ついこの前に鴨川に出掛けた帰りに入った温泉で電気風呂に浸かってやっと数か月ぶりに座骨神経痛が直ってきたと思ったら、その直後からどういうわけか風邪をひいてしまって、日頃からバカは風邪をひかないんだと豪語していたのに、こんなに鼻と喉にきたのは二十年以上ぶりじゃないかと、ピークのこの二日間はだるくて養生して過ごしていた。熱はほとんど出なかったから医者には罹らずジッと我慢の子を決め込んで、それで病気に対する出費は市販薬を買った1000円ぐらい、これって開業医に看てもらって薬を貰うのとどちらが安いのかと、あとで疑問が湧いたけどどうなんでしょうな。
その後は三日目にはかなり回復したみたいで、こうなると鼻水も粘ってくるというのは本当だね、ゴトッパナになったらもう大丈夫なんて子供の時に親に言われた記憶があるが、このゴトッパナというのは方言のようですね。そんな昔は医者にかかるというのは相当に具合が悪い時だけだったとように思うが、今は何でも医者に行っちゃうのはその方が安いという面もあるんじゃないですかね。少々のことは自前の体力を信じて頑張れば、さらなる抵抗力が付くことになりませんか、なんてこれはやせ我慢と言われそうだが、国全体の医療費がドンドン膨らむということの是正策も考えないと、国全体の医療費の膨張対策として保険料を上げるより自己負担をもっと多くするべきだという意見にも一理はありそうですな。
二日もまるまる家でゴロゴロしていると直りかけでもたまらず外に出たいという気分になってしまって、それも家の周りを散歩というのでは家の延長だとあんまり気乗りしないしで、近場の街のブラブラぐらいだと自由が丘ぐらいが手頃かと、昼過ぎから2時間ばかりをユックリノロノロであればいいだろうと散策に出ることに、体調は回復基調だからもう出歩いても問題はないと女房には宣言して、実際のところはご当人も出歩きたいんだろうしで一緒に街ブラに行くことに。まぁ老人夫婦二人だけの生活だと普段でも家に居ることが多くなって、益々出不精になってしまうようだから何かにコジつけてでも出歩くようにしないとと、常日頃に思っていたことがこんな場面で突然に湧きだしちゃったんですな。
自由が丘ではなるべく最近は行かないかった熊野神社(冒頭写真)方面を集中的に、それも細い道沿いを多く歩いてみたが、昔は住宅だったところも店に変っていて、むしろ広い車が通る道沿いよりも買い物客などの人通りは多いみたい。さらに駅からやや離れた昔からの住宅地も今や店舗が侵食していて、特に全体的に個人経営風の特色を出した店が多いことも加わって、店と場所との両方での探索気分が刺激されて、ついついアチコチ巡るという楽しさがこの街の魅力になっているんじゃないですかね。
10月31日は最近流行りのハローウィンの日であるが、実際の催しは直前の土日で終わってこの日は平日だから店舗のディスプレイにそれを知るぐらい、翌11月になったら一斉にクリスマスバージョンに変わるんでしょうな。
車が通らない細い道に商店が
家に帰ってきたら、女房はこれからは毎月2回ぐらいは散歩を兼ねて自由が丘に行きましょうなんて提案しております。夕食用にはコシヅカで美味しいコロッケなどいくつかを買ってきたから、仕度も簡単で済むしでいいということでしょう。それではと女房に頼んで庭や花壇鉢の花を少しだけ切ってきて活けてもらったのが下の写真、食卓に小さいながら花をというのもいいもんでしょう。
ホトトギスとニチニチソウに赤い実はジュズサンゴ