ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

旧HPからの移行版***遠州で干芋、常滑で陶器、こりゃ変な取り合せ 1/5 2011.12.22(金)~24(日)

2013-02-20 17:05:49 | 旅日記

 ここのところ数年は、冬場は雪を避けてということで北には向かわず西の方面に旅行するのが恒例となっていて、年に一回は遠州の干芋なぞを仕入れて、さらに足を伸ばして六古窯の一つ常滑あたりで陶器を漁るという旅を飽きずに続けている。今年も前もって電話で種類も指定した干芋を注文しておいていざ出陣ということに。

 朝6時頃に出発、東名高速は8時ちょうどに日本坂トンネルPAで蕎麦の朝食をとっての休憩だけで、そのまま大井川を渡って暫くで菊川ICで降りて一般道に出る。遠州灘方向に南南西に進み、吉岡弥生記念館(東京女子医大創業者)、高天神城跡(武田信玄が徳川側の先方砦として攻略した)、開運の土井酒造場などの近くを通り過ぎ、大東町役場近く海側の畑の中にある田中商店へまず到着。

 この店は元は酒屋だったものが、元気の良いお母ちゃんが干芋製造販売を始めて当ったらしく、僕は三越で販売していたラベルでここを知ったのです。それまでも毎年磐田の台地の方の農家で仕入れていたのだが、こちらの方が値段は高いものの品物がよかったので乗り換えてしまいましたよ。ここで1kg真空パックを角棒型、平切型、丸のままなど3種類20kg以上買って、次は150号を少し西に行った大須賀町にあるサンサンファームなる地場物産の直売所に廻る。冒頭写真はこれから切って干す前の段階の大きい芋を積んである光景である。

                  

                          田中商店で芋を干しているところと原料となる通常と違う種類の芋

                          サンサンファーム<まだ左奥に増築が無い頃>

                  

                       名産品の組合せセットなども              イチゴとトマトも名産地で 

 実はここの開店時間に合せて家を出てきたんで、農産物だけじゃなくいくつか面白い産品が買えるのです。ここの奥の施設で製造し11月から売り出されるよこすかしろなる砂糖、地元栽培のサトウキビの絞り汁を煮詰めて作ったもので、お値段はやや張るけれど、煮物などに普通の砂糖にちょっぴり加えてやると味のコクがぐっと増すこと請合い。次はここで品種改良したというトムトムという少し小振りのトマト、糖度が格段に高く値段もそれなりながら、それとよく似たもっと安いものでもトマトがこんなに甘いのと認識を改めさせられますよ。このトマトを原料にしたアサバソースは隣の浅羽町(浅羽町の名鉄パディ内にあるどんどこあさばという地場産直売コーナーの前田さんちのトマト150円/個は甘いことこの上ない、またそこで直接加工の豆腐や提携の福田港マルトミ水産のシラスなども扱っていて、<レストランも出来たので>時間があれば足を延ばしてみ良いかも)で製造しているのだがここでも売っていますよ。味噌、醤油も昔ながらの製造法を守る糀屋と栄屋醤油醸造があって、特に後者が作る3年2回仕込の甘露醤油は味わいの強いもので、よこすかしろと合せて煮物に使ったらどんなことになるか、一度試してみなくちゃいけませんね。その他に砂地畑特有の落花生に山芋やエビ芋などもここの名産、またここから磐田にかけて生産される温室マスクメロンは日本一の品質で3500円/ケで販売というのは安いんじゃないですかね。あとは干芋を始めとする地元産品の加工品や手作り菓子類などから、近在の産品では浜松の浜納豆や掛川の葛湯、遠州灘の海産物や天然塩、それに農家直売野菜(園芸苗花も)もあって結構拘りの食材が手に入ると思いますよ。

 それに今回はあとに旅行が続くので立寄らなかったけれど、さらに西の福田漁港には鮮魚直売所福田水産が一つあって、かなりの種類の鮮魚が割安で手に入るはずだし、周辺はシラス干の製造直売所がいくつかあってどんどこ浅羽でも扱っているマルトミ水産が有名なんだろうね。

                          福田水産<魚屋 福水と改名>

                          店内に生簀も

 で袋井あたりから高速に乗れば速く名古屋に着けるのだが、前回日曜で買えなかったこれもちょっとしたほかに無い味の味噌煎餅を買って行こうと、浜松は千歳町に昔からある井口堂<店主は高齢だったから残念ながら閉店>に寄り道とは、我ながらまあ余計なことをするもんですねぇ。でもここの煎餅は浜松では昔からの人なら知らない人がいないぐらいに有名で、柔らかい丸いままのものと硬めの二つ折りしたものとがあって、僕は柔らかい方が好きだったけれど懐かしい味なんですよ。

                                  井口堂

 浜松西ICから岡崎ICまでは東名で、そして1号線で豊明に入って右折、三崎町高鴨にあるジャンジーノで昼食にこのシーズンのお薦めメニューにあるカキのエスカルゴ風のグラタンを食べようと立寄る。泊りの旅行では宿は和食なので昼はなるべく洋食にするようにしているから、今日もこれに海の幸パスタとマルゲリータピザを注文する。ここは以前豊田ICから昼頃通りがかり偶然見つけた店で、女房はカキ料理が好きでこのエスカルゴ風を真似て家でも時に作るようになったのだが、オリジナルはニンニクとスパイスがより効いていて旨い、我家はもう少し勉強する必要がありますねぇ。

                           ジャンジーノ

 この辺りで昼を食べてから西に向かえば次の目的地の有松まではそんなには掛からないからということもあって、こういう店を見つけておくと何か嬉しいオマケがあったみたいでいいよね。


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