ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

浜名湖に一泊して、食い意地に徹したような旅となった 第二日目(最終)

2011-06-03 17:14:54 | 旅日記

 9時前にチェックアウトして車で10分もかからない浜名湖ガーデンパークにやってきたら、8時半に駐車場入口が開門とあって、あとは場内無料だから自由にどうぞという、これも浜松の太っ腹だと感心しちゃうことになる。冒頭写真は南北水路に二つ架かるうちの北エボ橋へ、ここを渡れば花博会場だった公園内となる。

 広大な駐車場も平日で天気予報も芳しくないから広々した運動場状態、それに続く緑地広場では犬の散歩で犬を走らせている人も、朝早く来て遊ばせればパーク内に入らなくても愛犬家には嬉しい場所だね。場内もリードを付ければ犬連れでいいようだが、案内地図には一部に禁止区域も設けられているとあった。広い公園だから全体を歩くとかなりの距離になるが、一番のお目当ては花の美術館で最奥まで歩かないといけないし、花博の目玉だったモネの庭はそのまた奥にあるから見逃さないようにしないといけない。

       駐車場すぐの緑地広場
  昨年もこの時期に来てバラが盛りだったが、今年はやや遅れていてツルバラはまだこれからというのが多い、でも花の美術館の前庭は色とりどりのバラが咲き、あたり一面に芳香を漂わせている。その奥のモネの庭には睡蓮が咲き始めていて、花博当時の姿を維持している。今は特にこの部分を中心に手入れしているようだが、百花園などは多年草が中心だし、各国の庭なども見苦しくならない程度にはメンテナンスしているようだ。広々した公園内には大小の花壇があるし、場所場所に置かれたツリー状植え込みにも花が植えられ、ちょうどこの時期は花壇は春から夏への植え替え時期であった。その作業はプロの庭師の元でボランティアが大勢でやっていて、これだから入園無料でも維持できているんだと、皆さんありがとう。

       運河には連絡船が

   

                    バラの花壇                       花博で展示のジュラシックツリーが今も

        中央水路

            花の博物館

            花の博物館前庭の花の庭

       花の博物館中央バラアーケード
  途中で天気予報より早く雨が降り始めてやや強かったものの、30分ほどで気にならないぐらいの小降りになって、園内は水路の両側を一周するように回れば約2時間弱、改めてこれが無料というのは物凄く得した気分になってしまう。前日まで男子ゴルフトーナメントを開催していたゴルフ場はこのすぐ隣にあるはず、昨日の決勝最終日にはギャラリーの歓声が聞こえただろうね。

             水の庭(花博モネの庭)
  浜松中心部方面に戻る途中ではうなぎパイファクトリーにも立寄ろうかと、その近くにはイオンモールという大型ショッピングセンターがあるというのでそちらにもちょっとだけ寄り道。
  というのは陶芸教室で一緒の人が僕が浜松出身だと知って、ご近所さんからインスタントラーメンで浜松から西でしか売っていない金ちゃんラーメンが美味しいと聞いたが本当ですかと、そんな最近のものは知らなんだものねぇ。それで実際に浜松で売っているのか大きいスーパーならあるだろうと物好きにも探してみたのだ。ありましたよ、金ちゃんヌードルというカップ麺が、塩味と醤油味の2種類で、徳島のメーカーのものということだ。帰って食べてみたら麺はインスタントだからそれなりではあるが、スープはコクがあってカップ麺にしては上等と言っていいでしょう。塩と醤油では醤油のほうがやや柔かな味になっているかな。

    

                   金ちゃんヌードル                           石松の肉ぎょうざ
  ほかには最近浜松餃子が評判になっているが、浜北の有名店の石松の餃子があって、その肉餃子というのを買ってきたみた。これも帰ってから開けてみたら10個パックの容器に9個しか入っていないのには???。ツラツラ思うにもう一つの野菜餃子と同じ値段だったか、らあちらは10個でこちらは肉の値段分で1個少ないのだろうと納得。食べての感想は、中国スタイルの皮がシッカリとは違って日本式、宇都宮餃子よりもさらに柔らかい感じの皮で、それを付いていた甘めのタレで食べると不思議な味わい、悪くはないがこういうのは店でだったらもっと美味しく食べられるんだろうね。
  そのあとは工場団地の中にある春華堂の有名お土産菓子の工場であるうなぎパイファクトリーに、案内看板に従ってすぐに到着。最近は観光コースにもなっているようで観光バスも1台停まっていた。見学そのものは自由にどうぞと、製品作りの流れに沿って2階に誘導され、俯瞰した工場内を見ながら一周する短いコースで1階の売店に降りてくるというもので、写真撮影はお断りだと。見学者へのお土産は小さなうなぎパイ1枚ずつとミニ見本を吊り下げた携帯ストラップ1個で、これは脱税摘発されるほど儲けている割にはささやかじゃないですかね。パイは持参中に折れてもいいから大きいのにしましょうよ。でも小さいのが不満なら売店の試食を沢山食べればいいか。

