ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

錦秋真っ盛りの東北の温泉をめぐって三泊四日の旅--2015/10/21(水)~24(土) 2/7鷹の湯温泉

2015-11-11 17:21:32 | 旅日記

 少し早いけれど宿のある場所まで走ってみて、その先にある泥湯に立ち寄り湯できる時間があればとナビが教える道を進んでいったら、湯沢方面への看板があった交差点で、変に大回り道するとなっておかしいなと感じつつ少し走っていったら峠道らしいところに、一部に砂利道があるという案内看板も、ハテ?さらに変なと思いつつ進んだらこれがヒドイ道となってきて、すれ違いできない細いクネクネの昇り道が続いていく、砂利道は一部どころか半分以上も荒れたデコボコ道、引き返すにも切り返す場所もないという悪路に本当に行けるのかと、女房は死にたくないというぐらいの道をただひたすらに。

 これまでナビは距離優先にしない限りこんな細いそれも悪路は教えないと思っていたのに、でもこんな道だから対向車など来ないのは幸いでした、そしてやっと頂上を過ぎて山形側から秋田県に入ったらいい道となって一安心に、降りて行ったら鬼首というのには驚いた、いったん鳴子温泉まで戻っていく道を教えてくれたら逆にもっと早く来られたろうにと、後の祭りでしたな。このあとは本来ナビが教える道に戻ったことになって鷹の湯温泉へと。

            鷹の湯手前で

            鷹の湯手前で

 ということで泥湯は翌日に立寄り湯することにして宿に入ることに。本日の宿は秋田県南部にある秘湯を守る会の鷹の湯温泉でこれが初めて、まさに一軒家の秘湯というのにふさわしい宿、前々から次に泊まる肘折温泉で一緒になった客からこちら経由でという話を聞いていて、川筋のいい温泉だと聞いていたものだから。宿の主人に峠道のことを話したら、花立峠という峠道で地元の人も特に山形側はまず通らないと、ご苦労さまでした驚かれてしまった。

 宿は古い木造で川沿いに奥に延々と続く造り、川沿いには湯けむりを上げる源泉があって、ロケーションが抜群の鄙びた秘湯の一軒宿で、まさにこの時期は紅葉と川とが目の前いっぱいに眺められる。温泉では内風呂には混浴が基本の大浴槽があって女性専用時間帯を設けられ、その隣には小さな浴槽もあって24時間男女別にどちらかが使える。別に建物最奥の場所には男女別の半露天風呂が、そして敷地最奥の川沿いには常時混浴の野天風呂と、それぞれ楽しんでくださいという、温泉がメインの宿となっていた。東北の古くからの宿はどこも混浴だけだったから、これだけあとから作ったのは立派なもの、客室も洗面とトイレが増設されていてウォシュレットとなっているからまったく問題ありません。

            鷹の湯温泉の玄関棟

               客室

     川側の庭から写した宿のパノラマ

            

                     源泉、79℃とか

            宿泊棟

            客室から川側を

            敷地の奥から下流方向を、白い煙は源泉から

                   敷地の上流方向を、堰による滝が

 大浴場は午後4時から6時までが女性専用時間、これなら女性も文句ないでしょうな、僕は夕食時間まではかなり余裕があるからと内湯で洗ってからは露天と野天をハシゴ、詳細の温泉成分分析書の掲示は無かったが、昔ながらの手書表示看板があって、泉質は中性の弱食塩泉で無色透明なキレイな湯、リウマチにも効能とあったから硫酸塩も含んでいると思うけど。あとで入った大浴場にはいくつかの木造の浴槽があって、温めが一つ、ほかはやや熱めで一つは立ち湯となる深い浴槽もあったが長湯はできません。僕はぬるい方が好みだから外気で湯温が低めになった野天などのほうがいい、宿泊客はほとんどが老人ばかりだったからかどこも空いていてノンビリと、女房に聞いたら女性専用時間の大浴場だけが賑わっただけだったみたい。

               宿のパンフレットから

               手書きの温泉分析書

            上に見えるのが半露天風呂

            半露天からの眺め

 野天風呂は常時混浴でほぼ男性オンリーという話であったがやはり、この旅行中は暖かくて寒さを感じず、露天や野天で長湯するのは最高とそれぞれにずいぶん浸かっていたが、思いのほか入ってきた客は少なくてほかには3人だけが、これなら浴衣をそばに置いて入っていたら人がやってくるのも分かるからまず大丈夫、誰もいない時を見計らって女性もジャンジャン入っちゃいましょう。早朝などは僕一人だったから。

            野天からの眺め

            野天風呂

                野天の着替え場所には虫さんも、山あいの宿では虫さんとも仲良くしないと

                     足湯も、朝は目の前に日差しが当たって紅葉が輝く

 食事は玄関棟に続く和室の食事処であったが椅子席となっていて女房は座式じゃなくてよかったと、料理は地元野菜を多く使った家庭料理風が多くて健康的なもの、刺身もイワナで海のものは無しという潔さが好ましい、少しずつでもこれだけあると我々の年になると最後のご飯までここでも届きません。

            夕食膳

 以下の料理の写真はピント合わせのセットボタンがどういうわけか動いていて、ピンボケしていてよく写っていません、食事の最後になって気がついたが後の祭りに。

           

                 きりたんぽ鍋               野菜の天ぷら          冷酒は両関

               

                       イワナ                  おすまし

                      デザート

 朝食も野菜料理がいくつか、はじめての海のものは紅鮭、でもこれは陸のものでもあるんで許容範囲、東北でいつも感心するのは塩鮭の選び方、どこでも小型ながらおいしい焼鮭が出てきますね。それと鍋が野菜スープとか、優しい味でこれは帰ってから我が家でも作ることになりました、一度作れば3日間ほど食卓に、これに美味しいソーセージや干し貝などを加えると味の奥行きが出てきますよ。食後にはロビーでコーヒーのセルフサービスがあって、宿の主人とオシャベリも、建物は古めかしいけれどいい雰囲気を感じさせる宿でした、また来年も来たいものです。 

              朝食膳

          

              野菜スープ              ご飯と味噌汁            セルフでコーヒー           


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