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この日の宿の鳥海温泉遊楽里は公共の宿で泊まるのは3回目、温海温泉の定宿だった桂屋が廃業してしまったので昨年からは続けてこの時期に。施設自体は文化ホールや展示ホールも併設しているだけでなく、お隣の日帰り温泉施設のあぽん西浜も共用施設になっていて、宿よりもそちらの温泉施設のほうがいろいろな趣向の風呂があるのと、源泉の露天風呂がいいからと三日目はここにしたんだけど、それ以上に安いからねぇ。ちょうど外層を全面的に補修工事中で足場が架かっていて、事前に了解連絡はあったけれど、そのためには夕食にワンアルコールドリンクやフリーソフトドリンクなどがサービスとなっていた。
鳥海温泉遊楽里
1Fフロア案内図
奥の方からあぽん西浜方面を
あぽん西浜
客室階廊下から夕刻の鳥海山を足場の間に見る
客室
この日も早目に宿に入ってまずは温泉へとあぽん西浜に、1Fの専用通路を使って行けるようになっていて宿泊者は無料である。泉質は海の傍だからやはりナトリウム・塩化物泉で、泉温が38.2℃だからやや加温しているはず。あぽん西浜の大浴槽にはジェットの寝湯があってこれが人気みたい、宿にはないサウナと源泉掛け流しという露天風呂もあって、いろいろな風呂に入ってゆっくりとできるのがいい。特に露天風呂は大きくはないけれどやや色が濃くて石油を含むらしく臭いもあって確かに源泉だと分かる、早朝から営業するので朝一番で入ればまだ湯温が低めで長湯できるのでぬる湯好きの僕の好むところ、明朝が楽しみですねぇ。この日の露天風呂でも地元の人達が話している言葉は全く聞き取れません、山形も最北部まで来ると方言は都会者にはキツイですなぁ。
温泉成分表
夕食は舟盛などは特別注文しないでごく普通のプランにしたのは、三日目もご馳走攻めだったらゲンナリだったかもで正解でしたかと。見た目はきれいな膳で、月替わりらしいお品書きもあって演出はしているがどれも少しずつで、全体ボリュームは適度というものだったので釜飯まで食べきれましたよ。この中ではフグの唐揚が一番美味しかったかな。
夕食膳
お品書き
サービスの白ワインと注文した冷酒
ふぐの唐揚 漬物とふぐ唐揚用薬味
茶碗蒸し これだけはお品書きのおひたしとは違って
旬魚の二種盛り 旬魚の切り身焼き
釜飯は二杯分ある
お吸い物から味噌汁に変更みたい
季節のフルーツ
翌朝も6時からオープンのあぽん西浜での朝風呂から、女房が女性の方はガラガラだっと言うがオカアチャンの朝は忙しいということか、でもオヤジ達は勝手なものでと男風呂のほうは早朝から結構な賑わいであったが、土地の人はぬる湯は苦手らしく露天に入ってもすぐ出て内湯に行ってしまうので、外では僕だけがほぼ一人だけでゆっくりと長湯しちゃうことに。以前は朝の低めの時は微細な泡が体についてきたが、今回はそこまでとはいかなかったけれど、成分表には遊離二酸化炭素が85.4mgとあるから条件さえ合えばということでしょうか。
最終日は下り坂天気というが早朝はまだ鳥海山が見えた
白鳥が餌場に向かって飛んでいくのでしょう
最上階のレストランから夜は見えなかった日本海が、手前は漁港のようです
この宿でも正しい日本の朝食で僕は夕食以上に好ましいかも、ご飯とお粥の両方を食べてもおかずは余るほど、というのはフリードリンクとサラダバイキングに納豆や焼海苔や漬物もフリーとなっていることもあって、さらにここでは毎回朝にイカ刺しが付きます、塩鮭も美味しかったですよ。今回もどの宿の朝食も美味しくて、夜に腹一杯でもシッカリ食べてしまって昼抜きにしたが、最後は特に昨夜が控えめだったからなおさらであったかと、これなら今日は昼も食べられそうですよ。
朝食膳
最後はグレープフルーツジュースとコーヒーで