多い寺で、ここ本堂の裏手にも、この先も拝観できるが撮影禁止で
舎利殿には階段を上る
舎利殿からの眺め
半僧坊の由来
半僧坊、内部は本堂からの廊下続きで巡れたが撮影禁止
昼は昨日に通りかかった途中で静岡では評判がいいと聞いていたハンバーグのチェーン店の看板を見つけ、タブレットで調べたら近いからと来てみたら、春休みということもあったのか店の前に何人かの席待ちができていて、駐車場も1台だけ空いているところに何とか停められるという、大変な人気に驚いてしまったが、聞けば回転はいいというので少し待っても食べていくことに。
それほど待つこともなく席に、メニューでこの店の一番人気というげんこつハンバーグを、ソースは僕はデミグラで女房はタマネギを、実に手際がいいと分かりました、運ばれたハンバーグを焼き具合を聞いてから半分に切ってジュージューと、オーストラリアの提携牧場の牛肉だそうで250gもあるというが赤身主体でペロリと食べられた、味もなかなかでこれは人気となるはずだと。
炭焼き さわやか
サラダは別メニューだがスープとライスかパンは付く、デザート付などのセットもあるようだ
デミグラソース
午後も1時ぐらいとなって帰り道へ、浜松西ICから高速を使って新しくできた大井川焼津藤枝スマートICで降りることに、ランチではデザートを食べなかったから藤枝ななやに立寄って抹茶アイスを食べたいというので、焼津ICだと戻ることになるから手前で見つけて無駄走りしないで済みましたね。
抹茶アイスのレベルは3と4
藤枝なら農産物直売所のまんさいかんにも、こちらでは花卉類も安いですが、惣菜類は午後になるとあまり残っていないんですね。
次は焼津のサスエ前田魚店に、こちらでも午後3時過ぎだと売切れの刺身があったようです、今回は勝浦で干物類などを買っていて今晩用のものだけを。
最後は仲野酒店で磯自慢と初亀を買って家路に、4時には高速に乗って直行で6時少し前に帰還、出来合いの物で十分という夕食となってこれならジックリと飲めます、この旅行の費用は団体ツアーよりも安くあがったと思います、旅行中に女房がチョコチョコと買ったようなものはまだ予算の余裕があったようですよ。
スーパーも利用して少量多品種の食料品をチマチマと、なるべく保存がきくものを
買ってきたものだけで夕食を、野菜はちょっとだけ火を入れてもらったが、昼が肉肉しかったので夕食は控えめに
今回の奥浜名湖では龍譚寺と方広寺だけであったが、三ヶ日寄りには浜納豆元祖の大福寺や平安末期様式の庭園を残すという魔訶耶寺などもあるし、30年以上前に鳳来寺に行く途中で偶然に立寄って背後の崖を巧みに使った庭園に感心したことがあったが、それが何処だったか分からなかったのが最近の何かのTVで映されこの寺だと、新城に入った場所の満光寺という寺だったようです、女房ももう一度行きたかった寺だと以前から言っていて次回はこれらも巡ってみようかと、浜名湖にはそれほど間をおかず出向くことになりそうですな。