ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

ここ二ヶ月に飲んだワインから

2022-04-21 08:45:00 | グルメ・酒・ワイン

 今回は8種類のワインについて僕の独断のコメントを、味については個人差があるはずであくまでも僕の好みからということですが、ヴィンテージ違いの1本を除いていずれもこれまでに書いていないもので格安ワインはありませんかね、普段飲みの安ワインはこれまでに書いたものばかりなので含めておりません、前回に続いて地下ピットから出してきた20年ほど古いヴィンテージものが多くなっています。

①グレコ・ディ・トゥーフォ 1999

 地下ピットから出してきた1999年もので僕には珍しくも白ワイン、昔のことで買った理由や値段は忘れているがネットで新しいビンテージものが2000円代、コルクを抜いたら先端一部が裂けてしまったが何とか全部が抜けた、色はかなり黄色味を帯びていて心配したがまだシッカリとした味わいで、長い熟成からくるものか白ワインなのに赤ワインみたいなコクが感じられる、僕は普段は白は飲まないがこれはスッキリとは別物でこのコクある風味は僕の好みに合っている、二日目はやや大人しくなった感じで一日目のほうが勝っていたような、白はこういう傾向があるのでしょうか。

                               

②インフェルノ 2000

 昔によくワイン会に参加したアドリア・インターナショナルで5000円ぐらいだったと記憶する、2本買っていてちょっと前に飲んだ瓶はコルクがかなり傷んでいてピークが過ぎていたが、今度はコルクはまだシッカリしていて、ワインそのものもまだ健全さを失っていない、いい熟成でシッカリ味ながらまろやかさがあり、さらにその中に複雑な要素が加わって奥行きもある、二日目も大きく変わらず風味がもっと広がった感じ、やはり高級ワインは格が違うと実感、こういうワインはワインセラーでちゃんと保管すればもっと良化するのかも、日本の地下ピットぐらいじゃバラツキが出るんでしょうね。

                             

③ファットーリア カバノン クォーディヴィーノ ボッテ ヌーメロ ディ チョット 2000

 これも現役時代にアドリア・インターナショナルで購入したものだが値段は忘れた、22年も経ているのでコルクの先端がカビだらけみたいな、慎重に抜栓したら壊れながらも何とか抜けた、そのため味が劣化していないか心配したが飲んでみたらまだ健全、まず熟成から来る深みのある華やかな香りが静かに鼻に来る、味の方も丸やかな中に複雑な要素が加わっていて実に美味しいなと、インフェルノよりも柔らかい味わいです、二日目は更に柔らかくなってきていて少しだけ大人しめになったかな、さらに三日目にも伸ばしてみたら逆に濃くなったような、これは不思議でその日の僕の体調によるものかな、でも美味しいことに変わりはない、調べたら前のローマ法王も飲んでいたとか、高級ワインであることは確かですね。

                              

④センシィ コヴェルナート 2019

 イタリアはトスカーナのワインでコストコで1698円であったが、ネットで調べたらその倍以上の値段みたいなので1本だけ買ってみた、とにかく瓶が重たいので期待して、それが飲んでみた最初の感想は思いのほか味は軽めで瓶の重さには似つかわしくないなぁと、コストコが輸入しているとあってこのお値段は多くを比べての評価だろうが僕はもう少し安くしてもいいのではと、時間が経ったら多少は濃い目の味とはなってきたが瓶とアルコール度14.5%の立派さには負けている、二日目も2019年ものなのでそれ以上には良化せず、僕はコストコでは1000以下でもこれより好きなワインがいくつかあります。

                            

⑤ムーヴィール・デュ・ヴァルトロー 1999 ムーラン・デュ・シフル

 これも地下ピットでの忘れ物のような1本でフランスはラングドック地方のワイン、購入した店と値段の記憶はない、1999年と古いもののコルクはまだ健在な方でちゃんと抜けた、開けてすぐに熟成からくる香りが鼻に来た、味の方も良く熟成しているという風味が勝っていてヘタリ感はない、コルク同様に中身もまだ健全でフランスワインでは久しぶりに地味なというマイナス面から解放された気分、濃い味わいの中にいろいろな要素が潜む厚みと深さが感じられる、二日目も変わらなかったのはこれだけの熟成期間があったからかな、華やかで秀逸というわけではないがシミジミと美味しいなというフランスワインでした。

                                

⑥カーサ・ヴィニロニア 2020

 貰い物ですがネットでは1500円前後か、プーリア産なのにアパッシメントとあって陰干しブドウを使っているので産地と製法からどちらからも期待できそうと、金賞ラベル付きというのはあまりあてにはならないものの、飲んでみたら濃厚なプーリア産らしい味わいは僕の好みに合致する、アパッシメントなのでアルコール度も14.5%と非常に高いこともあって甘めにも感じるが、かなりの濃い目にしては飲みやすいワインです、ただ複雑な要素や深みはないので飲み進むと単調に感じるかも、二日目はより濃いめになってザラツキ感がが出てきた、僕は雑味が無かった一日目の方がいいかな。

                             

⑦メルセアリオ・ティント 2019 アウガレヴァータ

 青かびチーズに合う自然はワインということで息子夫婦が持ってきたスペインワイン、ネットで調べたら3000円代で売るサイトがあった、この時には5人で5本も空けて飲んだうちの一つで酔っぱらっていて印象は薄かったが、ややクセがあるものの濃い目の味わいだったような、これ以外のワインがお気に入りのものだったのでこんな記憶しか残っていなかった、冒頭写真はその時の食卓ですがメイン料理はまだ出てきていません、若いのは良く食べますなぁ。

                             

⑧トゥルッリ プリミティーヴォ 2020

 ネットで購入は割引があって6本4965円でかなりお得に、この前に飲んで美味しかった2019年から2020年ものになっていた、飲んでの第一印象は全体の味わいの感じは同じではあるが2019年ものよりやや軽めかなと、開けてからしばらくしたらやや厚みが出てきたので多くを二日目に残してみたら、かなり2019年に近づいてきた、これだけ美味しいワインが三桁値段とは驚き、格安ワンコインよりは上クラスとはいえ1000円クラスの安ワインでは秀逸でオススメ。

                             


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