ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

代々木公園の骨董市を冷やかしながら何十年ぶりの明治神宮に

2014-01-08 12:07:49 | その他

 5日の日曜日は実に寒い日であったが、それでも物好きに代々木公園けやき通りで今年最初に開催中という骨董市に、というのもこの骨董市は東京フォーラムの大江戸骨董市が主催者で、そちらは施設工事のために3月までは休会とか、さらにこれと対抗するように出店数が多い富岡八幡宮のほうは正月の参拝客のために開催しないはず、その分こちらに業者が集まっているかもと、そのあとは松の内期間中に明治神宮にもう何十年ぶりかで参拝して御朱印をもらおうかと、日曜日ながらもう5日となればそんなには混みあっていないだろうと予想して。

 朝は10時頃に家を出て渋谷からは歩いて11時前には会場まで到着、こういう寒い日で吹き曝しの場所でというのは最悪の日よりで出展者は所々が歯抜けで、思いのほか少ないようであったが、業者の一人に聞いたら当初は平日でなかなか賑わなかったので日曜開催に最近なったばかりとか、昨年からここでやるようになったのは知ってはいたが、まだ大賑わいにと定着はしていないようですね。

 それでもそこそこには人出があってスキ者は寒さも苦にせずにやってくるもんだと、見たところ和と洋は半分ぐらいずつで、渋谷側には昔からの骨董業者たちが、原宿側はフリーマーケット風に地べたにシート敷きでこじんまりという新規出店者らしきがとなっていたようだ。そんな中で定年後に始めたらしい人で、チベットやエチオピアやインドネシアなどの奇妙な民芸工芸品や宗教関連美術を並べていた店だけは興味を惹かれた、何でも単身でそういう土地を旅して買い求めて来るんだそうで、言葉は何とかなるというのにはバイタリティーがありますなと感心してしまった。

                   渋谷からの入口

                         面白い値札は話題作りにですかね

                   原宿からの入口

 結局僕が買ったのはやはり安い民芸品ぐらいで、100円均一で売られていた土鈴で干支の動物ものだけを選び出して、こういうのは飾るのに場所をとらないし、その年ごとに楽しめることになるからね、それに新品よりもはるかに安いですよ。

                         土鈴5個

 骨董市を渋谷側から原宿側に見て回れば昼時となったが、その前に明治神宮の参拝まで済ませておこうと原宿駅前からの南参道に、大昔に二度ほど来たことがあるはずだが思いのほか御社殿までの道のり(冒頭写真も)が長かったんですねぇ、これだと伊勢神宮と比べてもどうなんでしょう。日曜日だからかなりの参拝客がいるものの順調には流れてはいたが、さすがに南神門前の正面まできたらその前では規制があって50mほどの待ち行列が、でも3回ほどの順番で境内に入れて無事参拝までは15分ほどであったか、そのあとの御朱印も待つ行列は無くてスンナリと、ここの料金は通常は300円なのに500円と高めになっていましたが。

                    一の鳥居から参道に

                    二の鳥居で直角に曲がる

                    更に曲がってからの南神門前で規制中

                    御社殿前に

 実際の参拝時間よりも参道を歩く時間が長く掛ってしまって表に出てきたのは1時半近く、運動のためと言うことも有ったからまた渋谷まで歩くことにしたら、線路沿いには適当な店が無くてそんなに食べる気も起らない、正月太り解消にちょうどいいとそのまま我家に帰ってきてしまった。かくてこの日の万歩計は13000歩越え、どのくらい脂肪分が減ったでしょうかね。

 

<追記>

 以上を書いてアップしたあとに読売の夕刊を読んでいたら「昭憲皇太后実録 今春公刊へ」という見出しの記事があって、宮内庁がまとめた公式記録だそうで、明治天皇と昭憲皇太后を祀る明治神宮が没後100年の記念事業として準備を進めているとか、そういえば参拝時に見掛けた宝物殿の展示案内パネルには昭憲皇太后百年祭記念「輝かしき明治の文化」を開催中とあった。

 明治神宮自体もそうなるともうじきに100年となると調べたら大正9年の創建とあって、この神宮の森も全国から献木された10万本ほどで出来た人工林というのは前々から聞き知ってはいたが、これらの木々もそうは大きくはない段階で植えられたとすればいずれも100年ちょっとという樹齢でしょうか。日本の気候であれば一世紀100年であんな鬱蒼とした森になるんだと、その位の先を見据えて残すものを考えるというのは大切なことですな。僕は右翼でも神道信者でもじゃないけど、今やこれだけの大都会の中の自然にもなってくれた神宮の森は、キッカケが何であれ素晴らしいものを造って残してくれたと思いますね。

                                   

 木の話としてもう一つ、在来の木造建築の土台から柱や梁に使う構造部材の杉は樹齢60年以上のものを使わないといけないと言われている、それ以下のものでは耐久性に問題があるからで、特に土台に使うものはそれ以上の樹齢や産地も考えるという。この60年というのは、人間でも古来50年というのに近いほぼ一世代分というのも何か意味がありそうじゃないですかね。


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