ちょいボケじじいの旅・酒・エーとそれとね

毎晩酒を愛で古き日本と温泉を愛す、少し物忘れも出始めた爺が、旅日記やコレクション自慢などと、時々の興味のままを綴る。

今年の鴨川棚田倶楽部説明会は勝浦ビッグ雛まつり期間内にあって 2012.3.3(土) 3/3

2012-03-11 16:50:21 | 旅日記

 勝浦からはR297でアクアライン方面に戻ることになるからと、途中に勝浦つるんつるん温泉なる千葉では珍しい源泉掛け流しの湯があるというので、ここに立寄り湯するのも予定に入れていたのだ。その温泉は勝浦の松野というところで右手に入るとナビが教えるのだが、街道筋からの入口を示す場所には道が見つからなくて、先の信号まで大回りしてから見つけた案内看板にはこんな道に行くのかというような田圃の中の農道みたいな細道となっているではないか。ナビが教えた手前の入口場所は変なゲート風のものがあって、まさかそこが入って行く道路だとは見えなかったと後で分かった。

 そんな道を心配しながら少し走ったら安心させるようにまた看板があって、その先間もなくで黄色い建物(冒頭写真)が現れて、周りのオートキャンプ場も経営している温泉旅館の内湯が日帰り客も受け入れている施設であった。土曜日の2時過ぎの館内では休憩室となっている大広間は老人たちで大賑わい、それも我々よりかなり年配らしくて老人クラブの様相を呈している。廊下にはガスではあるが釜戸炊き風の羽釜がデンと鎮座させてあって、食事もどうぞということらしい。ビッグひな祭りに合わせてここでも玄関や大広間などに段飾りを並べているのはご愛嬌。800円也の入浴料を払って風呂にいったら、これが小さい浴槽で我家の3倍ぐらいで大人数は無理だろうという浴槽、後で知ったが女性用はこちらより大き目の円形浴槽だけだったそうだが、男風呂は外側がサンルーム風になっていてもう一つ小さな風呂があるから多少は露天風の雰囲気を味わえる。そんな様子は宿のパンフレットにあったから下に。

                        勝浦つるんつるん温泉パンフレットより

 風呂は小さい代わりに泉質のほうは不思議なぐらいツルンとした肌触りの湯で、含重層食塩水と書いてあったように冷鉱泉ではあるがこれはかなり濃いめの温泉だと、色も首都圏独特の黒湯をもっと黒くした色でトロミがある。特筆ものは洗い場の蛇口からの洗い湯も源泉をそのまま使っていることで、かなり湧出量が豊富らしいこと、その色もやはり黒ずんでいて一瞬汚れているのか錯覚するぐらい、石鹸を使った後に流してもまだ石鹸が残っているように肌がツルツル、ヌルッとするのには温泉名そのままだ。着替え場にあった手書きの泉質表示にもPH8.2とあってアルカリ度が高いのと、メタケイ酸含有量が多いのとが合わさってツルンツルンとした湯になっているのだろう。何でも日本の名湯百選に千葉県で唯一選ばれたとか、女房が風呂で一緒だった地元の人に千葉の温泉でオススメはと訊いたらここと七里川温泉がいいという返事だったそうだが、千葉で本格的な温泉はあまり無いからここは貴重だね。この3月18日にはフジテレビで朝8時半からこの温泉が紹介されるという宣伝ビラも貼ってあった。狭いのと老人クラブみたいなのを気にしなければ千葉では珍しいぐらいにいい泉質の湯で、出てからもかなりポカポカと熱が引かずで着替え前にシッカリ涼む必要もあった。

                                手書きの成分表示が微笑ましい

 この日の予定は端折りながらもなんとか全てこなして3時ちょっと過ぎに帰り道に、ナビでは距離優先で設定して一般道を使ってアクアライン金田ICまで、やや車は多かったものの川崎市街までは順調にきたのに最後はさすがに渋滞もあって、家に到着したのは5時半を過ぎてしまった。今回は道中で花は特に意識しなかったが、寒さが厳しかったからこれまではもう終わりの時期だったスイセンは今年はこの時が盛りのようであった。しかし房総の花を楽しもうというのなら今回我々が走ったコースとは別ルートにしないとダメですよ。

 帰って早速にも僕がイカの刺身とアジのタタキを作って、女房はおでんは前日から作ってあったからアスパラの中華風蟹アンと菜の花辛し和えとハマグリのお吸物だけを用意して、これに買ってきたおぼろ豆腐と房総太巻き祭り寿司を加えて7時から4人で夕食。ワインは赤はイタリアはロンバルディア産の極旨ワインのインフェルノとチリの安白ワインのポルタ/ソーヴィニヨン・ブラン、日本酒は天狗舞で。

 嫁は雛祭り絵柄の太巻きはマーッと声をあげてやはり初めて見ると言って、ビックリ顔で写真を撮っていた。さらに食べ始めて最初に一口だけ入れた豆腐には、クリーミーなのに味があって美味しいと。それはよかったねでも我家で料理したものも美味しいよと、ハマグリお吸物は国産じゃなくてもいい味が出ている、アスパラの蟹も安い練物のまがい物だけど美味しくできているんじゃないかと、刺身は裁いていても新鮮さが分かったから旨いはずだ。食事は魚料理がほとんどだったから白ワインと日本酒がというのが普通だろうが、僕は何にでも赤ワインで気にしないで食事できるから付き合ってちょうだいなと。特に今回の赤のインフェルノは朝に家を出る前に栓を空けておいたから物凄く華やかな味になっていて、熟成したシッカリ味にまろやかさもバッチリで秀逸であった。若い二人もよう食べてくれて、これだけ喜んで平らげてくれたらと女房もニコニコ、できればこういうのは毎週でもいいね。

                      アジのタタキとイカ刺し

                             この太巻きはお見事

                      上記以外は各自にこれだけ

                                   右の赤ワインはかなりのもの、実に旨かった

 若夫婦には今回買ってきた食料品を分けてやって、食べるだけじゃなく別の奮闘努力を頼むぞとは言わなかったけどガンバレよ。


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