あんまり早く着いても何処もやっていないからと、それと午後からは雨の予報で外の観光は具合が悪いし、それに加茂荘の花菖蒲や可睡斎の百合もまだだとホームページにあったこともあって、遠州ぐらいだと8時半とゆっくりの出発でいつものコースから適当な場所を見つくろって回ろうかということで出掛ける。
連休あとの日曜日で天気予報も芳しくないから東名高速は空いていて、途中日本平で休憩しただけで菊川ICで降りてまずはナビを旧大東町役場にセットして、そのすぐ近くにある遠州東地区のJA遠州夢咲がやっているミナクル市大城店という直売所に最初に車を停める。ここはやはり農産物が主体ではあるが、花苗などは園芸ものだけでなく山野草類も少しばかり置いているから時間があれば立寄るのだが、とにかく安くて都会のDIYなどの半値だと思えばいい。このJAのブランド牛だという遠州夢咲牛は内閣総理大臣賞も受賞したというが、予約販売だけということだ。こちらで横浜と軽井沢用をいくつか買って、浜松方面に向かいながらこのあといくつかの場所に道草しながら走ることになる。
JA遠州夢咲のミナクル市は目立たない施設 中央に切花、窓側に鉢物が並ぶがこんなに多く
次には海岸線を走るR150に向かったら今まで無かったと思う風力発電が見えてきて、つい最近に浜岡原発が菅首相の要望で運転停止したばかりなのに手回しよくこちらに切り替えていたのかと、そんなことはないよね。
突然に風力発電風車が
西に向かってしばらく走れば大須賀物産センターのサンサンファームにも途中下車して、さっきのミナクル市では無かったものを追加購入、それとここで売っているトムトムという小ぶりトマトは美味しいのだ。ほかにもこの地域の名産品が揃っているからオススメのものはいくつかあるのだが、今回は間に合っていると女房が言うから植物類だけ買って、そろそろ昼時となってこんなもので切り上げ。
サンサンファーム
このイチゴはジャム用なのかな メロンは一番高いのは3000円とあった
昼はこのあたりだとやはり、どんどこ浅羽のカントリーレストラン陽だまりにということになる。12時ちょっと過ぎに入ったらちょっとだけ待たされ、日曜日はさすがに盛況ですなとご同慶の至り、メニューは休日ランチはバイキングのみとなっている。このレストランそのものがグリ-ンツーリズムで表彰されたという賞状が飾ってあるように、料理内容は地場野菜を中心にした和洋中取り混ぜた健康志向のものであるが、何せバイキングとなると食い意地が張ってしまって逆に具合が悪いことになってしまいそう。一番の自慢はここで作っている豆腐で、それを使った料理がいくつかある。ほかには龍の瞳という大粒で食味がいいと人気投票で全国一位となった新品種のご飯があるから、コシヒカリや菜飯などとお釜で並んでいるけどこちらから是非食べておこう。僕は特にここのオリジナルだというカレーが、かなりにスパイスが利いていて好きだ。ということで今晩もご馳走が腹いっぱいになるまで出てくるだろうからと、やや控えめにほとんどの種類を少しずつ取ってきて、お代わりは止めにした。女房も控えたと言ってる割にはデザートは団子まで食べて、そりゃぁ食べ過ぎで今晩は苦しむことになるぞ。そのデザート類の中にはこの一帯で特産のクラウンメロンがあって、こればっかりは出てきたら皆さんが列を作って皿に盛る、数回お代わりするのは普通みたいで人気だねぇ。今回初めてだったのはかき氷があったこと、これはバイキングでは珍しいと僕はミルクで食べてみたが、これから夏場には愉快な企画だね。
どんどこあさばのレストランと直売所 レストラン陽だまり入口から内部を
グリーンツーリズム大賞 休日ランチメニュー 人気ブランド米の龍の瞳
僕のチョイス
女房のデザートその1 メロンは3回とってきた
女房のデザートその2 かき氷
こちらにも直売所があって自慢の豆腐なども買えるが、帰るのが明日になるからこれはダメ、次回は回り方を変えて二日目にこちらにすればいいかな。ここで買ったのは安くてもかなり美味しい森町産の棒茶と抹茶入りの新茶で、500gで1050円というお値打ち価格、昨年末のものがちょうど無くなったところだったので、これを買うのも目的の一つだったのですよ。
ミラクル市で買った大城地区のお茶と遠州森街のお茶
陽だまりを出てきたら心配した雨が降ってきて、これだと室内で見物できる浜松楽器博物館に行こうということに。事前には加茂荘の花菖蒲や可睡斎の百合園などの開花状況も調べてはいたが、今年は花が遅れているようでまだ走りの状態らしいしで、花は明日のバラだけでいいじゃないかと思ってもいたから。それと遠州森町方面も今回はここで新茶が買えちゃったからもういいかと。
アクトシティの中にある浜松楽器博物館が入る建物 休日には1時間ごとにイベントが
浅羽から浜松中心部のアクトシティ浜松(冒頭写真はその中の中心となる高層建物のアクトタワーである)にある楽器博物館までは1時間もかからなくて、地下の駐車場に止めたのは2時ちょっと過ぎ、これだと2時間ぐらいは見物できることとなった。もう3回目になるのだが、説明イヤホンガイドはいくつかだけをピックアップしたものだが、世界各国のあらゆる楽器の展示それぞれに設置されている個別イヤホーンの演奏音を聞いていたら時間がいくらあっても足りないから、何度来ても面白いのだ。これだけ内容があって400円というのは安い、浜松市は太っ腹だねぇ。これで平日は訪問客がまばらなのは惜しいが、この日は日曜日でかなりの客が入っていたけれど、若い人が少ないのは気になるね。特に週末休日は1時間ごとにイベントがあるから、それらも途中で聞くとなるとさらに時間が過ぎてしまう。ここはまだまだ訪ねたい博物館、特に休日の古い楽器の生演奏やアジア・アフリカの原始楽器の演奏音をTV画面の様子も見ながら聞いて回ると実に飽きないねぇ。できれば和楽器コーナーもTV画面を活用して舞楽、能舞台、歌舞伎場面、民俗芸能などとともに紹介したらいいのにね。
地下の展示室
古いチェンバロの生演奏 ペーパー楽譜による自動演奏ピアノ実演
地下の一部
鍵盤楽器展示室
ガムラン楽器
邦楽楽器
今回も面白かったと楽器博物館をあとにして、浜名湖は弁天島にある本日の宿まではR-1で30分ほど、ちょうど干潮時で浅瀬の砂地が現れていてこの時期は潮干狩りシーズンだから南側の一般開放場所はまだ大勢の客が残っている。宿はその反対側の北側の海岸線沿いにあって、こちらの砂地はそこで海苔養殖している漁師が専用でアサリを採る場所だそうで、この宿の料理にも供されるということだ。
干潮時の弁天島北側