   

      うなぎパイファクチリー前には巨大見本トラックが                 階段手摺に鰻がいるぞ
  この工場の目の前には落花生の工場直売という看板を目立つように掲げる店があって、うなぎパイ見学者をこちらにもどうぞと誘っている。こちらも確かに安いから買っておいて損はないと思う、浜松も海岸近くは砂地だから落花生の生産も多いはずだ。でも落花生以外の珍味もいくつもあって種類が多いから、女房は何がいいかと選ぶのに迷っていた。思いもかけず変なものまで買っちゃったなぁ。

   

           らっか家井田の工場併設の売店                   うなぎパイと豆菓子類を
  昼は浜松駅近くにある鰻の八百徳は月曜は休みだし、手っ取り早いのがいいとまたも調理師学校が生徒の訓練として運営しているレストランのプティ・カザリスに、近くのコインパーキングの最後の1台に滑り込んで入れた。今回も中華料理の週で、1時少し前だったのでサラリーマン達は帰っていて席にすんなり座れたが、AB二つあるメニューの内容が多いBはもう終わっていて、安い方のAだけとなっていた。Aランチは坦々麺と中華風炊込ご飯に漬物と杏仁豆腐が付くという内容。坦々麺のスープは真面目に辛いし、ご飯の海老風味もいいのだが、炊込ご飯は大量に作ってお櫃にいれているからだろうけどオジヤ風になっていて、これはもう一工夫しなくちゃね。でも杏仁豆腐は中華街の既製品を扱う店なんぞよりもネットリ柔かで美味しいですよ。帰りがけには、ここはパンなども安いからと明日の朝食用にと買っておいた。

          角地にプティ・カザリスが

         

              週替わりメニュー予定                      本日のランチ

          Aランチ
  あとは東名で焼津で途中下車して海産物と日本酒を買おうということに、約1時間ほどでまずは焼津市内のスーパー田子重に2時半過ぎに到着。早速にも小川港の鮮魚コーナーを見たら、大きなアオリイカとキンメダイだけしか残っていない。これはさすがに高いし、帰ってから二人だけでは食べきれないし、調理も面倒だからと諦めた。手頃なものは売切れちゃったようだね。

          田子重で、中央は石川産
  それではと近くの新港地区にある焼津ツナコープにも回ってみたら、雨の月曜日は客が見えなくて閑散としたもの、そのせいか近海カツオの半身が330円なんて大安売りには、舞阪の朝採れほどではないにしてもまずまずだろうと買っておく。念のため近海とはどこぐらいまでかと聞いたら、御前崎から銚子沖までなんだそうだから、やはり前日水揚げということだろうね。他には冷凍の生サクラエビやお買い得という二人でちょうどいい小さめの冷凍ミナミマグロの柵、釜上シラス、冷凍のカツオのタタキなどを買込む。

   

             うみえーる焼津とツナコープ                        ツナコープでの買い物
  そのあとはいつも日本酒を買う仲野酒店にも立寄って、磯自慢と初亀の本醸造を買い込む。年末には品切れが続き、新年になっても出荷が少ない人気の磯自慢もこの時期ならこちらの店に来れば普通に手に入る。昨年の年末は静岡のヤマザキまで回って手に入れたものねぇ。

                 この2銘柄は旨いです
  最後は焼津さかなセンターの川直のなまり節だけははずせないと、休日だったら鮭の燻製も出来立てがあるのだけど平日は真空パックもので、これはなまり節でも同じでやや硬くなっているからお薦めしない。試食でなまり節とタマネギをゴマドレッシングとマヨネーズを混ぜたものに和えたものを出されたが、これはいい塩加減となって美味しく立派なおかずになる。そのままを解してチビチビ食べながら日本酒というのは、飲み過ぎになっちゃうから今度はこちらでいこう。ここでも震災の影響か、雨の平日だからか買い物客が少なくて、こんなに閑散とした場内を見たことのは初めて。前を通り過ぎる我々にどの店からも声が掛かるのが、ウルサイというより逆に寂しく感じてしまったぞ。それにしてもここでは近海カツオが半身1000円と、観光客値段ではいけません。

   

         焼津さかなセンター内は閑散と                     川直のなまり節出来立て
  かくして午後3時半となって、この日はヘルパーさんが老人用の夕食を作る時間まで居れないというから、晩御飯の時間前には我が家に帰らなくてはと焼津ICから高速に乗ってノンストップ一気に走って5時半前には家に帰り付く。夕飯は買ってきたばかりのカツオの刺身や浜松餃子で、両方ともまずまずということで酒が進むねぇ。明日からは植木鉢花壇の植え替えをしなくっちゃね。しかしカツオの半身をあらかた食べちゃって、これならアオリイカも平らげられたかも、でも両方というのは無理だったよね。

             新鮮カツオの雌節は皮つきで

 かくして女房は確実に体重が増えただろうが、僕の方はこれが不思議と変化はないんだよね。


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