ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***日本中のテキ屋が集まる?川越まつり 2/2 2001.10.21(日)

2012-11-01 18:16:26 | 旅日記

 一通り一番街を練り歩く山車を見終わったら祭り見物からいったん離れることにして、川越中心部からは裏手にすぐの場所にある菓子屋横丁に向かう。ここは手作り飴の製造販売の店がいくつかあって、その中でも代表的な玉力製菓でいろいろな飴をいつも買うのですよ。金太郎飴というか断面が花模様など各種の絵柄の飴はさすが職人技で綺麗に作られたものと感心する、ほかには漢方入のど飴、昔ながらのニッキ飴、鮮やかな五色の飴玉袋などと昔懐かしい飴がいっぱいで、ちょっとしたお土産にすると喜ばれるのだ。ほかにも川越名物の芋菓子、芋自体の壺焼や芋ドーナツなどもあって、さらに菓子の博物館というのも出来たというような楽しい場所になってきていて、今や大賑わいの通りとなっている、昔のヒッソリしていたのが嘘みたいになってしまった、ご同慶の至りである。

 ということで子供よりも大の大人が喜んじゃうような観光メッカとなった鉤の手の通りは人が常に溢れるほど、全体としてはとても短い通りにギッシリと並ぶ店を次々に覗き見しながら、物珍しげな駄菓子などを見つけて食べ歩く若者から中年までと思われる姿は、皆さんが童心に帰ったようではあるね。

                                 菓子屋横丁1

                             菓子屋横丁2

 ここからはまた一番街に戻って全体を通り抜け、老舗の亀屋の角を左折するとレトロな洋館が斜め前に現れ、これは商工会議所という看板を掲げるビルで、そこを曲がって入っていく道路は大正ロマンの道だそうだ。昔はオンボロアーケード屋根がかかって薄暗い寂れた雰囲気だったが、今は上空は取り払われて地上は石を張って明るくなっている。この道沿いにはしもた屋風建物の鰻の小川菊(川越では鰻が旨い店が多く、大きい店では天保4年創業といういちのやが有名)があって地元客が多く、蒲焼は大中小の3種のみで注文するのだが僕はここの鰻は好きだ。また今時エライ!としか言いようがない串団子1本30円という安さの小松屋<平成15年閉店>も頑張っている。あと川越にはここからデパートもある繁華街側に少し行くと鏡山酒造があって、ここの1、2月のみに売り出される新しぼり(4合瓶)は旨かったが、先代が亡くなってから後継ぎが女だけということで数年前はこれが無かったがどうなったかな <残念ながら廃業したがはつかり醤油がその後抜けついで復活、蔵元の跡地は複合観光施設の産業観光館・蔵里となった> 。今回の川越はこんなところで、五百羅漢がある喜多院や移築された春日の局化粧の間、本丸御殿や童謡通りゃんせの元になった三芳野神社などと興味ある方はまた日を改めてどうぞ、ということになるほど見せ場があるのが川越で、江戸より古くからの町の歴史が刻まれているということでもあるしね。もう一つ川越には暖簾会なるものがあって、ここで名が通った料理店や菓子屋などが参加しているからパンフレットを見つけて立寄り場所の目安にするのもいいかな。<最近は冒頭写真のような観光地でよく見掛けるようになったボンネットバスを模した周遊バスも運行しているから、それらを上手に利用するのもいいかも>

                                   レトロ洋館の商工会議所

 帰りは日高の霞ヶ関カントリー近くのサイボクに立寄って、あのどっちの料理ショーでも紹介されたスーパーゴールデンポークのトンカツ用肉や角煮用バラ肉、各種ハム、ソーセージにここのオリジナルパンやドレッシングなどを買って行くことに。ここの肉は確かに豚の臭みがなくて旨い。広い敷地内には野菜売場もあるほか、レストランも繁盛している、外では炭焼ポークやトン足もいい匂い、夏場以外にやっているモツ煮込などもいけますよ。家族連れで楽しんでいる人も多くて、近くにはゴルフ場だけでなく運動公園もあるから地元憩いの場所にうってつけだ。5時過ぎにサイボクを出て有料道路(こんな橋だけで有料というのも効率が悪そうで無料にしたらいいのにね)の橋を渡って16号に出て、川越ICから高速に乗って練馬へ。日曜のこの時間帯は出口が込むのは当たり前、でもこの日はやや流れが早めで2時間弱で家に到着できてヤレヤレとなった。さあ来週も28日は日曜日、骨董市にまた行くぞと、我ながら本当に懲りない物好きだねと認めてしまうな。

                             サイボク

                             川越骨董市会場

追記
 次の週は土曜日に軽井沢を片付けて日曜の朝には山を降りて骨董市に行こうと戻ったのだが、群馬の方は9時頃にはもう本降り。鶴ヶ島でも10時前にはもう雨模様となって中止だろうと諦めて、サイボク経由でまた豚肉を買ってはやばや家に帰ることに。という訳で骨董市のことは書けなかったので、ちょうど紅葉真っ盛りの軽井沢と、直売所を3箇所回って〆て1500円なりで買ってきた天然キノコの写真などをどうぞということでお茶を濁すことに。

                             晩秋の浅間山

                             天然キノコをこれだけゲット

追々記
 最近の川越には川越まつり会館(入場料500円)も平成15年9月にオープンし、観光客がさらに増えたようで新しい店もできてきている。また昔からの店でまだまだいい店、旨い店がいろいろと紹介もされているようだから、安近短の観光地としてもっと探訪しましょうかねと。また平成16年6月にはサイボク内に塩化物泉の天然温泉まきばの湯が開業しるのでまた楽しみが増えるはず、でも入浴料金は高めだから軽く一っ風呂というのには不向きですな。
 さらにこの祭りに山車を出す27町のうち昔からの13町の山車が祭りと共に国指定無形文化財の指定を2005年に受けたそうで、これは一層の盛上りが期待できますね。<現在は市の山車も加わって全部で29基となっているようだ>

店データ
    ビストロ 岡田     川越市仲町 7-13       0492-25-4608
    エサーゴノ        川越市仲町 10-13      0492-22-2286
    亀屋           川越市仲町 4-3        0492-22-2052
    くらつくり茶屋      川越市幸町 2-15       0492-25-5252
    春夏秋冬        川越市幸町 10-5       0492-25-6701
    陶路子          川越市幸町 7-1        0492-26-1065
    はるり銀花       川越市幸町 3-3        0492-24-8689
    えぷろん亭       川越市元町 2-1        0492-26-3370
    幸すし          川越市元町 13-7       0492-24-0332
    小川菊          川越市仲町 3-22       0492-22-0034
    いちのや         川越市松江町 1-18     0492-22-0354
    玉力製菓        川越市元町 2-7        0492-22-1386
    サイボク         日高市下大谷沢 546     0429-89-2221
    川越まつり会館    川越市元町 2-1-10     049-225-2727
    成田山川越別院   川越市久保町 9-2       049-222-0173


        (お不動さん縁日の毎月28日に骨董市開催)


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