この旅行パックではいくつかの温泉宿から選べるようになっていたが、知っていたのは杉乃井ホテルぐらいで、そちらはあまりにも巨大だし夕食がバイキングとなっていたので、もっとこじんまりしていて夕食がバイキングじゃない宿で、温泉地別府の市街地なら周りに温泉関連のいろいろがあるかと、また海が眺められる屋上露店風呂というのでホテルエールという宿を選んだ。名前がカタカナ系なのがちょっとばかりは気にはなっていたんだけど。
到着した宿は温泉風情どころか周りは都市化していて、近くにはデパートやショッピングセンターなどもあって完全に普通の市街地、周囲には廃業も含めて数軒の温泉宿があるようだがこれが別府温泉なのと、ホテルもやはりビジネスホテルに毛が生えたような、ただ客室が格安ビジネスホテルよりは広いぐらいが違いだったかな。温泉も内風呂は最上階で露天は屋上と分かれていて不便、屋上からは大分市方面を別府湾越しに眺められるのはいいが、浴槽は小さくてみんながかち合ったら芋洗いになりそう。泉質は含重曹弱食塩泉というからナトリウム・塩化物炭酸水素塩泉でこれも普通、別府温泉には全部で12種類の泉質が決められているうちの11種類があるというが、別府八湯というように場所場所で離れているんですね、これは二日目に高速ICがある山側に走っていったら、いくつかの湯けむりらしきを見て分かりましたが。
宿から別府湾を望む
反対側にはテレビ塔も
客室
温泉分析書
食事は狭いスペースのフロントの隣にあるレストランで、これも温泉宿に泊まった気分ではありません、給仕にはアジア系の外国人の若者でカタコトなのも要領を得ない、肝心の夕食の中身はいわゆる定食という感じでトレイに乗せられてテーブルにドンと、これなら外国人アルバイトでもやれるよね。その内容ではまた出たぁとメインのボリューム皿が昼も食べたばかりのとり天、あとで知ったがこのホテルでは定番メニューの郷土料理セットということで、ほかにもだんご汁とりゅうきゅうという魚刺身のづけの組合せということだ。遅昼だったのと、とり天はいずれもボリュームがあって半分ほどでギブアップ、団子汁というのもすいとんみたいで団子がツルリとしただけのような、沖縄風を真似たというりゅうきゅうというヅケの刺身だけは出し味が加わってまずまず、これだと量を食べられなくてもバイキングのほうがよかったかも、食事無しが選べたら外の居酒屋などで食べることにしたほうがよかったな。
味噌汁に見えるのがだんご汁、黒い四角の鉢がりゅうきゅう
冷酒は地酒ではあるが1合瓶だけ、ビーにも大分造りのラベルがあったが工場があるのかな
食後はコーヒーとアイスクリームが
朝食は早めの7時からとなっていたので一番乗りで、バイキング形式であったが小さ目のレストランながら品数はかなり多くていろいろ選べます、僕は朝はシッカリ食べるほうで女房には食べ過ぎといわれるがこの日も、昼は抜かしてもいいぐらい食べちゃいます。
味噌汁とスープの両方を
食後はフルーツヨーグルトとコーヒーを
さて二泊目の夕食をどう変えているかと、前日に別料理を食べていた人がいたからそれじゃないかなと、やはり郷土料理の和食からその洋食のステーキセットに変わっておりました、これも定番メニューなんですね、三連泊したらどうするんでしょうか、エレベーター内のメニューポスターには2種類しかなかったような、まぁここに三連泊する人は稀有でしょうけど。
洋風となって
パンかご飯を選べる
食後のアイスが抹茶に変わる
バイキングの朝食の内容は昨日とほぼ同じでしたがスープがオニオンからコーンに変わっていました、僕は昨日食べた中では焼鯖が美味しかったので二切れにして、さらに別府湾沿いなんだからとシラス干しも多くして、卵は温泉別府らしく温泉卵が二日とも、牛乳だけは九重が近いからか美味しかったですが。
前日と同様に
今回は初めてとなる観光地がほとんどだったのでどちらかというと温泉は付け足しみたいとなった感じ、昼を目いっぱい動き回って忙しかったから宿ではただ食べて寝てぐらいでこのホテルでもよかったのかも、こういう旅なら格安ビジネスホテルでも問題なさそう、次は福岡辺りを根城にするのもいいかなと。それとこのくらい動き回るとなると、往復の飛行場と毎日泊まる宿は変えることができて、レンタカーもそのように対応するパック旅行を販売してもらうといいですね。